むらさん(村田信之)|ONE KAMAISHI 3万人でひとつのまちに

岩手県釜石市に移住して4年目!長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大学院公共経営…

むらさん(村田信之)|ONE KAMAISHI 3万人でひとつのまちに

岩手県釜石市に移住して4年目!長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大学院公共経営研究科修了。田原総一朗スタッフ、早稲田大学客員准教授として「たくましい知性を鍛える」(大隈塾)を20年間担当。立教大学兼任講師、京都芸術大学客員教授なども勤めた。現在、釜石市議会議員。

最近の記事

有権者になる入り口としての選挙ワークショップ

衆議院選挙も終盤。 与党が過半数取れるかどうか、なんて分析もあったりする。 選挙ワークショップに参加してきた。 教育支援の地域おこし協力隊のヤマオカくんが提案して、 高校生が何人か。1年生2年生だったので、 来年か再来年には選挙権があるようになる。 ワークショップは選挙シミュレーション。 くじ引きで性別(男性・女性)、世代(若年、中年、高齢)、社会階層(既得権益、新興起業家、労働者)を決めて、それぞれで家族構成を設定する。 架空の人物をつくりあげて、 架空の政党に投票する

    • 「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」

      「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」 釜石まつりで船に乗っていたら、このことわざを思い出した。 アフリカのことわざ。 一人で行動すると、自分のペースでものごとが進められる。 チームとかメンバーとかとの調整も必要なく、 スピーディに仕事ができる。 一方、長期的な目標とか成果を達成するためには、 チームでワークするほうがよい。 一人では限界があることもメンバーと協力することによって、 その壁を超えられ、成長や成功を手に入れることができる。 アフリ

      • まちが踊る釜石まつり

        10月18日(金)から21日(日)までの3日間、 釜石まつりにフル参加した。 地元生まれ育ちの同僚議員たちが釜石の伝統文化を、 子どものころのエピソードを交えて住民の目線で説明してくれるので、とっても勉強になった。 釜石の海側の文化と山側の文化、 製鉄所にまつわる文化。 知らないことだらけだった。 お神輿を前後から守るように、 いろんな地域の団体が伝統舞踊を踊りながらパレードする。 街中が踊りだしているような雰囲気のクライマックスは、 お神輿にのってるご神体が、半島の

        • まちが楽しい釜石まつり

          船に乗って半島の先っぽにある尾崎神社の奥宮にいく。 御霊をお連れして、釜石の港に戻ってくる。 岸壁には街の人たちが鈴なり。 各地域ごとの虎舞が、どんどんどんどんちゃんちゃんちゃんちゃん、 飛び跳ねて迎えてくれる。 尾崎神社の宮司さんは、 「街が踊りだしているようだ」 といっていた。 富来旗(大漁旗)を掲げた船が海から戻る。 お母ちゃんたちが、市場の人たちがうれしそうに迎える。 昔はそんな風景だったんだろうな。 釜石まつり。 街なかにずっと、虎舞と山車が繰り出して、 ど

        有権者になる入り口としての選挙ワークショップ

          「思い込みだね」

          昨日の釜石市議会。 すっと手を挙げるわたし。 「村田信之さん」 議長が指名する。 よいしょと立ち上がって、質問を始めるわたし。 「釜石だけ産婦人科が書いてない。その理由を問う」 みたいに、資料を指さして。 議場がざわつく。職員たちが「え!」という顔をしている。 岩手県立病院の経営計画について担当部署からの説明があり、 質疑応答の部分になったときのこと。 岩手県では、医者が不足している。 日本で一番、医者がいない。 10万人あたりの医者の数でいうと、 全国平均262人のとこ

          スーパームーンとウェルビーイング

          今朝の月は大きくてきれいだった。 まんまるの満月。 「ハンターズムーン」といって、今年一番大きく見えるお月さまだった。 月を眺めながらウォーキングしてて、ラジオから「ウェルビーイング」の話が聞こえてきた。 井桁弘恵の「TOMORROW LABORATORY」で、 ゲストは慶應義塾大学の前野隆司さん。 ウェルビーイングの大家、幸福学の先生だ。 ラジオを聴きながら、前野隆司さんの「幸せの4要素」を心のなかで復習してみた。 「ありがとう!」 つながりと感謝 「やってみよう!」

          子どもたちがラグビーを通じて育っていく

          今年も小学生のタグラグビー大会が開かれる。 釜石は「鉄と魚とラグビーのまち」と自称しているから、 ラグビーが盛んな街だと思われている。 けど、実はそうじゃない。 ラグビーよりも野球のほうが競技人口多い(体感値)、 地元のラグビーチーム「日本製鉄釜石シーウェイブス」も釜石高校ラグビー部もまだまだ伸びしろがたくさんあるチーム。 じゃあなんで「ラグビーのまち」なのかというと。 ラグビーを通じて子どもたちが育っていく街だから。 釜石では、野球をしている男子女子、サッカーをして

          子どもたちがラグビーを通じて育っていく

          足踏み脱穀機はすごかった

          体験で田植えをする人はたくさんいるだろうし、 同じく体験で稲刈りする人もいる。 一年で田植えと稲刈り、両方する人はどれくらいいるんだろうか。 もちろん、手植えして手刈りする田植えと稲刈り。 わたしは友人たちと毎年田植え稲刈りをする。 これも、田植えと稲刈りの両方とも参加する人は半数ぐらい。 無農薬とか有機農法の場合は、田んぼに雑草が生えてくるから、 田植えと稲刈りの間の「草取り」をしなければならないけど、 草取りをする人となると、とても少ない。 しかも草取りは1回では終

