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日本舞踊の魅力 〜習い事で始める日本舞踊〜

世界には多様な芸術が存在します。そのうちの1つである「日本舞踊」。
この魅力について、実際に習っているメンバーからお届けします。

この記事では日本舞踊の魅力を語るとともに、習い事の選択肢の一つとしても取り上げていきます。お子様をお持ちの方はもちろんのこと、多くの方にエッセイを読む感覚で読んでいただきたいという思いで綴ってみました。

まずは少し自己紹介を


私が日本舞踊を始めたのは、年長になる直前の3月。5歳の頃でした。私は、幸いにも母が習っていたため実質お腹の中から触れていたということになります。様々な活動に興味があり絞り切れていませんが、今でも続けている日本舞踊は確実にアイデンティティの一つです。頭で考えずに「なんとなく」続けてきた私は何かに惹かれているようです。自分の気持ちを紐解く意味も込めて。

それでは本題に移らせていただきます。

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日本舞踊の魅力

「姿勢が綺麗だね」「雰囲気が落ち着いている」「なんとなく品がある」
と声をかけてくださる方が多くいます。
とても嬉しいことです。
これは、日本舞踊のおかげかなと。日本文化の特徴として、場の空気感や所作、礼儀を大切にする心があるように思います。日本舞踊のお稽古でも、動作の直接的な享受だけでなく、お稽古場に足を踏み入れてから出るまでの一連の流れを大切にしています。

こうした経験は人間形成に少なからず影響するのではないでしょうか。

幅広い世代の方々と交われるというのも特徴かもしれません。
私のお稽古場では、小学校低学年の子が1人、40代くらいの方が1人、その他は全員60代〜80代の方々です。そのため、年配の方々とお話しさせていただく機会が多くあります。長年の人生の中で培われた深みのある価値観は、私にとって実に貴重なお言葉です。また、年上の方と接する際には態度も自然と意識するもの。そうした環境があるということ自体が大切だと思っています。

そして、学びが広がることも日本舞踊を習っていて良かったと思う点です。
違う場で学んだことと、今学んでいることが結びついたとき、「ああ学ぶって楽しいな」と思った経験はありませんか?私にとって、分野の垣根を超えて知識や考えの繋がりが見出せることこそが「勉強の醍醐味」です。
それに貢献してくれるのが日本舞踊。
長唄の『七福神』という演目を踊った際に、日本の国生みの物語が出てきたときのこと。
「♪い〜ざ〜なぎ〜い〜ざ〜なみ〜夫婦寄り添い」
という歌詞で幕を開けます。
古事記/日本書紀にも出てくる、日本の誕生。
「いざなぎといざなみが登場するところから始まって…」と知っていることは少し誇らしく思えました!

それでは魅力はこのくらいにして、少し現実的なことを説明します。

流派について


日本舞踊には流派があります。
江戸時代から続くものや近年作られたものを合わせると、200あまりあるそうです。

中でも五大流派と呼ばれるのが
「花柳流」「藤間流」「若柳流」「西川流」「坂東流」

一つの流派の中にも、宗家と家元の分かれ枝があることも。
私が習っているのは「宗家藤間流」になります。

流派によって踊り方の特徴も違えば、同じ演目でも振り付けが違うこともしばしば。カウントで踊る流派もあれば、表現を重視する流派があったりと。

とはいうものの、お稽古場を選ぶ際に流派で選ぶのは難しいのではないかと思います。

いざ習う先生・場所を決めるには


一番伝えたいのは「師匠の大切さ」

日本の伝統芸能は「真似る」ことが基本にあります。だからこそ、師匠の踊りに惹かれることと、この人に教わりたいと思う気持ちが大切だと思っています。

幸いにも、私は師匠の踊り方をとても尊敬していて、舞台を拝見する度に感動で涙が出そうになるほど。ずっと続けられている理由はここにあると言っても過言ではありません!

最近では体験レッスンを行っているお稽古場も多くあります。

「〇〇流 教室」と検索してみたり、お近くのカルチャーセンターの講座一覧をご覧になるのも良さそうです。「〇〇カルチャーセンター 日本舞踊」などと。
産経学園、朝日カルチャーセンター 、NHKカルチャーセンターといったところでしょうか。

「代々受け継がれているお稽古場だけが本流」ということはありません。実際、私はカルチャーセンターで習っています。

嗜むことから始められるのがカルチャーセンターの魅力。「最初はそこから門をくぐってみて究めていく」のが良いかと思います。私の師匠は、個々の意欲や性格に応じて教え方を変えてくださるため、「嗜む程度ではなく自分のものにしたい」という思いを密かに抱いている私には恵まれた環境です。

色々とお話してきましたが、
お子様が手ほどきを受ける際には、

「先生とお子様の相性
」も大切になってきます

一度体験を受けてみて、お子様の様子にも注目してみてくださいね。

気になる金額について


これには様々な場合があり、一概にはお伝えできないことを初めにお断りしておきます。
その上で、私の場合を記させていただきます。

【お稽古】

12回で31,200円(1回2600円)

【舞台】
1回 50,000-60,000円
(メイク・着付け・ヘアセット込み、衣装は自分のものを使っています)


もちろん国立劇場のような本格的な会場で行う場合はもっとかかってしまいますが、このようなお値段の場合もあります。
舞台のお値段は、Webサイトに記載されていることがあまりないようですので、直接お聞きになるのが良いかもしれません。
 

幼い頃から始めて良かったと感じていること

小さいからこそ、若いからこそできる、可愛らしい演目や役柄をさせていただけるのは嬉しいことでした。傘やお草履など、可愛らしい小道具も使わせていただきました。

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小さい頃からやっている場合の特徴として、日本舞踊の登竜門である演目をやったことがないということがしばしば。

子どもは、頭で考えずに目で見た情報をそのまま体に落とし込むことができるため、すぐ覚えてしまうそう。私の場合、基礎は踊りながら身につけたという感じで、今になって他の方のお稽古を拝見させていただく際、言葉による説明を聞いて納得することが多々あります。

踊りが自然と体に染み込んでいくことは、負荷なく続けられる理由の一つ

なのかもしれませんね。

結びに


それでは、「日本舞踊の魅力 〜習い事で始める日本舞踊〜」は結びとさせていただきます。私自身まだまだ書き足りないと言うのが正直なところですので、「この点はどうなの?」といったご質問や、「ここについてもっと知りたい」といったご要望など、お待ちしております。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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-Mudita for Youth-
これは Mudita for Youthというプロジェクトの一環で書いています。

様々なことを吸収していくお子様を対象に、芸術に触れる機会を増やし、自由に表現できる場を提供すること。

そして今読んでくださっているであろう親御さんの
・芸術とどのように関わっていくのかわからない
・芸術なんてやっても無駄なんじゃない
・どんなアートが子どもに向いているのかわからない
なんていう疑問が解消される場所になればいいなと思っております。

他にも、お子様向けのイベントも計画しておりますので、乞うご期待を!!

記事を読んで心が動いた方は「スキ」と「フォロー」をいただけると嬉しいです。ご質問などあればコメント欄で。—————————————————————————————

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