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第二回かみすわ一箱古本市!

初回である昨年から好評だった「かみすわ一箱古本市」。

昨日はその第二回に出店してきました。

第一回の様子はコチラ。

出店者が集まらなかったら寂しい・・・なんて言ってた昨年と大きく異なり、第二回は出店者枠を拡げてくれたのにも関わらず出店決定には抽選を経る・・・という大賑わいぶり。

主催者さんサイドのマメな告知・入念な段取りも昨年通り、いや以上。

そのせいか今年は会場に取材に来るメディアの方も昨年よりはるかに多かったです。例えば長野日報。

昨年は机(出店者1点につき長机1個分のスペース)の配置も余裕あり、合間にレコードをかけるブースなどもあったのですが今年は本屋でぎっちり。

そんな中coldmountainstudyだけは何時ものスタイルで協調性のカケラもなくスタート。

”愚問愚答”コーナーもしっかり設けました。

明らかに5分で作ったポップでごめんなさい。

出店者のみなさんやはり思い思い工夫したスタイルで棚を作り、予定通り・・・時間前からお客さん至りで少しバタつき気味に・・・10時イベント開始。

開始と同時に明らかに”本を見に来た”人が流れこんでくる・・・のはこれまた昨年と同じ。

しかし、その後の人の流れが少し違う。

ゆるやかに、人が途切れない感じ。

やはり二回目で目も肥えているのか期待も高まっているのか、反応はしてくれてもそのまま行ってしまう・・・人も多かった気がします。ただこれは自分の棚、明らかにジャンルが偏っているので単に好みの偏向の問題かもしれませんね。

人の流れの傾向としてはやはり忙しすぎる感じよりこの緩やかな感じの方が自分は、好きです。
本屋同士も話出来ますしね。そしてそれが結構大事で愉しい時間。
お客さんとも長めに話をすることができます。

お店の飾りつけ、メディアの数。伝わりますか?


ギチギチに本屋詰まってます。でもお客さんとしては多くの棚から本を選びたいですよね。

そして評判のいいイベントの2回目ということで、明らかな意思をもって会場に来てくれた方も増えた気がします。

自分も実際に逢ってみたかった方に逢えた・・・というケースがいくつか。
それだけでなく「これから伊那地方で本屋をやってみたいから勉強のため」会場に来てくれた方がいらっしゃいました。これはもう明確な意思ですよね。あそこに行けば何かがわかる。自分もデビュー前そんな思いで本のイベントに出かけ、参加してみたことを思い出します。
そしてそんな方に何人かの本屋仲間を紹介し、多少なり応えることができた。(かな?)
自分も気づくとこのイベントでは”ベテラン”と言われるだけの経験をいつの間にか積んでおり・・・実際あるイベントでは「トリゴエさんベテランなんだからいろいろ頼むよ!」なんて言われたりも・・・これからイベント参加において自分のできる仕事はこういった”つなぎ”の役割かな?と思っているので、嬉しかったですね。素直に。このイベントに本屋仲間数組を紹介できたのも”つなぎ”です。

売り上げ・内容ともに充実の内容でした。

昨年は開放スペースだった場所でビブリオバトル。
こちらは昨年ブース内にあったレコードコンサート。こういういろいろな工夫、好感が持てます。

そうそう。

いくつかふりかえり。

駐車場の問題。

昨年の記事にもある駐車場の問題。

条件は変わらないのですが、昨年のベストポジションに次ぐやや離れたところにある砂利地面の駐車場。
今年は舗装されていました。やや離れているだけで価格は一緒なので、ムリな場所取りを好まない場合こちらを利用するもアリですね。選択肢は増えた。

結果として素敵な朝の居場所も見つけました。イベント前、ちょっとした本屋のたまり場にもなりましたよ。


去年はエキヨコカフェでしたからね。
大きなステップアップですよ。

で、あれですよ。

委託販売を受けた”愚問愚答”。

それなりに力入れて臨んだのですが(軽く飽きるくらいその内容をお客さんに説明しましたよ。)興味を示してくれる人は多い、購入を迷いもする、しかし・・・ってぇんで、あと一歩!の手応え感じつつ今回も4年分まるまる売れ残りました。(出品者はそれを”敗北”でなく”浪人”と表現しました。サクラサクまで試みを続けるのでしょう。)

ということでこちらは場所をウチcoldmountainstudyに移し、今年も「質問に反応する時間」を開催します。その話は、また。

イベント後。

これはもう本屋なら必須、の選択肢と言ってもいいでしょう。

イベント会場から徒歩圏内の言事堂さんへ。


本を物色しつつふと店内を振り返れば、さっきまで一緒だった本屋仲間で店内イッパイ。
これは仕方ないですね、本屋ならだれでもそうする・・・って話ですね。

料理についての一冊、こどもとの接し方についての一冊を購入し、満足。(店員さんと「妙にファミリー感強いね!」なんて笑い合ったり。)

行けなかったけどサテライト会場でもあったこちらも大変気になりました。

酒も絡めてまた来たいですね、諏訪。実際この日は本屋仲間数人、泊まりで呑んでったみたいです。(うらやましい。)

そうそう。

本屋仲間数人に言われたんです。「トリゴエさん今日もラーメンですか?」なんて。

イベント遠征と帰路のラーメンはワンセット、なのが定着してるみたいです。

しかし諏訪に遠征する際はその限りにあらず。

諏訪のラーメンは、朝です。


夜明けの諏訪湖。


諏訪湖畔の大石家は朝7時からやってるんです。朝食っても美味い中華そば。

イベント始まると自分、昼食食べませんからね。朝ガッツリ食わないと。

行く先によって愉しみがある。

これだって本屋の愉しみですよね。

いよいよやめられません。

また行きますよ、諏訪。次を待っています。応援します。協力します。

去年も書いているようですが。

続けることこそが難しく、また価値を生むわけですからね。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路


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