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明星大学の学生からの153の質問に答えていくnote パート3

6月に明星大学で講義をさせていただくことになり、事前アンケートでいただいた153人の学生からの質問に回答しています。

今回はパート3です。どうぞお付き合いください。

お初の方は、ぜひパート1からご覧ください。

https://note.com/msyk_ito/n/n7e0f5f4855b1


Q:一般人も宇宙に容易に行ける時代はいつくるとお考えですか?

A:宇宙旅行にかかる費用は徐々に下がっていき、宇宙旅行に行く人も徐々に増えていきます。例えばオーロラを見に行くくらいの負担で宇宙に行ける時代もきっと来ると思います。ただ、それがいつなのかを予測することはできないというのが面白いところです。予測が困難だからビジネスチャンスがあるわけです。


Q:地球はどのように見えますか?

A:

NASA Image and Video Library


Q:宇宙ビジネスの魅力は何ですか?

A:面白い人が集まり始めてるところです。

仕事って、誰とやるかがすごく大事なのですが、今、宇宙ビジネスに面白い人たちが集まり始めてるので、めっちゃ楽しいです。


Q:1番大変なことは何ですか?

A:「起業最高!」って日もあれば、「おれもうダメかも」って日もあって、感情に振り回されないようにするのが大変です。


Q:宇宙は楽しいですか?

A:楽しいです。


Q:この事業で活動した時に喜びを感じる瞬間、悲しみを感じる瞬間はありますか?

A:喜びも悲しみも、会社員時代よりめちゃくちゃ増えました。


Q:一番美味しい宇宙食はなんですか?

A:そんなに宇宙食を食べた経験がないのですが、和食は人気だそうですよ。


Q:理系じゃなくても、このようなことはできますか?

A:ビジネスには様々な役割が必要ですので、文系な人も活躍しています。


Q:起業しようと思ったきっかけは何ですか?

A:「起業」という夢を秘めつつも14年間ずっと会社員をやっていた僕ですが、今しかないと思えるような絶好のタイミングを感じました。いくつもの要素が重なって、最高の波が来たって感じです。

ちょっと挙げてみましょう。

  • 新しいビジネスチャンスにいち早く気づけていたこと

  • それが自分のこれまでの経験を活かせるものであったこと

  • JAXAからお仕事をいただけるチャンスがあったこと

  • 会社のプロジェクトがひと段落して次の挑戦が見出せずにいたこと

  • コミュニティ活動を通して社外での人脈がどんどん増えていたこと

  • 万が一失敗しても再就職に困ることはまずないだろうという自信があった(市場価値の高いスキルを獲得できていた)こと

14年間待っただけあって、極めて有利な状況下で起業できたかもしれませんね(笑)


Q:火星移住って出来ますか?

A:わかりません。ただ、移住できる可能性が最も高い惑星が、現時点では火星です。


Q:最終的に宇宙に行きたいですか?また、宇宙に行けたら何をしたいですか?

A:今のところ、宇宙に行きたいとは思っていないのですが、もし行くことになったら、たぶんTwitterに投稿すると思います。


Q:宇宙のどのような点に可能性、惹かれるポイントを見出したのでしょうか?

A:ビジネスとして市場規模が拡大していくのはほぼ間違いないだろうと思いました。そして、面白い人がたくさん集まっていたので、単純にそういう人たちと話していて楽しかったです。


Q:Webやデジタルを仕事にしていくのに、必要な資格やスキル、持っていた方がいい能力、教えていただきたいです。

A:まず、日頃から使ってみることが大事です。流行ってるアプリやデジタルデバイスなどを見聞きしたら、自分もいち早く使ってみる。そして誰に教えられるわけでもなく、自分で情報を集めて使いこなせるよう試行錯誤してみる。

そういう、新しいツールを自ら取り入れていくスキルが超重要だと思います。例えば今だったら、メタバース系のスキルを磨いておくと数年後に仕事で役立つ可能性が高いように思います。


Q:就職活動に失敗しないように後悔しないようにするにはどうしたらいいと考えていますか。また、自身の就職活動を行なったときの失敗から学んだことやどうしたらいいなどのアドバイスはありますか?

A:僕が就職活動で成功したのは運が良かっただけなのですが、やはりあの頃の自分では良い会社を見極めるのは難しかっただろうなと、今振り返るとそう思います。世間知らずで、知識も経験もなさすぎましたので。

社会人になった後に知って「やばいな」と思ったのは、業界によって年収の相場が全然違うということですね。そんなことも知らない、お花畑な学生でした。

そんな昔の僕にアドバイスしたいのは、「もっといろんな大人と話せ」ということです。


Q:宇宙のことを考えすぎると気持ち悪くなっちゃうことはないのですか?

A:今のところ大丈夫です。ただ、会社の売上がやばくて気持ち悪くなっちゃうことはたくさんあります。


Q:社長業でやりがいを感じることはなんですか?

A:自分で決めれる自由があります。そのかわり、全ての責任を自分で負う必要はありますけど。

自分の服をお母さんに決めてもらうのはもう嫌になって、自分で選び始めた子供のような、まだまだひよっ子社長なので、そんなのが楽しいです。最初のうちはコーディネートがめちゃくちゃだったりもするけど、そうやって成長していく人生が楽しいです。


Q:大変ではないですか?

A:ちょっと難しいくらいのゲームの方が楽しいのと同じです。僕もようやく起業して戦えるくらいのレベルになりました。


Q:組織作りにおいて、大切にしていることは何ですか?

A:メンバーが自分のために動くと、組織のためになる。メンバーが組織のために動くと、自分のためにもなる。そういうWin-Winの仕組みづくりを意識してます。


Q:人間が他の星に移住できる時代はいつ来ますか?

A:これも、タイミングを予測することは不可能です。

ただ、例外があって、それに挑戦する人たちがいち早く予測可能になるんですよね。つまり、「我々は◯年後に火星に◯人の人類を送り込む」と目標を掲げて、成し遂げる人が現れるということ。過去の歴史を振り返っても、そんな感じですよね。


Q:宇宙で一般人が生活するとなった時どのぐらいお金かかりますか?

A:わかりません。ただ、宇宙飛行士の作業コストは「550万円/時間」だそうですから、今宇宙に人が滞在するためにはそれに近いコストがかかるということだと思います。


今日はここまで

これで合計60個回答完了ですね。

そろそろだんだん回答が雑になってくる頃かもしれません。

では、また来週。


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