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生涯土木技術者

生涯土木技術者

わたしは土木技術者であり続けようと思います。
思うところがありまして。

そんなわけで、生涯土木技術者宣言です。

でも、土木、建設の会社・組織でずっと頑張ろうとか言う話ではないです。

わたしの中にはいろいろなプラン、構想、気持ちもぶらぶらしています。
構想はいっぱい。
これからも全力で楽しく生きますよー。

どんな職業であっても、サラリーマンを引退しても、土木技術者として生きていこうという、という話です。

土木工学は身の回りのいろいろなところで、わたしたちの生活、社会を支えています。
道路、橋、鉄道、水道、下水道、河川、港湾etc.
土木工学を学んだ、わたしたち土木技術者の活躍する場所は様々です。
仕事としての土木技術者の観点で見れば、発注者であったり、設計者であったり、施工者であったりします。
造った構造物は、供用を続けられる限り社会を支えるわけですが、造った構造物は、必ず劣化しますし、健全に長く供用しようと思えば、適切なメンテナンスが求められます。

みなさんが普段使っている道路、橋も、当然メンテナンスが必要ですし、大切なことです。
予防的にメンテナンスが出来ればいいのですが、インフラに対する予算は限られています。
一方で、メンテナンスが必要な構造物は多岐にわたっていて、全てに手が回せないのが現実です。

現在供用されている構造物、例えば道路橋でいえば、2032年には59%が建設後50年を超える供用となります。

国土交通省より

国土交通省の分科会でも提言されているように、本格的なメンテナンスに舵を切る必要があります。
でも、例えば交通量の多い道路などではそれが可能であっても、身近な道路でもそれが可能かどうか。

ならば、我々土木技術者のひとりひとり、もう少し広げて、土木に関心を持ってくれる、インフラの維持に関心を持ってもらう。
関心を持ってくれるひとを増やして、出来ることを手伝ってもらう。
それは例えば、変化・異変を感じたらすぐ管理者へ連絡する体制をとるなど、一般の利用者が係わってもらい、出来ることがあります。
そうすることで、インフラがいきなり使えなくなることがないように。

どんな職業であっても、引退しても、土木技術者でありたい。
残念ながら技術はないですけど、土木を学んだ土木技術者です。

色々とやりたいことが増え、これからの10年、20年がどうなるのか予想も出来ていない状況ですが、どうなっていても生涯土木技術者ではありたいなと思います。
少しでもいいから、みなさんのお役に立てたらいいな。
ちょっとした、決意表明でした。

では。

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