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夢日記

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夢でみた内容をメモしています。
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光るドレスの女

光るドレスの女

彼女は森へ行く。

「そこへはどうやっていくの?」と私が尋ねると「歩いて。」と答える。
「とても遠いわ。」と私がいえば、彼女は「そうね。」と答える。

舗装されていない林の中をひたすら歩いていくと、徐々に人が増えてきた。
みんなそこを目指しているようだ。

歩いている間に日は暮れ、街灯のない道を歩くのは険しく思えたが、不思議なことに蛍のような光が現れて道を照らした。

光は次第に増えて突如、昼間の

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紙の声

紙の声

家に通りすがりの男がやってきた。
彼は知識が深く、狡猾で、富を持っていた。
男の話は愉快で、家のものたちは彼を屋敷にあげ、上等な酒とたくさんの食事を用意して彼の話で一晩中歓声を上げた。
朝方、家に届け物があった。
配達の男は玄関の敷居を超えた瞬間、苦しみ倒れ死んでしまった。
家長のものは青ざめて言った。
「長押のおふだは!?」
妻が飛んで確認する。
床に逆さに置いてある。
「ああ、この札ですか。」

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臙脂の川

臙脂の川

神聖な池が血溜まりになり、男たちが眠るように浮かんでいる。
彼らは一定の年齢を迎えると、頭骨を切り取り、逆さに嵌め込む。
頭の形は皿になり、顔は横に広がる。目が離れ、カエルのような顔になる。
頭に水を溜めることは儀式として重要であり、この姿は神に似せたものだ。
成人の証であり、魅力的な女性の姿だ。

青い大河

青い大河

2023/9/27 途中までの夢。
大河の夢をみた。
橋は落ちて、欄干の残骸に水晶の彫刻が残っていた。
わたしは小さな水晶のかけらを手にとってポケットに入れた。

川は水量が多く、水面は揺れないが流れが早そうだ。
それにも関わらずそこの白い砂が見えるほど澄んでいた。

しばらく川を見ていると、少年少女たちが5人ほどやってきた。
「川の向こうにいいものがあるらしい。」コソコソと話し合っている。

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訪ね人

訪ね人

大学生の頃の夢?

夏の夜、実家の庭先にキャンプ用の椅子を出して星を眺めていた。
空気は湿っているものの風は冷たくて、虫が鳴いているのが心地よかった。
秋がもうすぐそこまで来ているようだ。

星を眺めながら空想にふけっているいると、ふいに男の声がした。
門の前に誰かがいる気がする。こんな夜中に?

聞き耳を立ててみると、どうやら一人しかいないようだ。
夜中に独り言を言いながら人の家の前を歩いている

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河の夢

河の夢

夢の中の川を思い出してみる。

はなだいろの空に雲はない。空の高さが分からない。足元の水に色を映して天地が分からなくなる。水の中に水晶が入っているようだ。反射がまぶしい。

私はカヌーで行く。

河は両側を高い崖に挟まれている。ビルで言うと6階建てくらいだろうか。雨水に削られた壁は荒々しい。

目を凝らすと中腹に削られた穴が開いていて、そこまで縄梯子がかかっている。
私はここに住んでいる老婆に会い

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2023/01/22の夢日記

2023/01/22の夢日記

手続きをした記憶はないが、引っ越しをした。
カーテンや家具は備え付けられていた。

二十畳くらいのワンルームで目覚めると、天井が3mほどあって上の方から流水のような質感のカーテンが垂れ下がっている。カーテンは視界の右、正面、左側の3面にあり、カーテンがある3面はガラス、後ろの面は壁だった。
左側のガラスには外へ出る扉がついており、芝生に朝露が反射している。
中庭も広く、その向こうに母屋が見える。

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銀色の少女

銀色の少女

小学生の頃に見た夢。

三年生くらいだったと思う。
クラスに転校生がやってきた。
引き戸を開けて現れた少女を見てクラスメイトはざわめいた。

彼女は全身が銀色に輝いていた。
髪や目鼻はなく、つるんとした剝き卵のような肌が景色を反射している。

彼女は丁寧な言葉づかいで自己紹介をして自分の席に着いた。

彼女は成績優秀で、姿勢も正しく所作が美しかった。
表情が分からないこともあり、クラスメイト達は怖

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フードコート

フードコート

ショッピングモールにいた。

小さなフードコートにお菓子の自販機があったので一つ買うことにした。
ボックスが12個並んでおり、希望の番号ボタンを押してお金を入れるとボックスが開く仕組みだ。
チョコレートがコーティングされたクッキーを購入する。

想像していたよりも美味しいので、もう一つ買いたい。
ボックスを眺めていると、ひとつだけ空のボックスがあった。
どうやらロッカーとして使われているらしい。

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2022/11/13

2022/11/13

以下は一つの流れとして見たが、つながりのある建物、ストーリーなのかは分からない。
実家の形も実際のものと異なるし、そもそも私は結婚してない。
そしてまだ続きがあるが、覚えていない!

深夜、家に帰る途中で巨大な鹿の死骸に遭遇した。
片方の角がそれぞれ八つに割れており、体調は二メートル以上あるだろう。
田舎町なので普段から鹿の死骸はよく見るが、こんなに大きなものは見たことがない。
気分が落ち着かない

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光る男

光る男

森の奥に廃墟があった。

中に入るとすぐ正面に階段があり、数えられないほど地下へ降りる。

壁には苔が生えて、長い間誰も入っていないようだ。

湿った空気の薄暗い階段を行く。

顔を上げると、地下にもかかわらず窓があったので覗いた。

地上が見えないほど空高くの風景だ。

青く乾いた空の遠くに大きな山が一つ見える。

眼下には雲海だ。

窓の左を見ると、扉があった。

中には埃っぽい事務室がある。

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【夢日記】ワグツング

【夢日記】ワグツング

2022/4/12

「ワグツングって知ってる?」

彼はそう言って私の方を見た。 

「知らない。」

彼の名はワグツング。お笑い芸人だ。

彼は空になったワグツングを洗いながら続ける。

「誰もがワグツングを知っているのに知らないような状態なんだ。」

彼と私は家を出た。外にはポップ体で書かれた「ワグツング」のポスターがある。

車に乗って高速に乗った。

左ハンドルの車を運転しながら彼が言う

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【夢日記】ラジコンカー

2015/2/10

黒髪でおかっぱの少年が農道を歩いていた。四年生くらいだ。

青かグレーの短パンと白いポロシャツを身につけている。

少年は赤いラジコンカーを歩道で走らせ、自分は歩道から出て田んぼの畦道を歩いていた。

少年の前の畦道はもう終了し、水を張ったばかりの水田まであとわずか。

少年はラジコンカーをじっと見つめて、歩道のギリギリを走らせている。

ラジコンカーは少年の歩みと同じ速度で

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【夢日記】雌

2016/7/22

年老いた雌のゴム手袋を飼っていた。

お風呂場で洗われるのが好きらしい。