見出し画像

最もレアなカード

■もっともレアなカード?
もっともレアなカードは何なのか?

City of Traitorsのフォイル?
サマーマジックのレア?
Sperendid Genesis?

まず最初に、ソレが例えどんなにレアに思えるカードであろうとも、パックに入ってたものは全て除外です。サマーマジックだろうが、アルターネイト4thだろうが。あと何らかの場(公式、非公式問わず)で配ったカードもお話になりません。エキスパンションシンボルがない「ウルザズサーガ」のフォイルIsland、同じくエキスパンションシンボルがないBeast of Burdenフォイル、はたまたデザイナーのご息女・ご子息誕生記念等。

本当にレアで、それでいて公式に存在が認められているカードは主に特別な賞品・贈答品です。この文章を書いている2007年10月の時点で確認している「世界に1枚」のカードは4種類。そのうち2枚は通常のカードのイラスト違い版なので、それを除いた残りの2枚が本当の意味での「世界で1枚だけ」のカードとなります。

以下、その詳細。

■1996 World Champion
1996年度のワールドチャンピオンシップの優勝者に送られたトロフィーの中に封入された特別なカード。ちなみにこの年の優勝者はオーストラリアのTom Chanphengです。なおこのトロフィーはとっくの昔に売却され、現在は某ヨーロッパ在住の某コレクター(知る人ぞ知る人物ですね。ホログラム・フォイルのチビドラゴンとかも所有しています)の元にあります。まだトロフィーは壊されてない(=カードは取り出されていない)そうですよ。

■Shichifukujin Dragon
今は無きDCIジャパンのトーナメントセンターが渋谷にオープンしたときに、本社からプレゼントされた究極のレアカード。前述の「1996 World Champion」は世界に1人だけとはいえ誰もが入手できるチャンスがあったと言えるのですが(トーナメントの賞品だからね)、このカードは正真正銘の「入手不可」でした。ああ、当時のHJ社を買収したら手に入ったとも言えるのかな?
ちなみにこのカードは立派な額縁に入れられて渋谷のトーナメントセンターに飾られていたのですが、「写真撮影厳禁」というよくわかんないルールがありました。カウンターの後ろに飾ってあったのですが、わざわざこのカードを見るために訪れた外人さんが写真を撮ろうとするとスタッフが手で遮るほど。偽造防止?独占欲? おかげで今でも海外ではあまり認知されていない、可哀想なカード。

■Ancestral Recall
2005年度のGenConトーナメントの優勝者に送られた新イラストのAncestral Recall。
まぁ、そんだけ。

■Mox Pearl
こちらは2006年度。
けっこうどーでもいい感じです。

まぁ、その他のレアなカードといえば有名な「Proposal」がありますが、これは合計10枚も刷られていますし、そもそもが白黒コピーを既存のカードに貼り付けただけなので公式カードといえるか怪しいところ。ちなみにこのカードはリチャード氏がプロポーズに使用したあとは1枚だけイラストレーターのQuinton Hoover氏のところに残されていましたが、氏が日本にサイン会に来たときに会場で盗まれました。なので、現在このイラストはどこでも確認することができません。

ああ、日本のどっかにはきっとありますね。
「見たことある」って人にも会ったことあります。ホントかウソかは知りませんし、知っちゃうと見てみぬ振りもできなくなるので知りたくもありません。

蛇足:
City of Traitorsのフォイルは確認されただけでも5枚、サマーマジックのレアカードは推定各8〜15枚、Sperendid Genesisは40枚ほど存在します。なのでどれも全然「究極のレア」じゃない。

免責(?)

この記事はリバイバル記事です。元の記事は、とっくの昔に更新停止したDiarynoteのブログです。このNoteの内容は昔に書いた内容をコピペしてますが、ところどころ修正してたりします。で、たまに当時は書けなかったことや裏話を追記しています。まあ、基本的には手抜きです。楽なことは大事。

2023年追記

元記事は2006/10/12です。
この記事を公開した1日後に、ものすごく似てる記事がアップされて「うへぇ」な気分になりましたが、まぁこの程度の記事で真似もへったくれもないですしね。昔は交流があった相手ですし、気が合ったんでしょうな、きっと。

ちなみに、当時《1996World Champion》を持ってた人はスイスのJさんであると言われていますが、どうやらその後売却してしまったようで。

ちなみに、その似てる記事内で「何故か島だけが存在します」と書かれてますが、これはベータのシートで「島」がRareシートに印刷されていたというのが、きちんとした理由です。アルファ&ベータではコモン~レアのそれぞれから基本地形が出ることがあるというのは有名な話ですが、レア枠から出る可能性があるのは「島」だけです。なので、ミドルエイジの「Rare Island」は、そのオマージュですね。レアなんだから2マナくらい出ていいだろおおおお、的な。

ちなみに、日本でベータのRare枠から「島」を引いた可哀そうすぎる人は「レア島さん」という、やっぱり可哀そうすぎるあだ名で呼ばれていました。元気にしてるかなあ、某ショップ店員だった〇島さん…。

なお本題の「最もレアなカード」に該当するのはやはり世界に1枚だけであることが確定しているカードとなりますが、ここ最近でようやく1枚増えましたね。「The One Ring」です。が、この世界で1枚のカードは入手経路が公にわかる形ではなく「パックから出る」というものであったため、あっという間に偽造品が出回りましたね。私もオークションやらYouTubeやらで3つくらい見ました。まあ、カード1枚で数億円になるなら、そりゃ偽造スキルある人は全力でやりますよね。一発がでかすぎる。

1つだけの「一つの指輪」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?