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2023年|ミニマリストが買ってよかったモノ〜後編〜

2023年は色々なモノと真剣に向き合い、手放し、吟味した一年だった。
ほぼ毎日料理をするわたしにとって、キッチン道具は仕事道具と言っても過言ではない。サラリーマンで言うスーツや革靴だ。
なにより、厳選したお気に入りの道具で料理していると気分が上がる。

今回は以前お送りした雑貨・コスメ編の続きで、キッチン道具たちを紹介する。

厳選!お気に入りの道具5選

1) ダイソーのスポンジホルダーUKIUKI mini

以前使っていたスポンジホルダーはステンレス製だった。掃除を全くしていなかったせいか、油汚れと水切りの悪さでヌルヌルしてしまった。ホルダーに触れているスポンジの面積が、多いからなのだろう。スポンジを月一で交換しても、衛生面が心配だった。
そんな悩みを解決してくれたのがUKIUKI miniだ。スポンジを浮かせて収納してくれるので、水切りがきちんとできる。直径が約3.5cmとかなりミニマムで、食器洗い中にホルダーが邪魔にならない。小さいから油汚れが溜まる心配がなく、家事ストレスが減った。

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2) 開化堂の茶筒

5年前から「実家を出たら、絶対に買う」と決めていた茶筒だ。
京都にある老舗の茶筒専門店で、職人さんがひとつひとつ手作業で作っている。天皇陛下に献上されるほどの名茶筒だ。
先日京都へ行く機会があり、購入した。
お茶は一度開封すると空気に触れて酸化が進む。しかし、この茶筒は二重構造になっていて機密性が高い。つまり、お茶の酸化スピードを緩めることができる。元静岡県民ということもあり、お茶にうるさいわたしには、もってこいの茶筒なのだ。
素材は銅、ブリキ、真鍮の3種類で、店頭で5年、10年、30年とそれぞれの経年変化を見せてくれた。時間の経過とともに色合いや表面の質感が変わってくる。傷ついたり、へこんだりした場合は、職人さんが直してくれる。生涯をかけて育てる茶筒だ。
我が家に迎え入れたのは真鍮で、10年使うと味のある風合いになるそう。これから、どんな歴史が刻まれていくのか楽しみだ。

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3) 須浪亨商店の鍋敷き

幼少期から二十歳まで畳の部屋で育ったからか、イグサの匂いを嗅ぐと心が落ち着く。
こちらも茶筒と同様に職人さんがひとつひとつ手作業でイグサを編んで作っている。しかも、たった一人で。
大手キッチン道具のセレクトショップでイグサの鍋敷きをよく目にするが、須浪亨商店の鍋敷きの美しさは桁違いだ。網目が均一。形が正円。あまりの美しさに一目惚れした。
食卓をにぎやかにしてくれるのはもちろん、使い込んでいくうちに茶色へと変わっていく。

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4) Cutipolのカトラリー

2年前から気になっていたCutipolのカトラリー、GOAシリーズだ。ネットでは偽物も流通しているようで、店頭で購入した。
美しい見た目もさることながら、料理をいただく所作まで美しく見えるように設計されている。一般的なスプーンやフォークと違い重心が下にあるので、料理を口へ運ぶ動きがより丁寧になる。
スプーンが大きめなので、調理時に分量を測り、そのまま食事にも使えて便利だ。柄が長いので、長細いコップに入った飲み物を混ぜる際にも重宝する。

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5) TODAY’S SPECIALのマグネットクリップ

マグネットとクリップが一体型になっているスチール製のシンプルな道具だ。我が家では食器拭きのふきんをクリップで挟み、冷蔵庫横にぶら下げている。
ふきんかけは磁石のタイプが多いうえに、個人的にイマイチなデザインのモノが多かった。
このマグネットクリップは主張が強くなく、派手すぎない。ちょうど良いバランスで、気に入っている。
クリップ部分がドーナツ型で穴が空いているので、輪にひもを通してぶら下げることだってできる。

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番外編!おすすめ道具

1) KINTOのブリューワーコーヒースタンド

こちらは夫のモノなので番外編として紹介する。
夫は毎週末、必ずコーヒーを入れる。お気に入りのコーヒーウェアでコーヒーを入れる所作は、なんとも美しい。
KINTOのスタンドは、ピッチャーのサイズに合わせて高さを調節できる。木と真鍮でできていて、使えば使うほど風合いが増していく。
夫の誕生日にプレゼントしたスタンドだ。お気に入りなのか、使わない時は部屋に飾っている。

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まとめ

ミニマリストになって気づいたのは、大量消費・大量生産される道具よりも時間をかけて手に馴染ませ、育てていく道具の方が自分に合っているということだ。
お気に入りの道具たちに囲まれて生活する日々は、心を豊かにしてくれる。
これからもモノたちと丁寧に対話して、選りすぐりの道具たちを揃えていきたいと思っている。


最後に

今年も記事を読んでくださり、ありがとうございました。
来年はデザインの自主制作と転職活動に力を入れるため、更新頻度を落とそうと思います。
そんな中でも日々感じたことを綴っていきますので、また読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、よい年をお迎えください。


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