コロナは地球の「うちなる薬師」かも?

先週、ちょっと頭痛と情緒不安定気味(泣く)+お腹も調子悪いというよくある浄化現象に見舞われまして(笑)、結構辛かったんですけど色んなものに助けられたおかげで随分回復してきております。あー、また感情ため込んじゃってたのかなー、とか思いながらじっとしてたんですが、回復途上である本(詩集)を読んで、かなり心が癒されたので紹介したいと思います。
預言者 カリール ジブラン (著), 佐久間 彪 (著)』
という本です。以前に買ってあった本なのですが、また美しい言葉に触れたいなぁと思って久しぶりに手に取ってみたんですよね。

この詩集は、この世を去ろうとするある賢者に対して、世間の人々が「○○についてお話しください」と教えを乞い、それに答えるような形で展開する散文詩で、美しい珠玉の言葉にあふれていて感動するんですよね。「愛について」や「労働について」など、様々なテーマについて語られるのですが、私はこの時症状に苦しんでいたので「苦しみについて」というところをちゃんと読もうと思って読みました。感動した一部分を引用してみたいと思います。

 苦しみの多くは自ら選んだもの。
 それは、あなたがた自身のなかの、うちなる薬師(くすし)が、病んでいる自分を癒そうとして盛った苦い苦い一服。
 それゆえに、この薬師を信じなさい。そしてその薬を沈黙と静穏のうちに飲みほしなさい。
 なぜなら、その手がどんなに耐えがたく厳しくても、「見えない方(かた)」の優しい手で導かれているのですから。

苦しい時に読んだら泣けますよ…。苦しいことはなるべく避けたいとか、ない方が良いと思ってしまうんですが、体調不良に限らず苦しみというのは人生そのものの病んだ部分を癒そうとする優しい導きなのだととらえることで、前向きに乗り越えることができるんじゃないかなと改めて感じました。私も人生の方向転換には必ず体調不良がついてまわりますし、「うちなる薬師」に導かれながら色々と気づきを得て、ここまできたのだなと思う節もかなりあります。辛い思いしないと本気で自分と向き合わないものですしね。「病気はありがたいサイン」みたいな思想は耳タコだったんですが、同じようなことでもこういった高尚で美しい言葉に触れると、より心に響くものがあります。

少し前の、発酵食品を尊び、「ウイルス殺せ!」と大合唱?という記事で、ある本を取り上げて、こんなことを書きました。

この本の著者は、これまでの「菌やウイルスに感染して症状が出る」という常識はむしろ逆で、「ストレスから起きたネガティブな反応を修復するために、菌やウイルスなどの微生物が活躍してくれるのだ」という説を唱えています。

これをカリール・ジブラン風に言うと、「菌やウイルスは身体のうちなる薬師である」ということになるかもしれません。

マクロコスモスとミクロコスモスの思想で考えると、「あれ、地球にとっての「うちなる薬師」って実はコロナだったりして…」という考えが浮かびました(笑)。今回のコロナ騒動で人間の経済活動が縮小した結果、環境がきれいになり、自然が一番喜んでいるのではないか、という言説を目にしたことがあります。3年前の記事になりますが(時が経つのはや~)、「雇用のための過剰生産現象」を感じる今日この頃 という記事で、働いて賃金を得て生計を立てることを社会の前提とするために、環境を破壊・汚染し、過剰に生産し続けなければならない資本主義のしくみに疑問を呈したことがあります。経済活動を優先するあまり、生物多様性を含めた環境を犠牲にしてきた結果、地球の苦しみを癒すべく現れた「うちなる薬師」がコロナ「ウイルス」だったのではないかと…、そんなことを考えたりしていました。

もっと言うと、このコロナ騒動は人間の狂った働き方(奴隷・搾取・過労etc)についても「うちなる薬師」的に働くかもしれません。何事も行き過ぎて病んでくると、優しい導き手が病んだ部分を癒そうと働きかけてくれるものなのだと思います。コロナ騒動は悪魔的支配層が意図的に仕組んだものとみる見方もありますし、私もそのように考える一方で、それでも大きな宇宙の流れに沿わないことは起きないとも思うので、起きることは起こるべくして起きるものなのだなと実感しています。これからこの病んだ地球や人間社会をどのように癒して元気にしていくかということを一人ひとりが考えるきっかけを与えることが、このコロナ騒動の大いなる目的なのかもしれません。

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