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”人”に対する固定概念。



人をキライになったワケ エピソード3



人に対する固定概念


高校生の時。
私はこの時すでにエピソード1と2の経験を消化することができずに、

・人は人を傷つける
・人は人を裏切る

そんな固定概念を持ち始めていた。


友だちがゼロだったわけではない。

楽しくおしゃべりして、出かけたりもしていた。
それなのに、どこかその友達のことも心から信じることができなくなってしまっていたと思う。



いつ傷つけられるかわからない。
いつ裏切られるかわからない。


そう思っていた。
疑ってしまってごめんね。



私の中では、それまでの経験がトラウマになっていたんだと思う。



どんなことが
いつ
誰の
トラウマになるかなんて誰にもわからないものね。



そして、私はそのトラウマがトラウマになっているとは知らず、
対処する方法も、
対処が必要だということも知らず、
そのまま自分の中に抱えたままにして、
見て見ぬフリをして過ごしていた。


これが最大のミスだった・・・と今は思う。



トラウマ再び。


そんな状態から、高校生活に突入。



新しい学校で、新しい友達を作って、
今度こそ楽しい学校生活を過ごしたい。
ひそかにそう思っていた。



そして、友だちができた。
5人のグループ。


そのうちの1人と特に仲良しになって、
校内では毎日一緒に行動し、
一緒に帰って近くのショッピングセンターでアイスを食べたり、
おしゃべりしたり、買い物したり・・・


嬉しくて、楽しくて、自分の中の”人”に対する固定概念が
ちょっと変わろうとしていた。




でも、人生って、そんなにうまくいかないみたいで。




いつからか、なんとなくその子の態度が変わり始めていたのには気づいていた。
不穏な気がしながらも一緒にいた。



その子はクラスの人気者のいわゆる”強い”女子たち2人に接近しようとしていた。


そのうちその子はするする~っと私から離れていき、
強い女子たちと一緒にいるようになった。



それだけならまだいい。
それだけなら別にいい。



強い女子たちと一緒に私のことを「キモイ」と言いはじめた。
・・・これが私には許せなかった。



人って、こんなにもコロッと変わるものなの?
あの一緒にいた時間はなんだったのか?
彼女の内面では一体何が起こっているのか?
人のことを何だと思ってるのか?



「やっぱり、人ってキライだ」

この固定概念が強固になってしまったのだった。





「なんなのあいつ!怒 もうほっとこう!」
「気にすることないよ!何も悪いことしてないんだから!」


出来事のことを別の友だちに話したら、こんなことを言ってくれた。
ありがたかった。


でも・・・固定概念が強固になったことで、心の底ではこの子にもいつ裏切られるかはわからない、って思っていた。失礼なことだ。




起こった出来事については話したけど、
”泣きたいくらい悲しかった”っていうことは言えなかった。
「こんなことくらいで悲しんだり、泣くようじゃだめだ」と思っていたから。
自分が弱い人間だっていうことを誰にも知られたくなかったんだと思う。
謎のプライド?



それに”話しても誰も本当の気持ちを分かってくれる人はいない”。
そう感じ始めていた。
わかってもらおうとするのを諦めたような。



「出来事の経緯」を話すことはできるけど、
「自分の気持ち」を話すことが苦手な気質がずっとあったのは、
この頃から自分の気持ちにふたをすることが当たり前になっていたからだと思う。

”ふた”といっても、
ただの乗っけるタイプのふたではない。
シーリングタイプのふた。
だから、なかなか開けられなかったんだ。




出来事を改めて考える。


ここまで読んでくれている人がどのくらいいるかはわからないけど、
(もしいたら、ありがとうを送ります)
こんなこと、気にも留めない人は世の中にごまんといるだろうと思う。
こんなことくらいで人をキライになるの?と疑問に思われても仕方ないと思う。


・馬鹿にされたくない
・自分は裏切られるべき人間ではないと思っている
・人から大切にされたい欲求がある
・友達として大事に扱われたいと思っている


私の中にこういう欲求があったのも事実。
だからこそ、仲間外れにされたり、裏切られたことが悔しくてたまらないと感じたんだと思う。



でも・・・
それでもやっぱり、このエピソードも間違いなく人をキライになる理由のひとつになったのは間違いない。




また別の視点で考えてみると、
これって、引き寄せの法則の良くないパターンかも、とも思う。



・人は人を傷つける
・人は人を裏切る



潜在意識で感じていたことが、
現実になったと考えれば、納得がいく。


意識の改革が必要だよ~
思っていることは現実になるよ~
と、きっと教えてくれていたんだろうと思う。



だけど、私はそれができなかった。
このことは悔しいかぎり・・・


でも、もうこの先はこのパターンを繰り返したくない。
絶対に。



その後の彼女。


自業自得っていう言葉がある。


私から離れて急に身を翻した彼女は、
結局その強い女子たちから仲間外れにされ、
高校を転校した。


自業自得だって思った。

私は聖人じゃない。
だからその時、ざまぁみろって思った。



だけど、よくよく考えると、
その子にはその後どんなふうに出来事が影響したのかなと、
気になったりもする。


私と彼女は違うから、
何の影響も及ぼされていないかもしれない。


ちゃんと何らかの形で出来事を消化して、
転校先で元気に過ごしていたかもしれない。

知らんけど。




いずれにしても、
ある一つの出来事がどんなふうにその人に影響を及ぼすかはわからない。


その人の
・性格
・考え方
・物事の捉え方
・持っている価値観
・周りにいる人
・環境


及ぼす影響はこういった一つ一つの要因で違いが出るんだと思う。



誰かや出来事に影響を及ぼされそうなときは、
その”人”や出来事、
そして自分の気持ちと
ちゃんと向き合うことが必要だと思う。


誰かや起こった出来事に影響を及ぼされて、
私のようにひねくれてしまうのはもったいないよ、ということを
声を大にして言いたい。


ん~・・・・・そんな人いないか笑

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