𠮷澤奈々絵

社会人。大学の専攻は声楽。歌と読書と芸術鑑賞が趣味。ブログ始めたきっかけは就活。今もた…

𠮷澤奈々絵

社会人。大学の専攻は声楽。歌と読書と芸術鑑賞が趣味。ブログ始めたきっかけは就活。今もたまにアウトプットの練習?してます。笑 将来的には歌だけでなく言葉で人の心を動かしたい!

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最近の記事

ミネアポリス美術館 日本絵画の名品

先日は、サントリー美術館にお邪魔してきました。 なので今回は、その感想を記事にしようと思います。 ミネアポリス美術館↓公式サイト 場所はアメリカ合衆国のミネアポリス市にあり、コレクションの数はおよそ10万点という、とても大きな美術館です。 きりぎりす絵巻展示品の中で私が特に面白いなと思ったのは、この記事のトップ画像になっている「きりぎりす絵巻」です。 なんとこの絵巻物、虫を擬人化した物語! 今、巷で話題の「ウマ娘」という実際の馬を擬人化したゲームがありますが、昔の

    • 花輪〜伊:Ghirlanda〜

      実家の庭のクローバーことシロツメクサが生い茂ってしまい、草むしりが大変な今日この頃…🍀 私がまだ幼いころ、シロツメクサの花の輪っかを作って遊んだ思い出が蘇ります(^。^) ギルランダギルランダとは、イタリア語で「花輪」という意味。 私が最近通っているカフェのカップコレクションに同じ名前のものがあり、とても可愛らしいのでつい記事にしてしまいました。 リチャードジノリというブランドのものです。どんな柄なのか、興味のある方はぜひ上のリンクから探してみてください! ギルランダ

      • 開かれた物語

        ~この記事は『ダンテ「神曲」地獄篇 第4歌 辺獄』の関連記事です~ 今回は普段よりも無茶苦茶なことを言っている内容になると思います。あくまでも一個人の意見として書きますので、予めご了承ください((+_+)) 存在と認識の違い「開かれた物語」。この言葉自体は、大学の心理学系の講義で初めて知りました。 言葉の定義をググってみたのですが、明確に載っていなかったので私なりに調べた上で 「開かれた物語」とは、物語的自己同一性を健全にしうるもの と、ここでは定義します。さてこの

        • ダンテ「神曲」地獄篇 第4歌 辺獄

          皆さんは、「死後の世界」を信じますか? 今回は、信じている方の中でも、地獄の底で苦しみ続けたくない方、必読のパートです! 実際に第4歌を読んだ私なりの感想と考察を書いていこうと思います。 もし興味のある方は是非『神曲』読んでみてくださいね(^^♪ 第一の圏谷 辺獄(リンボ) ダンテとウェルギリウスが地獄に入って、まず出会う人。それは「キリストの洗礼を受けていない者たち」でした。 洗礼を受けなければ地獄行き…。ということは、天国に行くためには、洗礼を受けなくちゃいけな

        ミネアポリス美術館 日本絵画の名品

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        • ダンテ『神曲』地獄篇(一部)
          10本
        • 〜を読んで
          9本

        記事

          うつ病と私。

          「精神疾患の場合だと、平均在院日数はこのように長くなっています。」 仕事で毎回お客様に話していたフレーズだった。 まさか自分が…今でもそう思っている。 コロナ禍での入院。最初の7日間は、1人部屋にいなければならなかった。もちろん部屋代は全額自己負担。 職業柄でもないが、手厚い医療保険に加入しておけば、と何度思ったことか。 休職してから、もう4ヶ月を過ぎている。 その間に本当にいろいろなことがあった。 夜は眠れず、食欲もなく、幻覚に襲われては恐怖でまた心を病む。涙が止

          うつ病と私。

          なぜ若者は投票に行かないのか

          今日、菅内閣が発足しますが、昨日ツイッターでは奇妙なハッシュタグが出回っていました。 # スガはやめろ ツイッターの利用者の多くが、学生や働き盛りのいわゆる若者だと思います。 このハッシュタグでツイートしている人の何割が、毎回投票に行っているのか? と考えてしまいました。 言いたいこと言うだけ?私の周りでも、投票に行かない上司や同期がたくさんいます。 ただその中には誰かしら、投票に行かずとも議員に対して意見や批判を「言うだけ言う」人がいるのでは?とも思います。 実際、

          なぜ若者は投票に行かないのか

          ♪「Sensibilità」/DSC 和訳してみた

          みなさん、お元気でお過ごしでしょうか? 私の方はというと、先日、大学でお世話になっていたイタリア語の先生から久々に連絡がありました。このところ、4月からの仕事のことで頭がいっぱいでしたが、またイタリア語に触れたくなりました。 ということで今回は、対訳を試みようと思います。 間違えているところもあるはずなので、随時訂正していければと思います。 私の大好きな曲アーティストの名は「Dirotta Su Cuba 」。 もう半年以上前になりますかね?イタリアのラジオを聴いて

          ♪「Sensibilità」/DSC 和訳してみた

          ダンテ「神曲」地獄篇 第3歌 地獄の門

          ステイ・ホーム! 4月から新生活が始まった方も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?(^^) 読み進めていたダンテ『神曲』地獄篇、久々に記事にしようと思います! 地獄の門東京・上野の国立西洋美術館に、ロダン作『地獄の門』が展示されています。 小学校の卒業旅行で東京を巡ったとき、西洋美術館を訪れ、心が踊ったのをよく覚えています。 静岡県立美術館を含め、世界に7つの『地獄の門』があるらしいですよ。 子供の頃は、(すごく不思議な門だなー!)と、目の前で立ちつくすこ

