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12月の出店まとめ~ちいさな本屋の3日間。

12月は小さな出店のみ。

故にまとめも書かなくていいかな・・・?なんて思っていたのですがそれぞれに印象深かったので、やはり記事にすることにしました。

1.えき横ちょっくら市 

地元・JR小海線小海駅の駅横スペースを使って定期的に行われる小さなマルシェですね。

過去に記事に書いたことも。思い入れ的なところはそちらを是非。

ここにあった小さな本屋の代わりに自分が本屋をする・・・そこに個人的な意味がある。イベントが続き、都合があえば必ずこれからも出たいと思っています。

この日もそうだったのですが基本的に、常連さんが「今日は何があるかい?」ってな具合に来てくれる。そこにちょいちょい”はじめまして!”さんが混じって増えていくのが愉しい。

購入した本をすぐに読み始めて、内容がドンピシャだったようで興奮してすぐに感想を伝えにイベント会場に戻ってきてくれたお客さんも。

嬉しいですねぇ。こういう地元型小さなイベントでしか起きえない感じ。

客足の絶えた時間なんかは、出店者同士で本棚眺めていろいろ話し込む。この時間もまたいいんです。意外な共通点見つけてつながりを強めたり。

今年最後ということもあって終わってからも出店者みんなでいろいろ話したり。

また参加させていただきたいと思います。

2.本と施術と野菜スープと (cafe coMMune)

次は超・久々となるカフェ内出店です。

デビューしたての頃はどのイベントに出ていいのか?イベントがない期間はどうしたらいいのか?なんてぇんで、縁のある(少しでも)カフェで「1日本屋やらせてください!」なんてよくやっていたんです。

例えば軽井沢の「coffee house Shaker」さん。

https://www.instagram.com/cafeshaker/

マスターの趣味が釣りですからね。すぐに意気投合、図々しくお願いも出来ちゃうワケです。

この日お邪魔したのは佐久のcafe coMMuneさん。

https://www.instagram.com/cafe_commune_0530/

セラピストである妻との共同出店です。(セラピーと本、意外と相性がいいんですよ。)

ヴィーガン対応のオーガニックな感じのカフェですので、選書も少しオーガニック寄りに。なんぼなんでもここでチェーン店系外食フードやラーメンの本並べることはしません。

カフェにくるお客さん目当ての出店・・・となると上記のロコなイベントよりもまたぐっと、販売・出逢いの機会は減ってきます。

本屋的に、売り上げを軸に見ていたら決していい機会とは言えないのかも。

でも出ます。

やはりカフェのオーナーの方、スタッフの方と大きく方向性がかけ離れていてはこういう話にはならないんですね。となると、まずオーナー(スタッフ)さんとつながりが出来てくる。その次にはやはり広がり・・・他のつながりも出来てくる。

小さくて少し濃密なつながりを期待できるんですね。

他の場所での話ですが、それから「自分のカフェの本棚を作って欲しい」とか、大きめの仕事につながる可能性だってあります。

自分の目線からいくと・・・最悪、本が一冊も売れなくも、いいカフェで美味しいお茶と本を愉しむことは出来るわけです。(実際そんな思いで出たイベントに限って売り上げもよかったりします。)全然悪い話じゃない。

最低限、いい時間。得られるのは強くて少し濃い目のつながり。

それがカフェ、小さなイベントに出店する魅力ですかね。

3.えんぱーくくりすます一箱古本市  

今年最後の出店となったのは塩尻・市民交流センター「えんぱーく」主催のクリスマスイベント。

昨年も出店しましたが一箱古本市”以外の”出店が盛り上がってる感じでした。

やはり図書館で本を売る、は難しいんですかね?

・・・とか昨年の出店時も感じていたことなので今回は少し心に余裕がある。

図書館のスタッフさんとの談笑や、出店者仲間同士のコミュニケーション。この日じゃないと逢えない本屋仲間とも逢えたし。

帰路はせっかく塩尻まで来たのだから・・・えんぱーくの展示等はもちろん、名店・中島書店さんにお邪魔したりとアレコレ愉しみました。

元々今年はあまり参加意欲無かったんですよ。えんぱーく。

でも本屋仲間の「出店者が少なかったら一箱古本市が無くなってしまうかもしれないから自分は参加する」・・・というメッセージを受けて、それならば・・・と出店したイベント。

結果として満足度は低くなかったですね。

時期的に本のイベントもウチのライブラリー&ストアへのお客さまも少ない時期。来年もお邪魔しようかな?と思っています。

現在の、coldmountinstudyにとってのイベント出店。

大きく分けて3つの魅力があります。

1.coldmountainstudyの広告。
2.利益・活動費としての本の売り上げ。
3.いろいろな場所自体を愉しむ・その場所でのつながりをつくる。

自宅兼ではありますが固定の活動場所を得てもなお、外に出かけて行く魅力はたっぷりあります。

来年も・・・すでにいくつか決まりつつありますが・・・外に出かけて行くことは止めないでしょう。
(家族の事情により今年より数は減ると思いますが。)

もちろん自店での活動はまだまだ続きますが、今年の外部出店は全て終了。
おつきあい、ありがとうございました。
来年もどこかで本屋しているとき、お逢いしましょう。

愉しみに、出かけて行きます。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路

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