発酵食品を尊び、「ウイルス殺せ!」と大合唱?

コロナ騒動はいつまで続くのでしょうね。これまでのコロナ関連記事は新型コロナウイルス騒動を考察し、気づきを得るマガジンにまとめてますのでそちらをご覧くださいませ。私は家に一人の時などはテレビをつけないんですが、家族がつけるので仕方なく流していると、ニュース番組や情報番組ではナントカの一つ覚えみたいに手を洗え・消毒・マスクしろ・間隔開けろだのそればっかりで、テレビってつくづく洗脳装置だなと実感しています。テレビCMもアルコール除菌だの除菌洗剤だの…菌を殺せ!の大合唱で(これはコロナ前からだけど)、「菌=悪」という洗脳がすみずみまで浸透していることを感じます。

一方で、「発酵食品は身体にいいから積極的に食べよう!」という言説も根強く、「日本人の”菌観”ってどーなってるの…」と思ったりもします。身体に良いとされる乳酸菌を摂ろうと言う割には、手指は念入りに消毒…。除菌=是と信じ込み、手洗い後に菌が残っていることに嫌悪を抱く人々。多くの人はそこに矛盾は感じないのかもしれませんが、私ははたと立ち止まってしまいます。「私たちは菌や微生物の何を知っているのだろうか」と。

菌や微生物などに関する本をこれまでに色々読んできたのですが、読めば読むほど「人間って菌や微生物のこと、ほぼ何もわかってないに等しいんじゃないか」と思うようになってきました。今や私はこの身体を(コロナ太りで増えた肉をつまみつつ)「菌や微生物の集合体」と考えるようになりました。菌と共に生きる。むしろ菌がなかったら生きられない私なのです。菌に身体を守ってもらっている、菌に生かされている…そういう謙虚さを失ってはいけないと思うのですよ。

なぜこんなに菌の肩を持つかと言うと、「ウイルスに感染して感染症になる」という誰もが当たり前に信じている観念を疑い始めて、色々調べていたからなんですね。調べるといろいろ見つかるもので、そうでないと言っている本が家にあったんですね。『なぜ私は病気なのか?―アドバンス・クリアリング・エナジェティクスで病気の原因を解明する(リチャード・フルック (著), 采尾 英理 (翻訳))』という本なのですが、ここに『第9章 バクテリア、ウイルス、真菌―邪悪な殺人鬼?善意の治療者?』という章がありまして、ここには常識を疑うようなことが書いてあります。この本の著者は、これまでの「菌やウイルスに感染して症状が出る」という常識はむしろ逆で、「ストレスから起きたネガティブな反応を修復するために、菌やウイルスなどの微生物が活躍してくれるのだ」という説を唱えています。菌やウイルスが身体を治そうとして活動するから、発熱などの炎症が起きているということなんですね。その直接的な原因となるのはストレスやショックなのだということです。

にわかには信じられない話ではないでしょうか。もしこれが本当だとすると、現在コロナ騒動で人々に多大なストレスがかかっていますが、この騒動が終息した頃にたくさん”症状が出る人”(感染者ではない)が出る可能性があります。このコロナ騒動というストレスが病気を生み出す直接の原因となっているように見えていて、ストレス→修復となる段階でウイルスが身体を治そうと活動し始めるため、症状がある状態で検査をするとこの(身体を治そうとしている)ウイルスが陽性と出る、のようなストーリーがあり得るのではないかと考えています。この本を読んで、「ウイルスに感染→症状」ではなく、「ストレス→身体にダメージ→修復のため菌やウイルスが活動」という可能性もあるように思うようになりました。

ある種の菌が身体に有害であることもこの本では認めているのですが、基本的には菌や微生物は私たちの身体に対して有用に働くもののようです。本当はこの章すべてを抜き出して読んでもらいたいくらいなのですがそれはできないので、この本についてもしばらく紹介する記事を書くかもしれません。他にも『腸と脳――体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか エムラン・メイヤー (著), 高橋洋 (翻訳)』 という本も読みつつあるのですが、微生物が脳や免疫系とコミュニケーションをとる話などが載っていて、先の話と合わせて考えると面白そうだなと思って勉強中です。菌やウイルスを悪者にして殺してしまうツケは、あとあと(体内の菌やウイルスが減って修復できないという形で)やってくるのかもしれません。彼らに嫌われないためにも、日々体内の菌やウイルスたちに謙虚な姿勢で感謝しながら過ごす、コロナ自粛下の昼下がりでございました。

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