ラ・キアーべ・ブルー

カードリーダー、アッシジ刺繍の講師。 日々感じたこと。アッシジ刺繍、アッシジの町、そ…

ラ・キアーべ・ブルー

カードリーダー、アッシジ刺繍の講師。 日々感じたこと。アッシジ刺繍、アッシジの町、そこで出会った人々のこと。または、タロットカードやオラクルカードのことついても時々綴っていきます。

最近の記事

「待つこと」と「黄金の時」

2021.07.02 昨日から7月ということで、 「今年も早、折り返し地点なんですね」 とニュースやSNSなどで耳にしたり目にしたりすると、 なんだかわかりませんが、気ばかりが焦ってしまいます。 自分はいつからこんなに焦りや (こういう日本語があるのだろうか?) になったのだろうか? 基本的にはのんびりやなのですが、妙なところで焦りやになります。 私は本当に生まれてこの方さっさとやるということを一度も経験せずに大人になった人間です。キッパリ! (故に、いつ

    • 蜘蛛になったアラクネ

      先週のこと、いつものように夕餉の後にテレビ番組を見ていると、 とてつもなく大きな蜘蛛がいつの間にかキッチンの壁に張り付いていて、 「え?・・・」となりました。 こんな風に、一人で家にいる時に限ってとんでもない珍客に出くわすことが度々あります。 それは多くの場合Gなのですが。(全てのワードを言えないぐらいの恐怖・・・) ある時はイタチだったり、 ある時は家に急に入り込んできたツバメだったり ヤモリだったりします。 そして今回の蜘蛛・・・小さな蜘蛛は幾度か目に

      • グランマモーゼスとアップル・バター

        2021.06.16 昨日、今回2回目となる「グランマ・モーゼス展」に行ってきました。 グランマ・モーゼス展は、現在大阪あべのハルカス美術館で開催されています。 なぜ2回もこの展覧会に足を運ぼうと思ったのか。  それはもう、グランマ・モーゼスの魅力あふれる生き方とその徹底した堅実な生き方に惹きつけられて、少しでも長くその世界にいつづけたかったからだと思います。  それからなんと言っても「アップル・バター作り」という作品の題名の素晴らしさ。 グランマ・モーゼス グ

        • 真っ黒リンダ

          2021.01.22 リンダに出会ったのは、アッシジに滞在してから1ヶ月も半ばを過ぎようとした頃でした。 アッシジという町は不思議な場所で、町自体はとても小さいのに、 一度では見逃してしまうことやモノや人がたくさんあります。 だから毎日同じ道を通っても、日々新しい発見があって、その度に驚かされます。 リンダもそんなことやモノや人の一つでした。 最初にリンダに会った時、彼女はサンルフィーノ教会(アッシジの守護聖人) からすぐ側の 「いつも悲しいエンリコおじさん」

        「待つこと」と「黄金の時」

          そっぽを向かれる

          2021.01.18 最近は、真冬の寒さになったり、春のような日差しになったりで、 全くもって落ち着かない天候が続いていますね。 天気の方はなるようになってるだけかもしれないので、 落ち着かない、というのは人間の勝手な言い分なんでしょうが・・・ それはともかく、 こういう時にとっても困るのが毎日着る服です。 今日は何を着たらちょうどいい塩梅になるんだろう??? と苦悩し、せっかく選んだ服と、その日の気温が全然噛み合っていなかった時に、 その日が全部、灰色にな

          そっぽを向かれる

          シニョーラ・ドローレス

          めっきり冷え込んできた今日この頃。 ようやく本格的な冬がやってきたなあと思います。 寒さで顔が痛くなるぐらいの風を肌に感じると、 ふと、シニョーラ・ドローレスのことを思い出します。 アッシジ刺繍に関する手がかりを得るために、 (と言うと、何かちゃんとした感じに聞こえますが) 私がアッシジの町で調査を開始したのは、2016年9月末のことでした。 実り多き秋から、ちょうど季節は寒くて暗い冬の季節へと変わる時期だったので、 アッシジで出会った人々には、 「あなた、

          シニョーラ・ドローレス

          ぴったりの時間

          /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// こんにちは。今日からnoteを始めるla chiave blue(ラ・キアーベ・ブルー)のmigiwa(ミギワ)です。 la chiave blueは、イタリア語で「青い鍵」という意味です。 かれこれ4年間ほど、イタリアのウンブリア州に位置するアッシジという町と関西を行き来しています。アッシジ刺繍という刺繍につい

          2021年1月5日 noteを始めます。

          2021.01.05 新年、明けましておめでとうございます。  2020年は、長いようで短かったのか、短いようで長かったのか不思議な年でした。 「先が見えない」ということがどれほど心細いことか、不安ということが時に恐怖よりも人の心を蝕むことになるんだなあと感じ入った年でもありました。   私自身の一年を振り返ってみると、大変な年ではありましたが、一方で、自分自身と対話し、内省する機会を得た年であったようにも思います。 でも、今までの人生を振り返ってみても、これ

          2021年1月5日 noteを始めます。