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かつてdiarynote(http://79722.diarynote.jp)でM:tG業界の裏話を垂れ流していた、元カードショップ店員です。M;tGはプレイヤーとしては雑魚、コレクターとしては趣味人、生活の糧としては15年ほど。すでに全て引退済み。

最近の記事

鑑定機関について(4)

今回はまとめです。 4回も続いちゃったよ。さらっと流すつもりのネタだったんだけどなあ。 ま、結局のところ、この4回を通じてもっとも言いたかったことは、 「カードは、信頼できるショップ/ディーラーから買いましょう」 ということですね。 今の世の中、カードショップなんて腐るほどあります。 安いところもあるでしょう。高いところもあるでしょう。 でもさ、どちらも結局「ショーバイ」なのよ。 高いところが「高い」理由は、人件費だったり安定した商品入荷のためだったりなんです。

    • 鑑定機関について(3)

      前回の内容、いま読み返してみるとえらい読みにくいっすね。 書いてるうちにあまりに長くてぐだぐだになってたからなあ。 微反省。 さてそろそろ飽きがきてるかと思いますが、まぁ書き始めちゃったので最後まで書きます。 「鑑定機関について」の3回目。今回は補足的な戯言です。 トレーディングカードの鑑定を行ってるところはいくつかありますが、一般的にコレクターの信頼をある程度得ているところは「PSA」と「BECKETT」の2つくらいでしょう。 「PSA」は元々はベースボールカードの鑑

      • 鑑定機関について(2)

        まず軽く『DNA鑑定とは何ぞや?』というところから。 ま、大層な名前が付いてますが、コレあんまりDNA関係ないんじゃないかなと素直に思います。「ニセモノと思われるカードのDNA(カードにDNAがあるわけないが)を鑑定し…」とかそういうんじゃ全く無いです。というかですね「ニセモノと思われるものを判断する手段」じゃないんですよ。「本物と認定したカードに複製不可能な印をつけちゃおう」といういささか乱暴な判別方法です。 『DNA鑑定』で依頼をしたカードはグレーディング(スコア付け

        • 鑑定機関について(1)

          前回までが「偽造」の話だったので、今回はソレの対抗馬である「鑑定機関」のお話。 「鑑定済」って紙切れを信頼しきっちゃいけないのは、どの世界でもおんなじ。 まず最初に頭に置いておいてもらいたいのは、「カード」のコレクションという趣味はアメリカでかなりの歴史をもっております。ちょっと前にマジックが「10周年〜♪」とか喜んでましたがそんなもんじゃない。数十年は余裕です。その前になると「切手」などのコレクションもありましたが、そこまで溯るとちょっと違った話になってしまうので、今回は

        鑑定機関について(4)

          偽造・その2

          さて今回はもっと小さな偽造の話を。 ま、前回同様に繰り返しますが、決して「作ってみよう」なんて思わないでください。 バレるって。捕まるって。 このページを見てる方々がもしそーいう偽造カードを見つけたら、容赦なくそれなりの場所に通報しちゃってください。偽造小僧とチーターはマジック界のダニですので。 蛇足ですが「著作権法違反は親告罪だから平気」とか言ってる阿呆がたまにいますが、「親告罪」だからヤバいと何故思わないのかな。海外の大企業が日本の個人の小さな偽造なんで訴えるわけな

          偽造・その2

          偽造・その1

          古い話で有名なのは、カナダのモックス偽造団かな?  摘発されたらしいけど。 と、のっけからヘビーな前振りから始めてみました。 マジックのカードは、モノによっては非常に高価な値段がつくものの、実際のブツはただの紙。そりゃ偽造するバカも出てきます。だってカード1枚数百ドルなら現金偽造するよりいいでしょ。印刷技術も(紙幣よりは)稚拙だし、そもそも通貨偽造罪に問われない。いいとこ著作権法違反+詐欺罪どまりでしょうね。 というわけで、マジックカードの偽造は今も昔も後を絶ちません。

          偽造・その1

          盗難。

          今回はちょっと黒めのお話を。 マジック界における盗難のお話です。 まあ、とにかくこの世界は盗難だらけですよ。 実際問題として、発売前セットのカード(プレイテストカードを含む)、配布前のプロモカードの流出はなどはほとんどが内部の犯行と言っていいでしょう。これに情報流出(守秘義務契約結んでるのにねえ)も含むと……まあ、すごい量のモノが不正に流出してるんですよ。マジックを製造してる某社からは。 ま、それだけオカネになるってことかもしれませんが。 ウィザーズの社員が、倉庫からボッ

          盗難。

          最もレアなカード

          ■もっともレアなカード? もっともレアなカードは何なのか? City of Traitorsのフォイル? サマーマジックのレア? Sperendid Genesis? まず最初に、ソレが例えどんなにレアに思えるカードであろうとも、パックに入ってたものは全て除外です。サマーマジックだろうが、アルターネイト4thだろうが。あと何らかの場(公式、非公式問わず)で配ったカードもお話になりません。エキスパンションシンボルがない「ウルザズサーガ」のフォイルIsland、同じくエキスパ

          最もレアなカード

          パックのサーチ

          先日の「サマーマジック」パックの中で「アイスエイジ以前のパックは半透明」と書きました。古い時代を知らないプレイヤーの方は耳を疑うかもしれませんが、実際半透明です。見えます。 羅列すると、アルファ、ベータ、アンリミテッド、アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、ダーク、フォールンエンパイア。この8セットはパックの外から中身が見えます。まぁ、「見える」と言ってもそれなりのコツがいりますが。 具体的には前回書きましたように「パックの印刷の白色の部分」が透けるので、そこから

          パックのサーチ

          サマーマジック

          一般に知られてる「ブルーハリケーン」とか「魔方陣がないDemonic Tutor」みたいなツマンナイ話は省略。そんな誰でもしってるゴミ知識なんて期待されてないでしょうし。 比較的知られて無い情報はというと、 Serendib Efreetのイラストは直ったが、イラストレーター表記が違う やっぱりイラストレーター表記が違うPlateau …あ、いま見たらwikiに載ってるや。 この程度の情報は、もはやレアな部類に入らない時代ですね。 んじゃ、wikiで間違ってるところ

          サマーマジック

          改めての、ご挨拶

          かつて、「マジック黒歴史」という、業界の愚痴やら裏話やらリーク話を垂れ流している阿呆なブログがありました。あ、リンク先はすでにサービス終了されているので、いつリンク切れるかわかりません。…そうかDiarynoteが倒れたか、だがしかし奴は(略) まあ、Wayback Machineには当時の記事が保存されちゃってるので、逃げられないっすね。ちょっと書きすぎちゃったこととか、間違っちゃったこととか(大抵の原因:深夜に焼酎とビールのちゃんぽん)、そもそもあんまり面白くない文章な

          改めての、ご挨拶