日々の口福|’23盆
日々の口福では、気取らない家ごはんを日記のように綴っています。
久々の実家、2023 盆。小3になる姪が私の帰省を今や遅しと待ち侘びていると母から聞き、浮き足立つ。この前生まれたばかりと思っていたらもう9歳ですってよ、奥さん。
8月12日(土)
夕食
給食と夏祭りを足して2で割ったような夕食(大変好み)。いそいそと写真を撮っていると「どこにあげるの?」と母、さすがなんでもお見通し。その後検閲をクリアし、無事に公開と相成りました。
姪の好みに合わせたパスタは、市販品に玉ねぎとにんじんを足したオリジナルソースを早ゆでパスタ(やわやわ)に絡めて。粉チーズ(notパルミジャーノ・レッジャーノ)をかけた懐かしの味。
きゅうりとツナのめんつゆ和えは姪のマイブームだそうで、薄切りきゅうりにツナとちぎった海苔を入れ、めんつゆで調味したもの。3本分のきゅうりを愛しそうに抱えながら食べていた姪。若い子はこんな味が好きなのか、という学び(職業病)。
生協で注文した枝豆と、岩手の叔父から送られてきたばかりのとうきみ(とうもろこし)、ジャスコ(現イオン)で買った焼き鳥で完全に夏祭りモード。
8月13日(日)
朝食
帰省の際には欠かさず用意されている大好物 “2日目の豚汁”。野菜はくたくた、やや煮詰まりぎみで味が染みた豚汁が好きで、さりげなく用意されている濃い味のそれを食べながら毎度「そうゆうとこだぞ、母(感謝)」という気持ちになる。モロヘイヤは畑で採れたもの。
あまりにも日差しが強く、日中も遮光カーテン+蛍光灯のため撮り甲斐に欠ける。嗚呼恋しき自然光。
昼食
昼は、茄子と油麩が入ったお汁につけて食べるそうめん。「おつゆに麩菓子が入ってる!」と姪。ウチの子ほんと、天才なんじゃないかしら。
岩手の祖母の家ではお盆の時期にうどんをぶつ(打つではなくぶつ)習慣があり、夏野菜入りの冷たい汁につけて食べるのが鉄板。地域的なものなのか祖母独自のものかは謎だけど、とにもかくにも懐かしの味。みょうがを刻んで入れても美味。
そうめんと油麩は叔母からのお中元、茄子は畑から採ってきたもの。油麩は宮城や岩手の定番アイテムで、子供の頃からの大好物。我が家では主に麺のつけ汁や茄子の味噌炒めに入れたりなど、とにかく油のチープなコクがたまらない(いい意味で)。
夕食
畑で採ってきた茄子とピーマンを使った味噌炒め。祖母の家で過ごす夏休みはほぼ毎晩これだったけど、いまとなっては贅沢を絵に描いたような食卓だな。デジャヴのように、きゅうりとツナのめんつゆ和えととうきみ。
3食上げ膳据え膳…かと思いきや、帰省2日目にして夕飯作りを仰せつかる(ありがたい)。一生作り続けたいマカロニサラダのレシピはこちら。
8月14日(祝)
夕食
マイレシピでしょうが焼き。豚ロース肉に粉をはたいて弱火でじんわり焼き、甘辛のたれをさっと絡めて。しょうが焼きにはマヨ系のサラダがよく合う。母が絶対好きだと思い無理やり作り置きしたヤンニョム大葉。案の定気に入ってくださったようでひと安心。
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なんてことない実家ごはんの記録でした。
エモすぎる器や献立から滲み出る実家感が、少しでもおすそわけできていればうれしいです。
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