北欧スタイル?
堀内都喜子さんのフィンランド本が久々に出たので、読んでみました。
ちなみに左の集英社新書は12年まえの発売。
10年以上魅力的であり続けている、いやむしろその魅力は増していると言ってよいでしょうか。
国民が望む提案、それを実行できる国。
羨ましいですね。
人によって臨む方向はいろいろだろうけれど、まずは”望むこと”ですよね。それがなければ始まらない。
その中でもいわゆる”北欧スタイル”は理想的なモデルとして注目されているようですね。
ワークスタイル。余暇。幸福度。教育。福祉。
その辺りのキーワードが飛び交います。
どれも魅力的に映ってしまうのですが、特に考えるのは仕事を含めたライフスタイル。
ちなみにボクの場合。
周りからみると結構ヒマに映るようですね。
それはそうです、忙しすぎるのを嫌ってのライフスタイルチェンジをしたわけですから。
普段だと人より少し早めに起きて家を出て、仕事をして人より少し早めに家に帰る。ウチはボクが家事・・・特に買い物や料理・・・を主にこなす役割分担ですので、帰ってからも結構仕事(そう、これもまた仕事ですよね。)があります。
その合間に本屋の仕事。調べ物や探し物、記事を書いたり。
時期が来ればガイドの仕事の企画なんかも。
休日となると今であればライブラリ・スペースの増築作業に夏は草刈り・冬は雪かき。庭では畑仕事。
そのうちここに薪づくりも加わってきますね。
プラス、地区の行事。
さらに本屋としての仕事。出店に、仕入れ。出かけて行っての勉強も。(本屋活動って紹介したヤツです。)
釣りがしたくて住まいを移したんだからもちろんシーズン中は川にも行きます。(これも”取材””調査”と呼ばれます。)
ここに子供の行事なんかを中心とする家族の予定が加わってくる。
もちろんすべてに、バランスを取りながら。ね。
なんだ。
あまりヒマじゃ、ないですね。これ以上忙しくはしたくないな。
元々「忙しい」をエクスキューズ、連呼するタイプが嫌いでした。それが酒の席で、ニタニタ顔だったりしたらもう最悪です。
「や、オレそんなに忙しくないから」って余裕(虚勢でも)はいつも持ってたい。
で。
話は回りくどく且つ強引なんですがそれを自然に実行できるのが北欧的なバランスなんだと思うんですね。
余裕を持つための知恵、としての北欧スタイルはとてもいいと思いますよ。ヒントとして。日本で国レベルでこういう風にスタイルチェンジしていこう!というのはチト難しそうです。
今度のポプラ新書も面白いです。ヒントに溢れています。
(ただし、ひとつだけ苦言。タイトルはヒドいです。わざわざ本のイメージ下げているとしか思えない。)
あえて言うなら・・・ボクには少しドライすぎる面があるかな。(著者も指摘していますが。)
ここに日本的な少しウェットな感じが加わるくらい。それでいて無駄な儀式的ダラダラの多くは省いたあたり。
その辺がボクにとって好ましい「ゆっくり、いそげ」みたいですね。
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