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過去に読んで面白かった本(全12冊)紹介

これから過去に読んで面白かった本。個人的にツボに刺さった本を紹介していこうと思う。


「失敗の科学」

なんかこういう系のタイトルって数多いので「中身なかったらどうしよう…」と失礼なことを思いながら読み進めていたのだが、めちゃくちゃ良かったー!!よく「失敗しても気にすんな」とか言うけれど「でも、失敗ってよくないよねぇ」って心のどこかでは思ってた自分の価値観が覆るというか、読んで損はないと思う!!!


「女性を弄ぶ博物学―リンネはなぜ乳房にこだわったのか?」

なんのこっちゃ?と思われるかもしれないが、いわゆる「哺乳類」という字になんで「乳」が入ってるの?という素朴な疑問から、そもそも「哺乳類の父」であるリンネってどういう人物だったのか?とか、あと皆大好きダーウィン先生のクズっぽいエピソードがでてくるのでオススメです。ダーウィンに至っては若干尊敬というか、凄い人!!ってイメージが勝手にあったので、これを読んで完全に崩れ去りました。


「〈学級〉の歴史学」

これはね、教師って「今頑張れば将来成功するぞ」とか、「将来のこと」に対して希望を持たせるような発言をするじゃないですか?どうして教師は働く中でそのような生徒に知識を伝授するというやり方だけじゃなくて「生徒の将来性について言及しなければならなくなったのか?」とかが書かれてて面白かったです。


「新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか」

立場とか関係なしに右も左もいるっていうのが衝撃でした。ちなみに私は短期記憶が激強なので、右と左、どっちがどういう意味だったかは忘れちゃったんですけど、「人それぞれ考え方が違うなぁ…」と私がハッキリ自覚した出来事が一つあって、たとえば「弁護士」っているじゃないですが、個人的には弁護士については役割的に中立というか、とっても社会的に成功してて影響力が強い人と、社会的に地位が弱い人が対等に戦えるには弁護士が重要になってくると思うんですよ(注・裁判とかしたことないから、これは全部空想です)なので、凹凸を平らにするサポーターみたいな感じで弁護士を捉えてるんですけど、世の中には強/弱どっちにもつけるし、「弁護士って職業自体成功してると思われる」ことから弁護士自体を社会的強者と見なして反感を覚える人がいるってはじめて知って、そのとき「えー、味方だとは思わないんだー」って、驚いたのを覚えてます。まぁ正確にいうと味方っていうよりかは、ゲームでいう、デバフ解除するサポーター的な認識だったんですけどね。そんなこんなで、どっちの視点の勉強にもなるのが面白かったです!!


「神々の沈黙: 意識の誕生と文明の興亡」

一部では「トンデモ本」だと思われているようですが、難しい話は私にはわからないんで、そのことについてはこれ以上話せません。ただ読んだ印象からして、本人は大真面目で書いてるんだろうなっていう気はします。少なくとも「ジョーク本」ではないですね。昔の臓器占いについて、「なぜそれが信じられていたのか?」が書かれていて、古代ギリシアの話もでてくるので好きな方にオススメです!個人的にはロマンがある説ですし、「本当だったらいいなぁ〜」と思いました。神話の理不尽さとか、お墓の話も面白かったです!


「所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学」

何を隠そう、私はかねてから所有の意識が希薄というか、たぶん短期記憶が強いせいなんでしょうけど、何か食べるときに毎回母に「食べていい?」って聞くんですよね。もう誰が支払ったかなんて覚えてないんですよ。財布を私しかもってなかったとして毎回「買ってもいい?」って聞いちゃいます。誰かに何かをあげて感謝されるのが苦手なので、(褒められるのも苦手だし、たぶんリアクションが苦手なんでしょうね)買ってくれた本人じゃなくて、神に感謝する型式が「いいなぁー」と思いました。ただ実際問題、現代社会で導入されることはないでしょうけど。あとあんまり馴染みがない「呪い」についても書かれていて、「なるほどなぁ〜」と思いました。呪術について興味がある人にオススメです!!!


「アイデンティティと暴力: 運命は幻想である」

前から「アイデンティティ」ってなんだ???って思ってたので、謎が解決されました。私事ではありますが、昔から「女性らしさ」について疑問を感じてたんですよね。かといって男性になりたいとかはないです。ただ何となく妊娠とか生理とかの生理現象に対して、いわゆる「女性性」っていうものを感じたことが一切なくて、「そういう臓器を持っている以上生じる現象」だとしか思えないんですよ。ちなみに二次性徴を向かえたことによって「大人の女性になることへの嫌悪」みたいのもなかったです。なんか解離してるんでしょうか?わかんないですけど。話を戻すとこの本は「アイデンティティ」って言うけど、それは「あなた達が自分で選んだ物なの?」という問いを通じて、ある種の気づきを与えてくれます。ただ内容は短期記憶にほとんど消されてしまったので、読んだほうがはやいです。


「雑草はなぜそこに生えているのか」

「私の家雑草が多いんですよ!!!」まぁ、みんなもそうだと思う!!この本は雑草に対する知識を植え付けてくれると同時に、「植物がどのような工夫をしてこの暑さの中生き抜いているのか?」とか、「蜂共存するには?」とか、色々書かれてて面白いのでオススメです!!


「ビッチな動物たち」

今まで「オスのほうがグイグイ行ってて、メスはそれに押されてる…」みたいな世界観だったと思うんですけど、「そうじゃないよ!特に蜘蛛は交尾後にオスを食べるんだよ!」みたいな感じで、蔓延してるイメージを一つずつ訂正してくれて、面白かったです!!!動物によって、結構メス同士の序列争いとかが激しく描かれてて…昼ドラとか韓ドラ好きにオススメしたいです!(もうほとんど覚えてなくて、蜘蛛って大雑把に表現したんですけど、ちゃんと本には生物名が載ってるのでご安心ください!!)


「眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎」

最初にタイトルを見た時に「眠れないって??そんなことある???」って思ってたんですけど、話が以外にも深くて…。人類初期とかに遡るのでオススメです!!これを読んで「カニバリズムは絶対にダメなんだな!!!」と、思いました。下手な道徳の授業より効果があります!これを読んでから海外ドラマなどで食人鬼がでてくると、目を覆いたくなる衝動に駆られるようになってしまいました…食人!ダメ絶対!!!


「思い出せない脳」

とにかく、わかりやすかったです!!!脳の中を擬人化?してくれるのでとっつきやすいですし、面白かった〜!!オススメです!


「Remember 記憶の科学:しっかり覚えて上手に忘れるための18章」

特に「記憶」に特化した本で、私の場合あまりにも短期記憶が強いので不安になって読みました。結論からいうと、「忘れるのも大事なんだな〜」と忘却のありがたみ?を再確認できるので、読んでよかったと思ってます。


さて、今回は読んで面白かった本12冊を紹介して終わろうと思いまーす!完🛸

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