結婚してる人は、まともな人なのか?
結婚とは不思議なものだ。
ただの紙切れ1枚で今日から夫婦。
最近、海外の離婚リアリティ番組を見てつくづく感じたことは、夫婦というのはその人達が何か優れているから夫婦になるわけではないということだ。
むしろその逆で、お互いのコンプレックスや欠陥を補う存在となる時により強く結びつく。
一見まともに見える人でも蓋を開けてみれば誰でも欠陥だらけだ。
完璧な人なんてこの世にいるんだろうか?
いや、いないだろうな。
だから人は人を求めるんだろう。
満たされた(自己完結できる)人生を送っている人なら、むしろ結婚する必要は感じないかも?他人を求める必要がないから。
例えば女王様気質であたまの回転の速い美女と世間体を気にする未成熟な男の夫婦。
この美女が何でこの男と結婚したんだ?と不思議に思う。
でも、番組の中で明かされるそれぞれのコンプレックス。
美女は自分を崇めて尽くしてくれる男を求める。でも求めるレベルまで尽くせる男はなかなかいない。さらに気が強すぎで正論で人を追い詰めがち。
男は周りからの羨望が欲しくて周囲で評判の1番美しい女を求める。そのためなら靴も舐められるし何でも尽くせる。周りの男達に羨ましがられるために見た目の良い女王様(←「普通」の男には落とせないから)を求める。いわゆるトロフィーワイフ。
こんな2人の要求が見事にマッチして学生の頃から付き合い続け結婚し、今となっては30代。
これは離婚リアリティ番組だから、結局はうまくいかなかったパターンだけど、うまくいっている夫婦もそんなに変わらないんじゃないかと、、。
世間的にはなんか結婚神話みたいな、「結婚したからまともな人なんだ」なんて考えている人も今だにいるだろう。(特に上の世代は)
でも、結婚したからといってその人が優れているとかまともだとかという証明にはならない。
夫婦になって、お互いの不足を補い合う。そして励まし合い、支え合う。それがうまくいっていると夫婦関係を健全に続けることができる。
だから、結婚相手には完璧さなんて求める必要はない。
相手が欠けている所を埋める。
自分に欠けている所を埋めてもらえる。
それが出来て、しかもそれが搾取じゃなくて、お互いをポジティブにできるのが、いい夫婦。
win -winの関係。
世の中、完璧で優れた男女が結婚して夫婦になっているわけじゃない。
凸(でこ)と凹(ぼこ)、このコンビが丁度良い。
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