見出し画像

働くスタートラインにすら立てない

 通っているハローワークの担当の人から、次回までに履歴書と職務履歴書を書いてくるようにと言われた。これがトラウマを抉る作業になってとても恐怖に怯えている。

 ちょうど一年まえに転職活動をしようと試みて、履歴書や職務履歴書を書く作業を行ったのだが過去のことを深ぼれば深ぼるほど頭痛がひどくなりしまいには鬱になった。

 そんな経験もあるからか、この作業が苦痛で仕方がなく締切が近くなったわたしはまた頭痛に苛まれている。これ、甘えだと思う人もいることだろうが本人は嘘をついたり逃げたいわけではなく本気で悩んでいる。

 転職活動を始めるにあたって自分自身の躁鬱とかASDとかの適職を調べたり、履歴書や職務履歴書の書き方を調べたりしているのだが、一年前の悪夢がわたしを襲ってきて耐えきれない苦痛にのまれる。

 先日やっと申請していた精神障害者手帳も手元にやってきて、自分自身が精神障害等級2級に該当することを知って思ったより重症であるという驚きと無理もないわなっていう納得の気持ちになった。そんなわたしが働けるのだろうか。

 障害者枠で働くことを考えているとハローワークの人に伝えたら「あなたは障害に見えないから大丈夫よ」と慰めともフォローともつかないことを言われた。わたしは別に嬉しくなかった。障害に見えないことはわたしが死に物狂いで頑張っているからであって、何もしていない状態の姿ではないのにそんなことを言われてしんどかった。

 収入が一定以上ないと生活できないことはもちろんで、障害者枠だと一般就労に比べて収入が少なくなってしまうのも知っていたけれど、障害に見えないから(そもそも見えない障害なのに)と言う単略的な理由でその枠を決めてしまうのは安易ではないかと思った。

 そんなこんなで今わたしは履歴書と職務履歴書を書くためにパソコンを開いたのだが、こんな自分が働けるはずがないという気持ちを実際に働いてから起きるであろう精神崩壊のことを考えて頭痛がきてしまったので、そんな気持ちをここに記している。

 働けなくなって7ヶ月。周りの友人たちは当たり前のように働いていて働き先の愚痴をこぼす中働けないわたし。働けないことは孤独にもつながるけれど、働き先で孤独になることは目に見えているので、この孤独からは逃れられないのだろう。わたしは普通にフツーに働けている人が羨ましい。働いても精神崩壊しなくって自分を見失わなくって死にたくなって寝込んだりしない人が羨ましい。

 わたしもわたしができる方法で働けるのだろうか。わたしを必要としてくれる人はいるのだろうか。そんなんが見えなくてつらい。わたしは楽になりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?