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炭火で焼いた天然の鮎を食べる

昨日は「釜石甲子川の天然鮎を食べる会」。

釣り好きなオーナーのフレンチレストランCHEZ MARCOで、
釣り好きな大学職員サイトウさんと二人で釣ってきた、
その釣りっぷりを収めた動画を見ながら、
その鮎を食べる。
10人ぐらいのこじんまりとした食事会。

炭火で焼いた天然の鮎、おいしかった~。

両手でつかんで背中からガブガブ食べる人。
アタマをとって、身をほぐしてするっと骨を抜いて食べる人。
いずれにしてもアタマも尻尾も骨も食べ尽くす。

天然鮎の天ぷら。これはアタマからガブガブ食べる。
尻尾まで食べてフィニッシュ。

手のひらサイズでやわらかく焼き上げた鮎

参加者の一人で料理人のミヤカワさんは
「苔の味がする」
といっていたが、やや味オンチのわたしにはわからなかった。
けど、腹ワタの苦味からの甘み、身のほろほろ、皮の香ばしさ、
ああこれはこれはたまらん。

釜石の街を流れる甲子川(かっしがわ)の鮎は、
岐阜県の「利き鮎会」でグランプリを取ったこともある日本一美味しい鮎。
普段はぼんやり眺めてたけど、こんな美味しい鮎を育てるんだ、と驚いた。

サイトウさんによると、甲子川の鮎が美味し理由は、
・森林の保水能力:上流の広葉樹林のスポンジのような吸収力
・しっかりとした川床:大石、小石が敷き詰められ、砂泥が少ない
・沢からの清冽な水が流入する
・良質な苔を育む栄養分と日光

釣ったばかりの鮎をくんくんすると、
スイカの香りがするそうだ。

プレミアムモルツの生ビールの途中から地酒の浜千鳥にかえて、
すべて釜石のでそろえた。
地産地消の本質は、域内経済。使ったお金が地域外の会社にいかず、
地域内でそうしたお金が循環していること。

東京でこの会みたいなことやったら、
いくらかかるだろうな。
朝の黙読会でこの会の会費をしゃべったら、
みんな驚愕の声を上げていた。

釜石の豊かさに感謝。

ソースもドレッシングも風味づけも地元産
これは刺し身じゃなく生ハム(食べたあとで気がついて驚く)