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ひふみ投信の月次報告書を読んで(23年8月運用分)

ひふみ投信

いつもはざっと見ているだけの運用報告の月次レポートですが、いくつかの投資信託について、しっかりと読むことが出来ました。
先日はコモンズ30ファンドとザ・2020ビジョンを投稿しました。


今回はひふみ投信です。

わたしが積立をしている投資信託のなかでは、第2位の位置付けです。
ひふみ投信は2008年9月から運用をスタートしていて、わたしも積み立てを続けてきたファンドです。

組み入れ銘柄は302社。
組み入れ比率の上位10社は作成基準日(8月31日)、組み入れ比率の上位30社は5月31日を基準日として公表されています。

7ページまではふんふん、流して読む感じです。
7ページの下段に書かれている、1年間の積み立てと5年間の積み立てでのパフォーマンスの比較から、ようやくスイッチが入りました。

上記のグラフは、ひふみ投信を1年間あるいは5年間つみたて購入した場合のパフォーマンス(運用成果)を比較したものです。
つみたて期間1年のときの元本割れの確率は27%、つみたて期間5年のときの元本割れの確率は1%で、長期間(5年間)つみたてした場合のほうが、短期間(1年間)つみたてした場合よりも、元本割れする可能性が低くなる傾向がありました。
これらはひふみ投信の過去の実績であり、今後の実績をお約束するものではありませんが、ひふみ投信をつみたて購入する場合、つみたて期間が長期になればなるほど、つみたて投資の効果を実感しやすくなる可能性があります。
つみたて投資はぜひコツコツと“長期で続ける”ことをご検討ください。

ひふみ投信2023年8月度運用報告書より

いいですね。
こういうの。
もっとコツコツ投資をアピールしていきましょう。
わたしの場合は面倒だからがスタートなんですけどね。

そして以下は運用責任者の藤野さんのコメントから。

ひふみ投信はインフレの継続をメインシナリオにしながら、日本の食品卸株へ複数銘柄の投資を行ないました。食品卸銘柄はインフレによる値上げの恩恵を受けると考えられるからです。また複数の小型株への投資も増やしました。一方で、年前半に株価が上昇した金融株の一部を利益確定で売却しました。ビッグモーター問題に揺れている損害保険銘柄についても売却しています。
ひふみ投信の運用をより長期視点で投資を行ない、10年目線の投資をする方向にこれから大きく変えていこうと考えています。ひふみ投信は経営者との対話や長期の目線での投資を行なってきましたが、さらに10年の目線で企業の成長を判断し、よりよい会社に長期投資の目線で投資をすることを一層大胆に行なっていくことを考えています。
当社では「ひふみ魅力化計画」という社内での取り組みを行なっていましたが、今後はより社内外での対話を重視した運用のあり方に変えていこうと考えています。
より未来志向になったひふみ投信の運用に対して、ぜひ期待をしていただきたいと思います。開示のあり方もよりわかりやすい形になるようにつとめていきたいと考えています。これからも全力を尽くして運用しますので、ひふみ投信を何卒よろしくお願いいたします。

ひふみ投信2023年8月度運用報告書より

実のところ、ひふみ投信とは、以前に比べて距離感がある気がするんですよね。
それが何なのかはわかっていないですし、それで積み立てをどうこうしようと思っているわけではないんですが。

藤野さんのコメント中、10年目線を強調されています。
そして社内外の対話を重視した運用という言葉も出てきています。
どんな変化があるのか、楽しみにしてます。

10、11ページのある、運用メンバーからのメッセージはいいですね。
もうちょっと柔らかめ、砕けめのテーマも聞いてみたいですね。
楽しみにしています。

では。

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