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【開催レポート】今の様子が全てじゃないよ。

つい先日のこと。

子育てをする女性達を募って
オンラインで顔を合わせながら
子どものこと等についてを打ち明ける会
【オンラインしゃべり場】というものを
開かせてもらった。

このテーマのオンラインの会は私的に初めてで
きっと良い時間になるという自分の勘はあったが
開催までは未知のことでドキドキした。

5人の女性たちの顔が画面に揃った時は
ホッとしたし、よしっ!と腹に力が入った。


今回はあえて
子どもの年齢層を揃えずに参加を募ったこともあり
高校3年生の息子さんのお母さんもいれば
一番小さいお子さんでは
下の子がまだ3歳のお母さんだった。

私はというと
司会進行 、時々コメンテーター的なポジションで
皆さんの悩み、鬱憤、迷い、不安を
インタビューさせてもらいながら
5人の女性たちの話を聴いていた。


✴子育てをしながら仕事をすることの迷い
✴私立の中学へ娘さんが進学することへの葛藤
✴発達障害の性質を抱えた我が子との関わり方
✴登校を渋る娘さんを見守りつつ
揺れ動く自分の気持ちの整理をしている方
✴3歳の息子さんの吃音に胸を痛める方
etc…

子どものいる生活は実に泥臭く
迷い、苛立ち、不安、煩わしさもあれば
愛おしさや罪悪感、同情心といった
自分の中の大きな矛盾する感情と闘う時間だと
私は思う。

参加を希望して下さった5人の女性たちの
そういった葛藤の毎日が
手に取るように想像できたのは
きっと私だけじゃないはず。

子育てをしていたら
家の中の空気感や夫婦間の相似からくるストレスはふと、想像できる。

あの日、私を含めた6人は
ばらばらの場所にいながらも
何か共同体のような同盟感の中で
胸の内を明かしながら
泣いたり、笑ったり、しんみりしたり
時に皆で考えたりしたのだった。


今更ながらだが
今日はその【オンラインしゃべり場】の
開催レポートを綴るつもりで書いている。

参加を躊躇っていたり
残念ながらタイミングが合わなかった人にも
今回のしゃべり場がどのようなものだったか
是非、レポートさせて欲しい。

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まず今回の会では、凄く驚いたことがある。

それは参加者の方が抱える
割と内容の絞られた悩みについて
的確に返答できる経験者の方や
職業的にプロフェッショナルな方が
たまたま参加されていたのだった。

その内容のエキスパートの方からのアドバイスは
他の参加者の方や私も興味深く聴かせてもらい
そこではある意味【運命】みたいなものを感じて
物凄く感動した。 
 

たまたまなようで
たまたまじゃない巡り会わせ。
これを縁といわず何と言う?である。

私は、起きた事の捉え方や深層心理を
アドバイスしたり読み解くのが仕事だが
その角度からでは切り込みにくい案件について
経験者や専門的な職業の方からのアドバイスは
悩む人を一瞬で安心させ笑顔にした。

悩みについて具体的な対応や専門的な知識は
こんなにも人を安心させるのだと
そこにも感動したのだ。


正しい情報を知ることは
健全に生きるために必要なことだと
私も、学びの収穫が沢山あった。

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また、印象深い場面も。

3歳の息子さんの吃音のことを
打ち明けられた若い女性。
彼女の込み上げる涙を見て
多分 あの時みんな、込み上げた。

まんべんなく皆で色んな話しをした後
最後に、高校3年生の息子さんをもつ女性が
息子さんの幼少期~高3に至るまでの
感動の成長ストーリーを話して下さった。

きっとそれは、
小さな息子さんの吃音で悩む女性を励ますため。

「今の状態がずっと続くわけじゃないですよ。
必ず子どもは成長しますから☺️」
「大丈夫です。どう成長するかわかりませんよ~!」

なーんて言われて
言葉にならない暖かさを感じた瞬間だった。

そして、それぞれに
我が子達の幼き頃を振り返りながら
当時の大変さや心配事を一緒に懐かしんだ。


画面越しでも
皆の温度がグッと上がったのを感じるくらい
その日の会のクライマックスは
優しさの熱でムンムンしていた。


その後、皆いい笑顔になって手を振り合い
名残惜しい気持ちで会を閉じたのだった。

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この会を開こうと思ったきっかけは
私も子どもの事で胸を痛め
頭を抱えた2年間の苦しい経験があったからだ。
自分にとって深刻であればある程
自分の身近な取り巻きより
遠い人に話したくなったものだ。