          ホントに「遠野線」になったらこうなるのか体験

          13日日曜日、「落石の影響で釜石線が運休」、と聞いた。 宇都宮から新幹線で盛岡を目指していた。 その日は盛岡泊まり。 翌日秋田にいって刈り取った稲を脱穀して、 盛岡に戻って夕方の「快速はまゆり」で釜石に帰るつもりだった。 「落石の影響」っていうから、 そんなにたいしたことないだろう、と思っていた。 ところが、14日になっても釜石ー遠野間で運休が続いている。 ええ! と思って駅の改札の手書きの貼り紙を見たら、 <釜石線内 岩盤崩落 の影響> 「落石」じゃなかったのか。 「

          ホントに「遠野線」になったらこうなるのか体験

          (「完売しました」の張り紙)あら、これ昨日のよ!ありがとう。今日は開店したばかり、いらっしゃいませ!

          釜石からなの? 盛岡には何しに? わたしたちも釜石にはときどき行くのよ。 こないだも、鵜住居のお祭りにお店出したの。 そう、そこにたまご入れてね。 残した具に混ぜないで。 たまご溶いたら茹で汁入れてあげるからちょうだい。 はいどうぞ。 これ、お味噌。お味噌入れたりお塩入れたり、 自分で味付けするの。 チータンタンね、じゃじゃ麺初めてじゃわからないよね。 赤い麺はね、「赤じゃじゃ」っていうの。 うちのオリジナルね。 肴町の本店はもっと赤いの使ってる。 唐辛子を練り込んであ

          (「完売しました」の張り紙)あら、これ昨日のよ!ありがとう。今日は開店したばかり、いらっしゃいませ!

          働く現場のリーダーだからこその「キャプテンシップ」

          キャプテンシップ、ってなに? コーチングの第一人者本間正人さんは、リーダーシップを4つに分ける。 キャプテンシップ(現場のプレイヤー) マネジャーシップ(資源の配分、支援) ディレクターシップ(組織の舵取り) エグゼクティブシップ(Excute=執行) シップ(ship)の語源はシェイプ(shape)。 あり方、形(かたち)のこと。 リーダーとしてのあり方が、リーダーシップ。 キャプテンとしてのあり方が、キャプテンシップ。 昨日は20代のビジネスパーソンのための大隈塾

          働く現場のリーダーだからこその「キャプテンシップ」

          時間はコストではなく資産だ

          ヤマガタデザインの山中大介さんが、 地方都市にとって、 「時間はコストではなく、資産だ」 といっていた。 ヤマガタデザインといえば、「スイデンテラス」。 田んぼの上に浮かんだような木造のホテル。 一度泊まったことがあるが、 地元産の食材を使った食事、 あったかみのある寝室、 サウナあり月を眺めながらお酒が飲めるバーあり、 また行きたい宿泊施設ナンバーワン的なホテルだった。 この10年間で4業種(農業、観光、人材、教育)8事業を展開するヤマガタデザインの山中さんがいう「時間

          先生!わたしの指が折れます!

          子育て支援員研修を受けているが、 基礎研修が終わって昨日は専門研修の「心肺蘇生法」だった。 心肺蘇生法とはごくごく簡単にいうと、 「死にかけている人を生き返らせる」。 演習はこれまで何度かやってきた。 たとえば心臓マッサージ(胸骨圧迫)のトレーニングは、 東京で消防団に所属していたときも、 釜石に来て防災士になるときもやった。 マネキン人形があって、その胸を腕に体重を思いっきりかけてベコベコ押す。 今回それらと違ったのは、使う人形が乳児(赤ちゃん)と幼児。 子育て支援員

          パラレル(並行)からクロスオーバー(立体交差)へ

          いくつか同時に仕事をする「複業」のことを「パラレルキャリア」と呼んでいた。 これはピーター・ドラッカーが名付けたもので、 フルタイムの仕事をしながら、引退後のことを考えて、 副業をしたり、地域ボランティアをしたり、NPOで活動したり。 そもそもこうした悠々自適な生活は、ピーター・ドラッカーがこれを唱えた1980年代、 つまり人生80年世代のことで、 人生100年世代の現在は、引退後のことを考えて複業しているわけじゃない。 いまを充実させるために、そしてその充実を長持ちさせる

          パラレル(並行)からクロスオーバー(立体交差)へ

          馬と人とのウェルビーイングな空間

          街なかからクルマで30分ほどのところに三陸駒舎はある。 馬といっしょの暮らしをしているところだ。 そこに、子どもたちを迎え入れる。 学校に通えなくなったり、 ちょっと成長が遅かったり、 障害があったり。 いろんな子どもたちが毎月のべ200人、 三陸駒舎(さんこま、とか、こましゃ、と呼ばれる)に来て、 馬の世話をしたり馬に乗ったり、、 裏の山で、前の川で遊んでいる。 200人も利用するからでもあるんだろう。 昨日はわたしも迎えに来てもらったが、 スタッフが運転しているクルマ

          炭火で焼いた天然の鮎を食べる

          昨日は「釜石甲子川の天然鮎を食べる会」。 釣り好きなオーナーのフレンチレストランCHEZ MARCOで、 釣り好きな大学職員サイトウさんと二人で釣ってきた、 その釣りっぷりを収めた動画を見ながら、 その鮎を食べる。 10人ぐらいのこじんまりとした食事会。 炭火で焼いた天然の鮎、おいしかった~。 両手でつかんで背中からガブガブ食べる人。 アタマをとって、身をほぐしてするっと骨を抜いて食べる人。 いずれにしてもアタマも尻尾も骨も食べ尽くす。 天然鮎の天ぷら。これはアタマか