          ダンテ「神曲」地獄篇 第3歌 地獄の門

          「シーシュポスの神話」を読んで

          今年の桜も美しく咲いて、春の風はどこからか口笛を運んできました♪ さて今回は、アルベール・カミュ著『シーシュポスの神話』という本をご紹介します! この本を読むきっかけお恥ずかしながら、少し前までカミュという名前を認識していませんでした…(たぶん授業で聞いたことはあっても覚えてない)。 きっかけは私が家でゴロゴロしているとき。YouTuber「QuizKnock」さんの動画内でカミュの名前が出てきたのです。確か、シーシュポスの神話で知られるノーベル文学賞受賞者は誰か?みた

          「シーシュポスの神話」を読んで

          「一九八四年」を読んで

          先月末まで卒業旅行でフランスにいたのですが、帰国するなりみんなマスクを付けていて驚きました…! みなさんティッシュとマスクは足りてますか(°_°)←足りない筆者 約3ヶ月かけてやっと『1984年』を読み終えたので、今回はこの本を皆さんにご紹介します! 読むきっかけ以前『海辺のカフカ』『アルケミスト 夢を旅する少年』をこのブログにてご紹介しましたが、この2冊は私の通っている大学の先生が講義で学生に紹介していた本でした。 この本も、その先生が授業の予習として読んでほしい、

          「一九八四年」を読んで

          映える旅行

          この間、資格試験が終わり、やっと一息つけたので戻ってきました…!! お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノ この数ヶ月間で変わったことといえば、旧友の勧めでinstagramというアプリを始めたことです。やってみると意外と奥深い。 そこで今回は、「インスタ」ユーザーはこのアプリに何を求めているのかを、自分なりに考えてみました。 インスタとは写真・動画投稿SNSとして、世界中の若者を中心に利用されています。本投稿(言い方合ってるのかな?)の他に、ストーリー機能というのもあり、

          映える旅行

          林光とオペラ

          こんばんは! 今日は林光さん作曲のオペラ2本を、続けて観てきました! とにかく感動したので笑、忘れないうちに感じたことを少しだけでも書きます!! 作曲家 林光について私は合唱で『三十五億年のサーカス』という曲集?の中から何曲か歌ったことがあり、その中でも『ギョウザの夢』という曲は、当時からインパクトが強くよく覚えています笑 ♪世界を包む 謎の薄皮 (ルルル〜) 出だしからもう、面白そうじゃないですか?笑 林光さんは、現在の東京芸大を卒業後、1974年から同大学の声楽

          林光とオペラ

          性と死について考える

          お久しぶりです。 昨日、一昨日と友人が出演する舞台を見に行ってきました! 設定「死」が伝説となった未来。 『希望』を強いられることに疑問を持つ少女、モミ。自分の性に悩み『規格外』の烙印を押される少年、オモヒ。 『「死」の根絶』を切望する医師、アマテラスと 『「永遠の子供」』を育てつづける業を背負った、双子の姉アマテル。 性のない存在、詩人ツクヨミとは? 不死を分け与える、スサノオとは? 生きること。 アイデンティティ。 希望。 年齢、ジェンダー、アイデンティティ…。 すべ

          性と死について考える

          ダンテ「神曲」地獄篇第2歌 ベアトリーチェ?

          いつの間にか、イタリアでは「Ferragosto」(聖母被昇天の祝日、8月15日)も「il Palio」(パリオ祭、7月2日と8月16日)も終わってしまいましたが、日本ではまだまだ厳しい残暑が続いていますね。 さて今日は、「神曲」地獄篇の第2歌の内容を共有していきます! そもそも、いつの話?そういえば、この話をしていなかったなと思い、慌てて書きます笑。 時は1300年の春。復活祭の木曜日の夜半から、この物語は始まります。 第2歌は、聖金曜日の暮れ方からの出来事です。

          ダンテ「神曲」地獄篇第2歌 ベアトリーチェ?

          ダンテ『神曲』地獄篇第1歌

          今年の夏は美味しいかき氷も食べたし、浴衣も着たし、花火も見たし! 私の夏は、もうすでに終わりかけています…!(いや、ずっと遊んでないでイタリア語の勉強もしなさいよ!!笑) ということで笑、お久しぶりのダンテさんです♪ 冒頭Nel mezzo del cammin di nostra vita mi ritrovai per una selva oscura, che la diritta via era smarrita. ひとのいのちの道のなかばで、 正しい道をふみ

          ダンテ『神曲』地獄篇第1歌

          イタリア好き!

          昨日は初めてバジルのジェラートを食べました。香り引き立つすっきりとした甘みで、とっても美味しかったです! Buonissimo! さて、皆さんは「イタリア好き」というフリーマガジンをご存知でしょうか?? 今回はそんな雑誌があるんだよ〜ということを皆さんにご紹介できればと思います! 文流での出会い筆者はこれだけイタリアのことについて書いているわけですが、「イタリア好き」というフリーマガジンがあるということに、お恥ずかしながら昨日まで知りませんでした(°▽°) とその前に

          イタリア好き!