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雑記)夏の日差しとワンピース

スリーコインズで800円の日除けを買った。運転する時に母が腕につけていたそれを、私も買う年になってしまったのか。雨傘すら持ち歩くのが苦手な私は、日傘をうまく使えない。(いや、持ち歩いているし使うんだけど、馴染んでる感じがない。)でも今年の太陽はしばらく光を浴びるだけで肌が痛くなるので、何かカバーをしないとしのげない。

外国人の上司は例に漏れず日に焼けるのが好きなようで、私は今のところこの厳重な日除けは日本の文化ということにしている。上司は大げさに「全く理解できない」という感じで目を見開いて見せて、私も同じ顔を返した。この湿度の多い日本の夏を、ハッピーホットサマーという浮かれようなのだ。彼らに皮膚がんが多いのは必然だと思う。

去年、私の父はシミをレーザーで消したらしい。50過ぎのおじさんである。彼はある日突然美容に目覚めて、女子高生の妹と朝の洗面台の利用を争っている。どうやら地域の交流会で美容室の経営者と仲良くなったみたいで、おじさん同士で美容に励んでいるらしい。今では私よりも美容家電を駆使している。

ムスメの私はといえば、夏の出社用の服がないので、仕事を早く上がれた日に通勤路の途中で降りて服を見た。仕事用の服、ここならいいのが買える。そう思ってたくさん抱えて入った試着室で、どれもむっちりと到底似合っていない女が鏡に写っていて悲しくなった。同棲を始めてから太った自覚はあったのだが、やはりビジュアルで実感するのはきつい。

結局、黒いワンピースを1着だけ買う。これはその店とは別の場所で買ったもので、私の体型にもよくあっていた。ただ、もう少し痩せないと着れる服も着られなくなると危機感が襲ってくる。体重計に乗ったら、案の定3キロも増えていた。あーあ。

夏の予定には一つだけ、水着を着るものがある。仕事だ勉強だと言っていたら夏が急速に迫ってきていて、比較的たぷたぷのままの私が強力磁石的な感じで先に進んでしまっている。せめて日除だけは頑張ろうと、腕だけではなくパーカー式の2,600円の課金をしてしまった。このまま白玉的な私になっても、それはそれでいいかもな。

夏の始まりまでは一瞬で、うわあああついと言っていたらいつの間にか終わって、その時は少ししゅんとする。今日は、ジムに行こうかな。でも帰り道のセブンで、きっとアイスを買っちゃうな。


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