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生き恥


恥の多い人生を送ってきたと思う。

うっかりしていることが多い私は、昔から数々のやらかしエピソードを持っている。

また、元々メンタルが弱いので恐らく他人からすれば「何で?」というところで心をボキボキに折りながら生きてきた。

逆に、やらかした時は友達にあえてそのやらかしネタを披露することでメンタルを保ってきた部分もある。やらかしエピソードを笑い飛ばされれば少し楽になったりもするのだ。

今回は、重い話と言うよりかは、私の人生色々やらかしちゃってんですよ〜(笑)くらいのテンションで文章を綴っていきたいと思う。それでは、どうぞ。

小学校低学年の時は、本当に泣き虫だったので学校でずっと泣いていた。まず、小学一年生になりたての頃、私は出席番号がすぐ後ろの男子が怖くてたまらなかった。理由は、苗字で呼び捨てにしてくるから。
私の通っていた幼稚園はみんな名前にくん付け、ちゃん付けで呼びあっていたので、苗字で呼び捨てなんてひどく暴力的に聞こえたのだ。

それから、ラーメン屋さんの音楽が怖かった。私の住んでいた地域では、夜になると移動式ラーメン屋さんがあのかの有名なメロディーを流しながら通っていた。何で怖かったのかは本当に分からないが、そのメロディーが聞こえると、毎回半泣きで耳を塞いで、さらに布団を頭から被っていた。

小学生の頃の恥エピソードなんてまだいい。中学生の頃なんてもう生きてるだけで恥だった。ここから「生き恥」の概念が若干変わる。中学2年生の頃からアニメやボカロ、歌い手にハマり始め、今思い返すと全然にわかのくせにイタい言動をしていたなあ…と思う。 その時のことを少し振り返ってみる。

同年代でオタク文化に少しでも足を突っ込んだことある人ならわかると思うのだが、カゲプロにハマっていた。あのコンテンツは言わずもがな黒歴史製造機なので(※褒め言葉)、まあ察しがつくと思う。パーカーを着ただけでニヤニヤしていたり、長ズボンを片足だけ膝までまくってみたり、とか色々やっていた。

歌い手にハマってからは、「私もスマホを持つようになったら歌い手活動を始めたい!」とか思っていた。これは、カラオケ好きな歌い手厨が誰しも通る道だと思っているのだがどうなんだろう……。スマホすらまだ買って貰えてない時に、歌い手としての活動名を考えたり、イラストアイコン(仮)を描いてみたりしていた。自作の漫画や小説を描くことは大分小さい頃からやっていたのだが、歌い手さんのBL小説(まだスマホを買い与えてもらってないので、紙に手書き)を書いたり、ボカロPになりたいと思って(ちなみに、私はピアノすらひけません)中2臭い単語を羅列した自作の歌詞を書いてみたり、とにかく紙媒体に黒歴史を残しまくった。そして最悪なのが、私の妹は残酷なので、私のその自作漫画、小説、ポエム等の紙切れを見つけたら速攻母親に見せびらかしていた。皆さん、紙媒体には気をつけましょうね。お母さん、こんな娘でごめんなさい。

中学2年生を境に、大分オタク文化関連の恥というか黒歴史はなくなってくるが、先述した通り、わたしは極度のやらかし屋である。色々やらかしてきたが、激弱なメンタルを保つためにはむしろ自分のやらかしをネタとして色んな人に話し回ってきた。その中のいくつかを紹介したい。

①元彼含むカラオケで366日
中学生の頃、元彼(一応)を含めたクラスの仲良しメンツでカラオケに行った。元彼への未練とかは全くなく、普通にその頃はオタク友達として仲良くしていた。ちなみにほかのメンバーもほぼみんなオタク。ボカロばかり予約されていくカラオケで私は、お母さんがカラオケに行った時に毎回歌うため自分も歌えるようになったHYの「366日」を入れた。

ほんとうにただこの曲が好きで歌いたかっただけで、他意はなかった。でも、画面に映し出された「怖いくらい覚えてるの あなたの匂いや仕草や全てを」「おかしいでしょう そう言って笑ってよ 別れているのにあなたのことばかり」と続く歌詞を見て友達が「え⁉️え⁉️」と私の方を何度も振り返っていた。あ、やってしまった。こんな明らかな失恋未練タラタラソングなんて歌ったら勘違いするじゃないか。別に復縁したくてアピールしてるとかじゃないです。……そんなこと言えるはずもなく、かと言って演奏停止にするのも余計気まずいと思い、逆に力を込めて歌いきった。皆しばらく黙っていた。気まずさで死ぬかと思った。

