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【自転車旅行記】2009年秋 岐阜・愛知 ~岩村、香嵐渓など~(11/21~11/23)

いつもお読み頂きありがとうございます!

秋の気配が深まっていますね。

今日は秋の自転車旅行記noteを書いていきたいと思います。

2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

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紅葉を求めて秋旅行。岐阜からチャリ旅では初となる愛知へ。

基本情報

期間:2009年11/21~11/23
距離:157.1km
獲得標高:2,568m
コース概要:多治見ー鬼岩公園ー恵那ー岩村ー明智ー足助ー安城(岐阜・愛知)
形式・人数:グループ旅行(4人)

コース全体

詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

11/21 多治見ー恵那

行程:(輪行)多治見ー永保寺ー鬼岩公園ー恵那
宿泊地:民宿よしだや

名古屋まで新幹線輪行、そこから岐阜の古虎渓(ここけい)駅まで更に輪行します。新幹線輪行はやっぱり楽、正義。

そこから多治見市街に向けて土岐川沿いを走ります。秋晴れといった感じで気持ちいいです。

土岐川沿いのサイクリングロード

多治見市街に着きました。昭和初期まで美濃焼の問屋街として栄えた伝統的街並みが残っていて、本町オリベストリートと名付けられています。

本町オリベストリート、立派な商家

所々に風情を感じる町屋建築があり、散策するのが楽しかったです。

交番も街並みに合わせたシックなデザイン。結構カッコいいですね。こういう街並みとの調和に配慮するのグッときます。

多治見市街の交番

多治見は、美濃焼の一大集積地。今は、外国製品に押されてはいるものの、往時をしのばせるように陶磁器を扱うお店もありました。

多治見の陶磁器問屋

さて、永保寺に向かいます。今回のお目当てである紅葉がお出迎えです。

永保寺の紅葉

永保寺は鎌倉時代末期に創建された禅寺です。庭園は国の名勝指定を受けています。そして、2件の国宝建造物を有しています。ワクワクしちゃいます。

永保寺名勝庭園と観音堂(国宝)

観音堂は南北朝時代に建立された仏殿です。禅宗様と和様という建築様式がMIXされた特異性があるとのことです。屋根の反りが結構あって、近くで見ると更なるカッコ良さ感じます。

永保寺観音堂(国宝)

もう1件、開山堂です。この時は塀が閉まっていて遠くからしか見ることが出来ませんでした。こちらも特異な建築形式なんだとか。南北朝時代の建立です。

永保寺開山堂(国宝)

こちらも屋根の反りがカッコいいです。

名勝庭園に国宝建造物も複数あって、文化財好きにはたまらないお寺でした。そして、紅葉も本当にいい感じ。ドンピシャの時期に来れたという満足感に浸ります。

ピークを迎えた紅葉

永保寺を後にして、鬼岩公園という所に移動します。「鬼岩」というだけあって、巨石奇岩がたくさんあり、岩屋くぐりが楽しめます。ちなみに「鬼岩」というのは花崗岩が侵食してできた石であり、国の名勝および天然記念物に指定されています。

鬼岩公園、岩屋くぐりの入口

岩屋くぐり、結構ガッツリ探検気分味わえます。

岩屋内部

仮に岩が崩れてきたら即死してしまいそうなルートです。

岩々がいちいち巨大

見晴らしの良いところに出ます。対面に鬼岩がよく見えました。ここは紅葉は余りしてないようです。それでも十分楽しめましたが。

巨岩奇岩たち

この後、旧中山道を通って恵那へ。途中いくつか宿場町もあったのですが、暗くなってしまいあまり良い写真が残ってません。恵那で一泊です。

11/22 恵那ー足助

行程:恵那ー岩村ー明智ー足助
宿泊地:山城屋旅館

宿のすぐ近くが恵那峡でした。

恵那峡は国内初の発電用ダムである大井ダムによって形成された人造湖含む渓谷の景勝地。ダムって景観を損ねることが多いですが、ここは逆にダムによって風光明媚になったそうです。

こちらが大正13年に木曽川に造られた大井ダム。重力式コンクリートダムです。今から100年近く前の時代に造られたとは思えない立派さ。近代化産業遺産にも指定されています。

大井ダム

ダム湖です。朝だからなのかとても穏やかでした。

朝のダム湖

恵那峡が一望できる展望台にも行きました。曇天なのであまり紅葉が映えてませんがいい景色です。

恵那峡

岩村の古い街並みを目指します。岩村駅、激渋いですね。

岩村駅

岩村は、日本三大山城の1つである岩村城とその城下町が著名。街並みは重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。商家の町家群が良く残されています。

重伝建の通り

こちらは一般公開されている木村邸。藩主も頼りにしていた豪商だったとのこと。

旧木村家住宅
旧木村家住宅の裏側、なまこ壁

タイムスリップ感を堪能しながらの街歩きは本当に楽しいです。

観光地図を見ながら散策

珍しい土蔵造りのお寺なんかもあります。

浄光寺

旧勝川家住宅。内部も無料で見学できました。

旧勝川家住宅
旧勝川家住宅内部

ちなみに岩村城は、石垣を残して建物はもう残っていないとのことでスルーしてしまいました。

明智という町に移動します。明智は、大正期以降の風情が残る建造物が点在しており、それで街おこしをしています。町全体を「日本大正村」と称してテーマパーク(?)化してます。

こちらは、旧郵便局の庁舎。明治8年に建てられたそうでエイジングの具合の良さ半端ないっすね。

逓信資料館

こちらは旧町役場で、現在は日本大正村の展示スペースや休憩所が設置されたテーマパークの中心構成スポット。明治39年竣工で国の登録有形文化財です。

日本大正村役場

他にもいくつか建物があるのですが、時間切れで再び走り始めます。愛知に入り、宿泊地の足助(あすけ)という町へ。

宿の近くには香嵐渓という紅葉の名所があり、ライトアップされているということで夕食後に行ってみます。

ライトアップされた香嵐渓

夜の写真なのでブレブレです。
せめて、とても綺麗で幻想的な雰囲気が伝わっていれば幸いです。

夜の待月橋

夜、川、紅葉、橋、、無敵の組み合わせ。しばしうっとりしてしまいました。

11/23 足助ー安城

行程:足助ー豊田ー安城(輪行)

朝、再び香嵐渓に向かいます。色づきが最高潮という感じです。

巴川の川原と紅葉

茅葺の休憩所なんかもあって、しっかり観光地です。それにしても人が多く、中部地方でも有数の紅葉スポットなんだなと感じました。

見事な茅葺屋根と凄い人出
紅葉のトンネル

足助の街並みも重要伝統的建造物群保存地区(旅行時は未指定)です。伊那街道の宿場町であったのだとか。こちらも散策します。

旧三嶋館
旧田口家住宅

いくつか現役の旅館も残っていて、前日に宿泊した山城屋もそのうちの1つ。重伝建の建物に泊まれるとは貴重な経験ができました。

足助の裏山をもう少し散策します。太陽が出てきて余計に紅葉が美しくなってました。

観音寺への登り
見晴らしの良いとことから見えた足助の街並み

さて、この日も移動開始です。海の方に向かって走ります。

途中、王滝渓谷という所に寄りました。こちらも紅葉がいい感じで、この旅では紅葉の外れがほぼありませんでした。

王滝渓谷

この日は、安城駅まで走ってフィニッシュ。輪行で帰路に着きました。

* * *

先日のnoteでも書いた通り、現在3週間の育休を取っています。しかし、それも本日で最終日。。

明日から仕事頑張ります!

以上

最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!

*カバー写真:足助の里山の紅葉(愛知)

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