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『マウンテンバイクのはじめかた』 #2

前回の「ステップ 1」では、マウンテンバイクの魅力と、はじめての方におすすめの施設をご紹介しました。
次はいよいよマウンテンバイクに乗って、遊んでみましょう!

【レンタルバイクのあるお勧めのMTB施設をおさらい】

国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区) / 長野県大町市
フォレストバイクのファーストトレイル / 神奈川県小田原市
茶臼山高原 / 愛知県北設楽郡
C.A.B TRAIL / 長野県伊那市

下の写真↓は長野県伊那市のCABトレイルです。
楽しそうでしょ?!

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この他にも全国にはレンタルバイクのある、初心者向けのマウンテンバイク専用コースがちょこちょこあります。
ご自身が行きやすい施設で良いので、ぜひ気軽に遊びに行ってみて下さい!

MTBのはじめかた ステップ 2

レンタルバイクで遊んでみる!

レンタルバイク

今回は、はじめてのMTB体験で、楽しく安全にマウンテンバイクに乗るポイントをご紹介していきます。
それぞれの施設に注意喚起や初心者講習等があるとは思いますが、出発前のイメージトレーニングとして読んでみて下さいね。

■ 装備と準備

自転車に乗れる人でも、普段乗り慣れない自転車は、マウンテンバイクでなくても戸惑うもの。
安全マージンは取れるだけ取りましょう!

ヘルメットは必須装備です。
必ずバイクと一緒にレンタルしましょう。
肘と膝のプロテクター、手袋もレンタルできるなら装着する事を強くお勧めします。

それから目の保護の為に、薄い色のレンズのサングラスもあれば持参しましょう。
靴はなるべくソールが平らなスニーカーでOK。

次はバイク。
サイズの合うバイクを借りたら、サドルは下げられるだけ下げて、サドルに座った状態で余裕で足が地面に着くようにセッティングしましょう。

平地や登り坂では、サドルが高い方が漕ぎやすいのですが、下り坂でもしバランスを崩しても、すぐに足がつけるように、まずは転倒の可能性の高い、下り重視のセッティングにしておくのをオススメします。

さぁ、あとは乗るだけ!

■ まずは平らな所で試運転

バイクに乗り降りする時は、足をバイクの後ろから回すようにします。
なだぎ武のディランのような感じです! (余計わかりにくい⁈)

はじめはママチャリに乗るように、サドルに座ったままでもちろんOK。
ペダルを漕いで、重かったら変速を変えてみます。

それからブレーキに慣れましょう。
マウンテンバイクのブレーキは人差し指一本の少ない力で握ってもしっかり効くようになっています。
なのでそれ以外の指はグリップを握るのですが、
はじめは自由に、指何本でも良いのでレバーとグリップとを楽に握れるようにいろいろ試してみて下さい。

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もしなんだかしっくりこなかったら、ブレーキレバーが遠すぎたり、近すぎたりしている場合もあるので、レンタルバイクの係の人に調整してもらいましょう。

■ ブレーキをかけて安全に止まる練習

登り坂以外では、すぐにブレーキがかけられるように、常にブレーキレバーに指を置いている状態が基本です。
そしてブレーキをかける時はなるべく両手同じ力で均等に握るようにします。
ブレーキの握り具合によって自転車がどんな風に止まるのかも体感してみて下さい。

ブレーキは一気に握り込まずに、じわじわーとかけて止まるようにします。
強く早く握ると、急ブレーキとなります。
ライド中の急ブレーキは、体が前方に投げ出されたり、タイヤが滑りやすくなったりして非常に危険なので、避けましょう。

「離れた所に目標物を決めて、少し漕いで、じわじわーとブレーキをかけて、目標物までに安全に止まる」という練習をすると良いと思います。

■ バイクとブレーキに慣れてきたら、コースを走ってみよう!

はじめてのオフロードの下り坂では、スピードコントロールが大切です。
下りでは何もしていなくても徐々にスピードがつきます。
なので、自分が無理なく下れるスピードになるように、ブレーキで調節しましょう。

その場合もギュッと強く握っての急ブレーキは避けて、軽く握ってゆっくり、少しずつブレーキをかけて、バイクが進みながらも減速させる、「当て効き」を心掛けます。
それから車の運転と同じで、カーブでブレーキを強くかけると、スリップしやすくなります。
なるべくカーブに入る前に減速しておき、余裕を持って曲がれるようにしましょう。

■ さらに慣れてきたら、乗車姿勢を変えてみよう!

マウンテンバイクで下る時は、ペダルの上に立ち、両足を地面と平行に保った状態が基本姿勢になります。
さらに股関節と膝、肘は軽く曲げておきます。

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サドルに座ったまま路面がでこぼこな所を下ると、衝撃が身体にダイレクトに伝わってきて、はね上げられたりすると思います。
ペダルの上に立って股関節と膝、肘を曲げておく事で、路面からの衝撃を吸収する事ができます。

でも、はじめてのマウンテンバイクでこのペダルの上に立つという動作は意外と難しいです。
けして無理をせず、余裕があったらちょっと試してみて下さい。

* * *

さて、初めてのマウンテンバイク体験はいかがでしたか?
ハイキングや登山で山を歩くのとは違うスピードで、自然の中を走り抜ける気持ち良さを感じて、夢中になって遊ぶ内に、日々の嫌な事なんかもすっかり忘れていたのではないでしょうか?!

もっといろんな所を走りたい!自分の相棒となるバイクが欲しくなった!という方に向けて、次回の「ステップ3」では、はじめてのマウンテンバイクの選び方をご紹介したいと思います。

(つづく)

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