まあこのカラオケが関係あるかどうかはさておき、その元彼と復縁して現在お付き合いしてるので、ほんとに人生どうなるか分からない。


②6年間ぼっちだった塾のオンライン授業でミュート忘れ、熱唱垂れ流し
なんか思い出すと辛くなってきた。私は中学一年生から高校三年生までずっと同じ塾に通っていたのだが、面白いくらい友達が出来なかった。でも、塾に友達が居なくても塾なんてずっといる訳じゃないし、学校に友達いるんだから別にいいや、と早々に割り切っていた(し、そういう自分がかっこいいと思っていた)。だから熟の休み時間は小説を読んだり、寝たり、スマホを触ったり、パンを食べたり、部活の役職の仕事を消化したりとそこそこ自由に過ごしていた。

そして、確か高校2年生の春。コロナ禍のせいで塾の授業がリモートになった頃。zoomを使った授業で私が当てられて、マイクをオンにして問題に答え、そのまま休み時間に入った。私は家にいる時は基本歌っているので、休み時間だー!と思い、その時も確か西沢さんPの「booo!」を意気揚々と歌っていた。zoomを使ったことがある人ならわかると思うのだが、チャット機能というのがある。休み時間だと言うのにチャットが届いており、なんだろうと思って見ると、先生から一言「聞こえてますよ」。背筋が凍った。ミュートにするのを忘れ、マイクをオンにしたままだったのだ。私は、「ねえちょっとだけちょうだい もう少しだけちょうだいなんて あまりにも都合が良すぎじゃないの〜🎶」という歌声を、先生含む塾のメンバー全員に配信していたらしい。直ぐにミュートにしたが、時すでに遅しとはこのことである。ぼっちのアニメ好き陰キャが、かわいめのボカロ曲を歌っているところなんて誰が聞きたいのだろう。仮に、塾に1人でも親しい友達がいればまだ良かった。「お前この前ミュートし忘れて歌声丸聞こえやったぞw」とかいじられた方が全然いい。むしろありがたい。あー、穴があったら入りたい、っていう言葉はこんな時のためにあるんだろうなあ、とかぼんやり考えた。

眠れなくて書き始めたこのnoteだが、今深夜3時を回ろうとしている。だんだん眠くなってきた(え)。やらかしエピソードは本当に色々あるのだが話すとどれも長いので羅列していこうと思う。

〜居酒屋(昼は定食屋)バイトでのやらかし編〜

・2階の宴会席に着いた瞬間力が抜けたのか、ドリンク12人分を全部落としてグラスを割った。辞めようかと思った。

・ランチのバカ忙しい時間帯に、伝票の出る機械にお湯をぶっかけた。もちろん伝票が出なくなり半泣きの私。明らかに迷惑そうな顔の先輩たち。この機械弁償するならいくらするんだろう〜とか考えながら必死で手書きの伝票を書いた。「お湯乾いたら直るやろ」とかいう社員さんの言葉に、そんなわけないだろと思ったが本当に乾いたら直った。辞めなくて済んだ。

〜コンカフェバイト編〜
・初対面のお客さんかと思い、「はじめまして❣️◯◯です、よろしくお願いします〜❣️」と当社比愛嬌満点で挨拶すると、「え、前会ったことあるよ、なんならTwitterも交換してるよ?」と言うお客さん。気まずい気まずいと思ったが、ちょうどその日最終出勤日だったので、もう来ないからねー、という西神でやり切った。

〜恋愛編〜

・彼氏とお家でそういう雰囲気になった時に、そういえばアニメちいかわを見て欲しかったのを思い出し、無理やり見せた(後日、あれは萎えたなとか言われた)。

・彼氏と、 お揃いのペアリングが作れるとかいうお店に行った。ルンルンで作り、毎日はめていたら案の定すぐになくした。2週間くらい。本気で凹んだ。


これくらいかなあ。いや、絶対もっとある。また思い出したものがあったら、新しく書こうかな。こんなダメダメ人生送り続けて20年目、これからもどんどん生き恥晒してくぞ〜





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