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マグネシウムの真実

マグネシウムは酵素を働かせる補酵素として働くが、その600種類くらいの酵素に働くと言われている。
マグネシウムは食べるだけでなく舌下吸収をしたり、液体を体に塗ることで疲労や筋肉の痛みを軽減してくれる働きもある。

①骨の形成
マグネシウムは骨の形成成分である。
1番多いのがカルシウム
2番目に多いのがリン
3番目に多いのがマグネシウム

骨の形成として、カルシウムが多くて、その割合がカルシウムが4でマグネシウムが1と言われている。
多くの栄養学の権威の方によると2:1、1:1と言われることもあるくらいカルシウムとマグネシウムの比率が重要である。
この比率がだんだんカルシウムに追いついてくることが重要で、この比率が崩れてカルシウムが少ない、あるいは圧倒的に多く、マグネシウムが圧倒的に足りないということになると、あまりにも濃度の差が出てくるとホメオスタシスによって骨からカルシウムを出して、血中のカルシウム濃度を高めようとする働きが起きる。
つまり、カルシウムが多すぎると骨からマグネシウムを捨てることでマグネシウムとのバランスを取ろうとする働きが起こる。これを脱灰と言い骨粗鬆症の原因になる。

②エネルギー産生と代謝
マグネシウムはインシュリンの感受性を高めてくれる。
インシュリンは糖の代謝に関わるもので、これがうまくできない方のことを糖尿病という。
マグネシウムはインシュリンの感受性を高めて当の代謝に関わってくる。
また、ビタミンB郡とともにタンパク質の吸収やATPの合成にも関わってくる。
なので、糖質を多く取る方はクロム、ビタミンB1とともにマグネシウムを摂取してあげることが重要である。

③遺伝子機能
RNA、DNAと言われる遺伝子情報機能が正常に働くためにはマグネシウムが必要と言われ、遺伝子異常を起こすのが遺伝子組み換え食品や有害ミネラルであったりするが、遺伝子異常が起こることがガンである。
これを抑制するためにもマグネシウムが重要である。

④神経伝達
マグネシウムは交感神経に働き、カルシウムが副交感神経に働く。
マグネシウムが十分接種されておらず、マグネシウムが不足してカルシウムとのバランスが悪いと体が活発に動くことができない。

⑤筋肉収縮
マグネシウムは交感神経、カルシウムが副交感神経に働くが、筋肉の収縮においてはマグネシウムは筋肉の弛緩、カルシウムは筋肉の拘縮の働きをする。
マグネシウムは交感神経のため運動中は必要であるが、筋肉においては弛緩を促している。このことから、どちらか一方を摂取するのではなく両方をバランスよく摂取することが大切である。つまり、お互いにこのあべこべの作用を補い合っていると言える。

⑥精神疾患との関わり
統合失調症や鬱の人などメンタルヘルス系の疾患に関わる患者さんは、根本の原因は幼児期に親の愛情や信頼を感じることなく育ってしまったというのが原因として多い。こういう方の腸内細菌を見ていくとセロトニンの分泌量が圧倒的に少ない、ビフィズス菌が少ないということが言われる。
つまり、腸内環境が良くないということが言われている。
マグネシウムは精神疾患の方がほぼほぼ少ないセロトニンに依存している。
朝においてセロトニンが作られる場合においてマグネシウムが存在しないと双方において働くことができないということが言える。
このような、精神疾患・鬱・統合失調症の方に処方する薬には、ナイアシン・葉酸・ビタミンB6が処方されるが、その中に+でマグネシウムが処方されることが非常に多い。なので、このような症状を抱える方に対して非常に有効な栄養成分だと言える。

⑦糖尿病と心筋梗塞
・糖尿病
インシュリンの感受性に関わるので、それが悪くなれば結果として糖尿病になる。
糖尿病にはⅠ型とⅡ型があり先天性と後天性がある。その中の95%は後天性で生活習慣が原因で発症している。
糖尿病という名前から糖を取りすぎているのではないかと思われがちだが、一概にはそうとも言えない。極端な糖質制限や高糖質なものばかり食べる、あるいは糖質云々関係なく肥満の方は糖尿病のリスクは非常に高くなります。
このような方はクロム・ビタミンB1・マグネシウムをとることが重要である。

・心筋梗塞
心臓、血管は筋肉でできている。
カルシウムの過剰摂取が続いてしまうと筋肉はどんどん収縮していき、それによりカルシウム血漿になったり、カルシウム濃度が高まるので血栓になってしまったりする。このように血中にカルシウムの濃度があまりにも高くなることはいいことではない。これが続くことによって、血管にこう言ったものが媚びれついてしまって血管が狭くなる。あるいは、カルシウムの働きで筋肉が収縮しすぎてしまって血管の弾力性が損なわれてしまう。その結果、心臓からの血液が血管の弾力性がないばかりにどこかのタイミングで破裂してしまい心筋梗塞などの症状が考えられる。
つまり、カルシウムとマグネシウムは疾患面・栄養面から見てもバランスよく取ることが重要です。


マグネシウムは玄米・牡蠣・納豆・海藻類から摂取できます。
豆乳からも摂取できるがイソフラボンが多いので納豆の方がおすすめである。
マグネシウムは意識していないと、なかなか摂取していないので積極的に摂取していくことをお勧めします。


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