見出し画像

ミライの村について

今月2本目の動画であげたことを文字でも。

1.なぜミライの村は価値を掲げていないのか


例えば
・農業を推進して、自給率を上げていきます。
・お金は共同で稼いで共同で管理します。
・環境負荷の少ないくらしをしていきます。
・共同の住む場所を作ります。

などと、「価値」を掲げてしまうと、

・農業を全く経験したことがありませんという人や農業はあまり興味がないという人が入りにくい。
・お金をみんなで管理するのに抵抗がある人や家を共同で使うことに抵抗がある人が住みにくい。
・毎日車に乗っているけれど、そんな私には参加する資格はないのかな。

と躊躇する人もいるのではないでしょうか。

人、特に日本人はそうかもしれないですが、ある価値の元に集まりたい、つながりたいというように見えます。
高齢の方は高齢の方同士で、子どもは子ども同士で、お母さんはお母さん同士で。障がいのある人は障がいのある人同士で。
教師は教師同士で、経営者は経営者同士で、採食志向の人は採食志向同士で、〇〇教の人は〇〇教の人同士で、〇〇推しの人は〇〇推しの人同士で。

そういったつながりがあることが生きがいにつながる人がいることも分かりますが、
私はそういった男女の壁、人種の壁、出身地の壁、年齢の壁、価値観の壁をこえて、
様々な人がかかわったときに生まれる時間と場所にこそ、これからの時代の可能性を感じています。

だからこそ、ある価値こそ至高のものだと打ち立てることはしていません。
そういった明確な何かが人を惹き付ける材料になることは分かりますが、
そういったものを打ち立てない方向でミライの村のカタチを参加する皆さんで共同創造していきます。

2.ミライの村の日常の風景


ミライの村は村人みんながチームです。

人には得意なこともあれば苦手なことがあります。
好きなこともあれば嫌いなこともあります。

例えば自然とかかわって暮らしていきたいと思った時に、今までであれば
田舎に移住して、苦手だけど自治会に参加して人と知り合い、折々の会合で人とつながり、
農業の講座に通って農業の技術を習得し、田畑が軌道にのれば販路を開拓するため営業をし…と、
努力して成し遂げていくみたいなイメージが従来はあったし、今も部分的にはあるし、取り上げられる。

これからは、
田舎の人間関係苦手ならそれは私がやるから田んぼ畑一緒にやろうよと言う人がいたり、
農業全くやったことなくても大丈夫だよ。全部教えるよという人がいたり、
営業だったらSNSでできるやん。私動画とSNSで紹介しておくよという人がいたり。

他にも、
子育てって本当大変っていうときに、子育てめっちゃ好きやねん。まかして。という人がいたり、
町に買い物行くけど、一緒に車乗ってく?という人がいたり、
親の介護がってなったときに、私介護の制度詳しいで。何でも聞いてという人がいたり。
こういう世界もあっていいと思う。

人に迷惑かけたらあかんとかいうけど、生きていて迷惑かけてない人なんていないと思うし、
この地球上、一人で努力して成し遂げられたことなんて、一つもないと思います。
それなら最初から何でも一人でやろうという前提をやめて、みんなで一緒に生きていきましょうよ。

誰かがピンチのときは助け合いましょう。
特段何もないときも、心地よい距離でかかわりあいましょう。
チャンスがやってきたときは応援しあいましょう。
1人よりも何人もでタッグを組んで、
でも、従来のような足を引っ張り合ったり、縛り合ったりするのではない関係性、空気感。
そんなイメージ。

3.かかわりの濃度


ミライの村へのかかわりの濃度も人それぞれ多様であっていいと思っている。

先月の動画でミライの村への移住の話をチラとした。
もちろん近くに住んで、一緒に味噌作ろうか、豆腐作ろうか。
醤油きらしたから醤油ちょっと貸してくれへん?
移住された方とはこういった距離の人がいてもいいと思う。

また、イベントのときだけ参加して、竹細工教えるよ教えてよという関係があってもいいし、
料理教えるよ教えてよという関係があってもいいし、釣りに行くけど船乗せるで乗せてよっていう関係があってもいい。

さらに、リアルな村の中に住んでいなくてもよくて、
うっすら全国から参加してもらって、
なるほど、こういう村づくりもあるのかと思いながら投稿を読んでいただけるのも嬉しいし、
あたたかくコメントを下さるというかかわりをしていただける方がいらっしゃったらそれも嬉しい。

4.フィンランド視察のクラウドファンディング


妻が6月中旬にスタート予定のクラウドファンディング。

ミライの村を創る以上は「ミライ」を感じ、カタチにしていきたい。
であれば、私が日ごろ目にしているもの、出会っている人、知っていること、現実、
こういったものの範囲を超えたものに触れて、感じて、想像を膨らませたり、新たに形創ったりということが必要になる。

実際に未来に行くことはできないけれど、狭い日本だけでなく、世界の現実・流れを肌で感じて知覚を広げることが必要だと思っている。

その1つ目の国が北欧はフィンランド。そして、片道3時間で行けるエストニアにも足を運ぼうと思っている。

濃いかかわりを望む方はもちろん、あたたかく見守っている方々も、
ミライの村づくりの第一歩としてのフィンランド視察成功のために、
クラウドファンディングへのご支援ご協力お願いいたします。


Facebookグループでリアルタイム活動報告してます。
里山暮らし大好き【ミライの村づくり】 | Facebook

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?