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ヤバい朗読。いや、これイヤホンしてて助かったでしょ【村上春樹を聴く】

村上春樹が好きで、ほとんどの著作を読んだことがあります。

日本語が聴きたくなるとだいたいAudible(オーディブル)を聴くのですが、人気の書籍はAudibleで朗読してくれる声優さんがなかなかビッグネーム。

この人が読んでくれるなら聴いてみたいな。

と思う作品もたくさんあります。

というわけで、昨日はお夕食を作りながら村上春樹の「女のいない男たち」という短編集を聴いたのですが、これがヤバかったのです。

1.5倍速くらいがおすすめ。無料で視聴もできるし、フルで聴くのも30日間無料です


朗読は俳優の市原隼人さん


「女のいない男たち」は、朗読が市原隼人さん。俳優さんなので、淡々とした中にほどよく感情を乗せる読み方が上手です。イケボですし。

市原隼人のナレーションエグい。

なんて高評価レビューもありますね。


「女のいない男たち」はリアリスティックな短編集


「女のいない男たち」は短編集です。全6編が収録されています。
1作目の「ドライブ・マイ・カー」は映画化されてアカデミー賞もとっていますね。

映画は西島秀俊さん主演。画像クリックで無料試し聞き&試し読みできます


Amazonの紹介としてはこんな感じ。

〈これらを書いている間、僕はビートルズ「サージェント・ペパーズ」やビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」のことを緩く念頭に置いていた。
と、著者が「まえがき」で記すように、これは緊密に組み立てられ、それぞれの作品同士が響きあう短編小説集である。「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」の6編はそれぞれくっきりとしたストーリー・ラインを持ちながら、その筆致は人間存在の微細な機微に触れる。
現代最高の作家がいまできること、したいこと、するべきことを完璧な形で成し遂げた作品集と言えるだろう。

Amazon.co.jpより


「イエスタデイ」に要注意


で。
2作目の「イエスタデイ」を聴きながらお夕食を作っていたときです。
(ビートルズの歌「イエスタデイ」がタイトルになった話です)

これが村上春樹本人と思しきプロフィールの主人公、早稲田大学に通う「僕」と、バイト先の同僚である早稲田大学志望の浪人生「キタル」や、その彼女である上智大学生「エリカ」との会話のシーンが多いのですが、
この大学生たちが

「彼女とどこまでいった」とか「最後までいった」とか「最後の手前までいった」とか、子どもたち世代に微妙~に聞かせたくない話を突然にはじめまして。

村上春樹作品はわりと性的描写が多いのは承知しています。しかし、久々なので忘れていました。また、だいたいの作品ではそれっぽい描写がはじまる手前で気付けるので、その時に周りに子どもがいたら一時停止するなりなんなり対応がとれるのですが、この作品では「大学生同士の会話」でいきなり始まったので受け身がとれておらず。

あーびっくりした。イヤホンしててよかった、と思ってしまった次第です。

4作目の「シェエラザード」では「ハバラと一度セイコウするたびに・・・」という出だしですし。

なかなか、要注意な作品であります。


高橋一生、宮崎あおい、松山ケンイチ、藤木直人、イッセー尾形…声優が豪華


ちなみに、村上春樹作品は本当に朗読陣が豪華です。

人気第一位は「スプートニクの恋人」だそうで、ナレーションは宮崎あおい。

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ベストセラーの「騎士団長殺し」は高橋一生。

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社会現象にまでなった氏の出世作「ノルウェイの森」は妻夫木聡。

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3巻からなる長編「ねじまき鳥クロニクル」は藤木直人。

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発売当時かなり話題だった「海辺のカフカ」は木村佳乃。

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ランニング愛好者必読のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」は大沢たかお。

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私が個人的に好きな短編集「蛍・納屋を焼く・その他の短編」は松山ケンイチ。

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海外文学翻訳もの、レイモンド・チャンドラーの名作「ロング・グッドバイ」は早乙女太一。

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は向井理。

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これも私が好きな短編集、東京が舞台の「東京奇譚集」はイッセー尾形。

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「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は英語版の朗読アリ!


世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は英語版もありました。これは私がいちばん好きな長編小説なので、ぜひ英語リスニングで楽しみたいところ!

試し聴き(たっぷり5分)をしたところ、スピードもほどよく発音もクリアで非常にききやすいです。英語中級者におすすめ。
村上春樹作品の英語訳は、わかりやすい平易な英語で書かれていると評判ですよね。

画像クリックで無料試し聞き&試し読みにリンク。
これ1冊で3000円とかするので、だったらAudibleの月額の方が断然お安い


ヤバい村上春樹作品に要注意。でも、おすすめ!


私は村上春樹氏の言葉のリズムが好きで読むのも聴くのも好きで、ストーリーの流れが好きなので、結末がどうなったか、というのをいまいち覚えていないです。だから何度か読み返すことが多いのですよね。最近はなかなかゆっくり読書にいそしむ時間がないので、こうしてAudibleで日本語を味わっています。

わが家はオープンキッチンで、リビングとキッチンがひと部屋の中にあるような間取りです。子どもたちもわりとリビングにいて、そこでパソコンしていたり勉強していたり、という感じの過ごし方を、わりとしています。

そこで作業しながらよくAudibleを聴いているので、調理の音や水音などが妨げになるためイヤホンをつけているのですが、村上春樹作品だけはほんとそうしててよかった。

思春期のお子さまをもつみなさま、ご注意を。
というお話でした。

え、ウソでしょ? ハリポタ全巻も、洋書の朗読も、無料!!!


ちなみに、子どもと一緒に聞ける安心のラインナップもあります。

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ハリポタも、英語の「はらぺこあおむし」や「アナ雪」も、映画「ドラえもん」の小説版も、無料とは。

1冊ずつだとけっこう高い本も(というか、特に洋書だと1冊でAudibleの月会費の何倍もする値段のものもある)、Audibleは聴き放題。

やっぱりAudibleはお得すぎる。ほんと、子育て中ママや英語学習者にはおすすめです。

今なら無料期間が2か月になるようです



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