【#6】顧客統合データベースにGCPを選んだわけ
(株)MTG 経営企画室 データインテリジェンス部です。
以前、以下の記事でまずは社内の各所にある顧客データを統合し、現状分析から着手していくということをお伝えいたしました。
結論、この顧客データ統合に際して、
を採用したのですが、その採用に至った背景・議論について共有させていただきます。
元々、社内で多くのデータが蓄積されているAWS(Amazon Web Service)があり、そのAWSをベースに顧客統合データベースを作り、分析を進めようとしていました。
ただ、我々のプロジェクトで進めたいことはデータの蓄積ではなく、『分析』。
議論を繰り返すうちにプロジェクト内で、
という意見がありました。
調べていくと、実際に他社でも他の分析基盤からBigQueryに移行している事例がいくつか出ていました。
分析に向けては、データ蓄積型の行指向であるAWSより列指向のBigQueryの方が適していると判断。
連携の観点では、同じGoogle製品でのGCPで統合データベースの基盤を固めることでプロジェクト内でコンセンサスを取り、プロジェクトを進めていくことが決定しました。
このGCPを基盤に今後プロジェクトを進めていきますが、状況によってはSaaSのCDPも検討したほうが良いのでは?という議論になる可能性もあると思っています。
その際に判断軸になるのが『現状分析』の結果だと思っています。
いまのGCPの環境で『現状分析』を行ったのちに、
といった点を突き詰めていき、HOWの手法に落としながら判断をしていきたいと考えています。
と、ここまでは綺麗ごとのように書かせていただきましたが、現状分析もスムーズに進むことが少ないと想定しており、現状でも多くの壁に直面しています。(詳細は次の記事#7にて・・・)
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