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無人駅の芸術祭/大井川2024を通して考える”公共交通”

さて、「公共交通ってなに?」ってなことを感じまして、調べてみようと思った次第です。
そのきっかけは、こちらで行程を考えている最中のこと。

交通における公共の意味とは。

調べたところ、鉄道、軌道、路線バス、タクシー、自家用有償旅客運送などが公共交通にあたります。

鉄道事業法における鉄道事業者。
軌道法における軌道事業者。
道路運送法における一般乗合旅客自動車運送事業者。
道路運送法における一般乗用旅客自動車運送事業者。
道路運送法における自家用有償旅客運送者。
海上運送法における一般旅客定期航路事業等。
航空法における本邦航空運送事業者。

*自家用有償旅客運送とは鉄道、路線バス、タクシーによって十分な輸送サービスが提供されていない地域(公共交通不便地域)において、住民の日常生活の移動手段を確保するため、道路運送法により登録を受けた市町村やNPOなどが自家用車を用いて有償で運送する仕組み(令和2年の改正によりバス・タクシー事業者が協力する事業者協力型も制度化)

公共交通における公共とはについては、国土交通省資料、第二次交通政策基本計画から確認できます。

元来、「公共」という言葉は、「社会的視点に立ち、無料もしくは十分に廉価な価格で、十分な量と質が提供されるべき財やサービス」を意味することが少なくない。その一方で、我が国では、主として民間事業者により供給される「旅客運送契約の下で運賃を支払えば誰もが利用可能な運送サービス」をもって「公共交通」と呼んでいる。地域公共交通を取り巻く状況が厳しさを増し、「公助」を求める社会的要請が強まる中においても「公共」の持つこの二つの意味の違いを意識した上での対応が必要である。

第二次交通政策基本計画より

第二次交通政策基本計画

大事な部分は、「社会的視点に立ち、無料もしくは十分に廉価な価格で、十分な量と質が提供されるべき財やサービス」の部分だと思います。

日本では民間事業者が担っているサービスも、欧州では税金や補助金による運営が行われるといいます。

当然ですが、利用者がいることが前提です。
便利なものに流されず、大切にする、利用する。
あることが大切なのではなく、利用するひとがいてこその話。

民間企業が公共交通を担っている場合が多いですが、公共交通だから赤字でも仕方がないとはなりません。
そこに働くひと、その家族の生活、企業のオーナーである株主への説明責任もあります。

以前は民間による公共交通が成り立っていた地域でも、自動車の普及や過疎化など、さまざまな問題に直面しています。

公的なお金を入れるにも、利用者の存在が大切です。
一度失われた公共交通を再び再開するには、ものすごい労力を必要とすると思います。

毎日とは言いませんが、地元の方も時々使って下さいね。
乗って、使って残そう、公共交通。

いずれにしても自分事として考えていきたいですね。

では。

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