見出し画像

パックのサーチ

先日の「サマーマジック」パックの中で「アイスエイジ以前のパックは半透明」と書きました。古い時代を知らないプレイヤーの方は耳を疑うかもしれませんが、実際半透明です。見えます。

羅列すると、アルファ、ベータ、アンリミテッド、アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、ダーク、フォールンエンパイア。この8セットはパックの外から中身が見えます。まぁ、「見える」と言ってもそれなりのコツがいりますが。

具体的には前回書きましたように「パックの印刷の白色の部分」が透けるので、そこから中のカードを読み取る感じです。この方法で大抵利用されるのはパックの上の部分。ここだと「カード名」が見えますから。なのでお店でパックを買うとき、パックの「表から見て左上」が、他の3つの角よりも極端に痛んでいるパックを見たら……まあそういうことです。その店が悪いのか、その店が仕入れた元の店が悪いのかはシリマセン。

さて、では本題のサーチの話。

たとえば、イタリア語版のリバイズドはカードの印刷の色が濃いため、時間さえかければ上の方法で中のカードは選びたい放題です。しかもイタリア語リバイスドはカードの入っている場所が・・・なので、まぁものすごく簡単にレア引き可能です。英語版リバイズドは印刷が薄いので大変困難。でもできないことはないレベル。

まあ実際問題として、今ではこれらのパックが客の手に触れるところに置いてることはないでしょうし。あくまでも「古いパックを購入するときに、その店の良し悪しを計る手段」として使う知識です。

あとこれは公式な情報ですが、レジェンドのボックスはアンコモンのソートが完全に2種類に分かれており「Aタイプのボックスからは常にマナドレインが出るが、Bタイプのボックスからは絶対に出ない」というのがあったそうな。アンティキティのころには、同じボックスに入っているパックのカードのソートが殆ど同じということが頻発したようですし、この頃はまだカードのソートってのにあまり気を使ってなかったんでしょうね。

免責(?)

この記事はリバイバル記事です。元の記事は、とっくの昔に更新停止したDiarynoteのブログです。このNoteの内容は昔に書いた内容をコピペしてますが、ところどころ修正してたりします。で、たまに当時は書けなかったことや裏話を追記しています。まあ、基本的には手抜きです。楽なことは大事。

2023年追記

元記事は2006/10/10ですね。
サーチに関しては書いている通りで、特に追記もないです。あ、でも元のブログで「未確認情報」として記載されてた以下情報は削除しました。未確認だしね。

さて、これよりもっとヤバいのはアルファ・ベータのパックの話ですかね。
さすがにコレは確認はできていないのですが、どうもこの3種類のパックはブースターパック封入時に「一定の順番(ぶっちゃけアルファベット順。1ボックスに全レアは入りきらないので、ソートの種類は数種類ほどあったようですが)」で入っていたらしく「上から○番目〜」という形で小学生でもサーチ可能だとか。いや、確認してないですけどね。

まあこれは、ぶっちゃけ今では確認のしようがないです。
ただアルファ・ベータでは、カードは印刷シートの順番通りに入っていました。確か、印刷シートの縦の順だったかな? 特にシャッフルされておらずにソート通りなので、いつも大体決まった組み合わせが出てくるんです。なので、パックがソート順そのままでボックスに封入されていたとしても、あまり驚かないです。

ベータのアンカットシートは現存しますので、「スターターのレアは、シャッフルされずにソート順」というのはほぼ確かです。けっこうヤバめのソートがあったりしてわくわくします。

ロータス周辺がとてもヤバめ

サーチに話を戻しますと。
元記事を書いていたときは現役のショップ店員だったので、偽造やら詐欺やらの手助けになってしまうような情報はさすがにNGでした。

当時この記事に書けなかった情報としては、「本当に凶悪なのはサーチよりもリパック」ですね。サーチ可能なパックとして本文に書いた「アルファ、ベータ、アンリミテッド、アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、ダーク、フォールンエンパイア」のパックは、そもそもパックの素材がセロハンのようなプラスチック素材です。で、これらのパックは劣化していると、パックを閉じているノリの部分が簡単に剥がれます。イタリア語レジェンドとかはそれなりにがっちり糊付けされているのですが、英語レジェンドなどは、パックを破らないでも、ノリだけを簡単に剥がすことで開封できます。ほら、オークションなどで、中身の入っていない古いパックが観賞用として売られていたりしますよね。アレです。

で、パックを破らないでも中身を取り出せるということは……そりゃ当然、中身を入れ替える輩がでてきます。たぶん、今でもいます。中身を入れ替えた後に、液体ノリで封をするだけで「未開封パック」ですから。

昔から、「ベータが欲しいのなら、パックじゃなくて絶対にスターター」と言われているのは、このあたりが理由です。まあ、スターターパックの再封も不可能じゃありませんけどね。ボックスのシュリンクラップを偽造する輩が出るような世の中ですから。

まあ、今の時代、ヴィンテージレベルのパック開封はただの浪漫です。中身はサーチ済み、もしくはリパックされていると思って買ったほうが、がっかりしなくて済みます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?