ママ友なんかに悩みを打ち明けると
愚痴大会と不幸自慢で残念な着地をすることが
少なくない。

身内は身内で、心配という名のお節介から
アドバイスというより
更に自信が無くなるような言葉をもらって
自責の気持ちで不安になることがある。

“大事な話は自分を良く知る人にこそ”などと
思い込んでいる人もいるかもしれないが

むしろそんな時は
真っ赤な他人様からの方が
冷静且つ優しい路線で
目が覚めるような視点や欲しかった言葉を
もらえることがある。

こういう赤の他人様との出会いの場は
子どもが大好きなガチャガチャや
神社のおみくじと似ていて
無差別的で、運だめしみたいな感じもあるが
実は完ぺきに計らわれた縁だと思っている。 

だからこそ、
不毛なママ会にはするつもりはなく
子どもの年齢は違えど
それぞれに近い意識を準備して
集まってもらえた今回の会は
お陰様でとても良い時間になったと思っている。



今回、勇気を出して手を挙げて下さった5人の方への
感謝の気持ちと共に

その女性たちを日々刺激する
パートナーや子どもたちが居てくれてこそ
この集いに興味を持ってもらえたと思うと
パートナーの男性陣や子ども達にも感謝したい。

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自分の修行だと思い、我が子の子育てに藻掻くも
誰かに話すと「ソレ、私がほしかったヒントです」
ということになったりして
思いがけず誰かを励ましたり勇気づけられる
そういう経験と人への貢献ができるのが
“子育て”だと思う。

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子育ての悩みを私に相談してこられる人も
最近はかなり増えたこともあり
まだ子育て真っ只中の私自身も
刺激を受けて思うことは色々ある。

そんな、子どもの悩みを聞くたびに
念仏みたいに言いたくなる言葉がある。

それは、
「子どもは親を選んでくる」である。

この事は、随分メジャーになってはきたが
その真髄を理解して
子どもを信じることができている人は
ごく僅かだと思う。
❈私もまだ修行の身


一見、自分には不都合に思えたり
一見、自分には不相応に思えたりする
そんな子どもが自分を選んでいるとは
受け取め難いものがあるかもしれない。

だけど、この世で親子になるという
ただならぬ契りを結んで
自分の魂や前世にゆかりの深い親のもとへ
子どもは生まれている。

そんな風にして人は生まれているのだから
子どもの病気やハンデや性格も
教育資金、進学問題、恋愛、就職、結婚も
その子の親として選抜された女性には
その子の人生の手掛かりとなる材料や運命を
兼ね備えているのだと理解してみて欲しい。

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母親は大地で
子どもはそこに芽🌱を出した何かであった時
大地が健康な土であることが
作物が育つ第一条件であるように

母親の精神的な健康が
子どもを健全に育てるのだと思う。

「自分が子どもにできることか何か…」と
必死になって物やお金や時間やチャンスを
親は提供しようと頭を捻るものだが

結局、親が子どもへ与えられる一番のギフトは
母親が健やかでいることに尽きる。

子どもばかりに夢中にならず
いい母親になろうとせず
自分を自由に生きれている母親は
子どもに限らす
色んな人を幸せな気持ちにするのだ。


円周率は誰が解いても
3.14であるように
子育てで悩み抜いて至る結論は
多分きっと同じ。

沢山の育児本に書いてある
【お母さんが笑顔でいることが一番】は
やっぱりホントである。

「結論、子育ての極意はお金だったよ。」とは
あまり聞いたことがない。

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素晴らしい1回目を経験し
これはぜひ2回、3回と開催したいと思っている。

子どもの年齢を限定せずに開催することで
先輩お母さんがもたらす安心感と
後輩お母さんがもたらす初心にかえる気持ちが
いい感じでその会を膨らましてくれるはず。

2回目以降も、運命的な巡り合わせが
きっと待っているに違いない…✴

私主催のオンラインしゃべり場。
ご興味のある方は私のインスタグラムを
たまにチェックしてみて下さい。

長く活動してきた場所を離れたことで
一期一会のご縁がどれほど貴重なものか
改めて実感しています。 

新しく出逢ってくださる方にも
長きに渡るお付き合いの方にも
私と話す時間が
心に燈火を灯せるようなものであったらと
願っています…🕯️

Asami






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