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古い本を読み返すと見えてくる

また読み返しの本のコト。
今回は、『リーダーシップの旅』。

リーダーシップの旅は「リード・ザ・セルフ」(自らをリードする)を起点とし、「リード・ザ・ピープル」(人々をリードする)、さらには「リード・ザ・ソサエティ」(社会をリードする)。へと段階を踏んで変化していく。

『リーダーシップの旅』p45

ちょっと言い換えれば、
自分なりのパーパスを持つってことが最初。
パーパスとは、目的意識とか目標というより、
もうちょっと先にある、自分の存在意義みたいなの。

それをみんなと共有できるように言葉にして(言語化)、
共鳴と共感を得て組織が動いていく。

すると、自分の所属する組織が、社会の役に立つようになり、
結果として、社会をリードすることになる。

ということか。

さらに、リーダーシップを学ぶ上で重要なこと。

①行動や発想なら学べる
②学ぶならば、座学より経験を通じて、経験と接合して学ぶのがいい
③しかし、役立つ理論があると信じて
④研究から出た理論と、実践家の持論をもとに
⑤最終的には自分なりの持論をもとうとすることが大切だ

『リーダーシップの旅』p34

理論じゃなくて、自分なりの「持論」を持つこと。
わたしもこれに、毎年取り組んでいる。

リーダーシップはリーダーになろうとしている人。
リーダーになっちゃった人のものではなく、
リーダーになろうがなるまいが、
持ってたほうがいいよ、というもの。

古い本を読み返すと、
書いてないことまで見えてくる。


『リーダーシップの旅 見えないものを見る』 野田智義、金井壽宏 光文社新書 2007年