明星大学の学生からの153の質問に答えていくnote パート1
今度の6月に明星大学で講義をさせていただくことになったのですが、事前アンケートで153人の学生から質問をいただきました。質問、面白いですね。折角ですので、講義当日までnoteで毎週ちょっとずつ回答していこうと思います。
前提として、伊藤のプロフィールを改めて載せておきます。
それでは、Q&Aスタートです。
Q:きっかけがなんにせよ、なぜそこまで行動に起こせるかが知りたいです。
A:学生の時の恋愛で、行動力がなかったことを死ぬほど後悔してまして、そのコンプレックスが行動力の源泉になってます。
「まじでおれは10年間、どれだけのチャンスを棒に振ってきたことか」
行動しないことで失ってきたものを考えると、行動せずにはいられなくなります。
Q:宇宙ビジネスとは何ですか?
A:いろいろあります。ここでは主なキーワードを挙げてみましょう。ロケット、衛星通信、衛星データ活用、月面開発、宇宙旅行、いかがでしょうか?多少はイメージできますか?
例えば、月面開発を少し掘り下げてみましょう。人が月に行き始めれば、月面でも地球と同じように、建設、物流、通信、交通、エネルギー、食品、生活用品、娯楽などなど、様々な事業が必要となるのが想像できますか?
Q:宇宙人は存在すると思いますか?
A:僕はいると思います。ただ、皆さんが「宇宙人」でイメージするような、知性を持った別の文明と出会えるか?と言えば、それはかなり厳しいのではないかと思ってます。まずは地球外に生物の痕跡を見つけるところからトライ、という感じです。
Q:起業するために必要なスキル、もの、準備しておいた方がいいものありすか?
A:まずは「なぜ起業したいのか?」、人生をかけて挑戦したいと思える、起業の理由があると良いです。それがないと、途中で折れる可能性が高い気がしてます。
Q:なぜオンラインサロンを開設しようと思ったのですか?
A:日本が宇宙分野で世界をリードするために、日本でも宇宙ビジネスの挑戦者を増やす必要があります。そのための手段として、僕はコミュニティが必要だと思い、ABLabを立ち上げました。
Q:人類は本当に地球を捨てて宇宙に住むと思いますか?
A:それはきっと、あり得ないと思います。宇宙で生活する人は増えていきますが、人類にとって最も大切な星が地球であることは明らかです。何がなんでも守り、残り続けることは間違いないと思います。
Q:まだやりたいことがたくさんございますか?
A:たくさんあります。あなたたちの世代にこの表現が伝わるかはわかりませんが、「精神と時の部屋」が欲しいです。
Q:起業した際に1番大変だったこと
A:大変だったことはたくさんありますが、一番を選ぶとすれば、「自分のメンタルとの戦い」ではないでしょうか。メンタルが弱くなると、不安や恐れで自滅しちゃいますからね。これは実際に体感してみないとわからないかもしれません。
僕は「ジェダイの哲学」という本を何度も読んで、心を強く保ちました。
Q:デジタルマーケティングの基礎はどのようにして学ばれましたか?
A:会社で実務を通して学びました。インプットは、本や、Web、人から。学んだことを実行して、うまくいったりいかなかったり、そういう試行錯誤の経験を通してスキルが磨かれていきます。
学校の勉強は嫌でしたが、仕事のために自ら勉強するのは大好きなので、社会人になってからずっと、オフの時間も結構勉強してます。
Q:宇宙ビジネスでは何ができるのか?
A:僕の専門は「マーケティング」と「コミュニティ」ですから、僕はそれを通して宇宙ビジネスに貢献していきます。「仕事で何ができるのか?」の答えと同じように、人によっていろいろな答えがあるのでしょう。宇宙は未開拓な領域ですから、これからいろいろなことが必要とされるようになりますよ。
Q:起業しようと思った時期はいつですか?
A:大学2年生の頃だったと思います。当時はITバブルの起業ブームで、ホリエモンやサイバーエージェントの藤田晋さんに憧れてました。起業したいと思っていろいろ勉強してましたが、行動に移すには至らず、就職して長い会社員生活を送ることになります。幸か不幸か、めちゃくちゃ良い会社に入ってしまったのです。仕事も楽しいし、給料も良いしで、わざわざその恵まれた立場を捨てるなんてできなくなっていきました。そんなこんなで結局、起業するまで16年もかかってしまいましたと。
Q:就活において大事なことは何ですか?
A:自己分析です。自分はどんな場所でどんなことをしているときに輝くのか、自分の特徴を整理して完璧に理解してください。自分の特徴が活きる場所に身を置くことが何より大事だと思います。
Q:この仕事を始めようと思ったきっかけはなんですか?
A:宇宙ビジネスもコミュニティも、その分野が秘めているポテンシャルの大きさに惹かれました。「これはすごいことになるかもしれない」と思って、どんどん深くのめり込んでいくわけです。
Q:社長になろうとした経緯はなんですか?
A:僕は大学生の頃からずっと社長になりたかったので、ずっとそのつもりで自分を磨いてました。最初の動機は憧れですが、後に自分の特徴を知るにつれ、やはり自分は社長になったほうが輝けるはずだと思うようになりました。まさに、なるべくしてなったわけです。
Q:宇宙とビジネスを、どのように結びつけているのですか?
A:例えば、月で月面基地の建設をする時代があと数年で来るとして、そのとき月ではどんな課題がありそうですか?その課題を解決できるプロダクトを開発したらどのくらい儲かりそうでしょうか?そんな視点で考えていくと良いだろうと思ってます。
Q:宇宙旅行はいつからいけますか?
A:お金があれば、もう行ける。というのはご存じかと思いますので、もう少し詳しい話をしましょう。
一口に「宇宙旅行」と言っても、実はどこに行くかで金額は全く異なるのです。上空100kmから先が宇宙です。そこでは無重力を体験し、青い地球を眺めることができます。国際宇宙ステーションは400kmのところにあります。宇宙に数日間滞在できます。月は約38万km先です。月旅行はちょっと別格ですよね。
上空100km程度の宇宙旅行でしたら、今後数年で経験者はどんどん増えていき、旅費もどんどん下がっていきます。あなたはいくらまで下がったら宇宙旅行に行きたいと思いますか?
Q:名前の由来はなんですか?
A:昔、僕も両親に聞いたことがあります。
「神様につけてもらったんだよ」と言われました。
それ以来、聞くのをやめました。
Q:火星にテラフォーマーズはいますか?
A:その漫画は読んだことないですが、今検索してみました。いたら最悪ですね。幸い、NASAの火星探査機や探査車が撮影した画像には、そのような生物の痕跡は一切なさそうなので安心しています。
Q:就活に必要なガクチカがありません。どうするべきでしょうか?
A:「ガクチカ」とは学生時代力を入れて頑張ったことの略称ですね。ないものは仕方ない。そのコンプレックスを活力にして、今社会に目覚めれば、むしろ早い方だと思います。勉強しない人や行動しない人が多いですから、簡単に逆転できます。
就職活動は、ガクチカが無くても大丈夫です。ガクチカはあなたを売り込む材料の一つに過ぎませんから、別の売り方を考えましょう。
ちなみに、僕のエピソードを一つ紹介します。僕は34歳から宇宙の勉強を始めたので、知識も人脈も実績もゼロでしたが、半年で賛同者を集めてABLabを立ち上げることに成功しました。その時、僕が皆に語ったのは、過去ではなく、今と未来の話です。
Q:室蘭工業大学について
A:宇宙分野で有名な大学なのだと思いますが、僕は詳しくないです。すみません。
今日はこのへんで
ということで、まずは20個回答してみました。楽しいけど、結構大変ですね(笑)
続きはまた来週。
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