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【七転び八起き】

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起業からの七転び八起きの一転び目から八起き目までをまとめてみた。
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2023年9月の記事一覧

【七転び八起きの一転び目①】

【七転び八起きの一転び目①】

 正確に言えばその前にも学生時代とか散々転び散らかしてるんじゃないかとは思うけど、それはもうそれということで、今のビジネスにつづく最初の壮大な大転けという意味での一転び目。

 社会人入学で入った調理師学校を卒業してからすぐにお店をオープンしたんだ。調理師免許をとってすぐに自分の店を出す自惚れた頭のおかしい奴だと思うだろ。それはまさにそうなんだけど予想を超えるバカだから、反対向いたり斜め上だったり

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【七転び八起きの一転び目②】

【七転び八起きの一転び目②】

【七転び八起きの一転び目①】

 意気揚々とオープンした古着屋なんだかセレクトショップなんだかなんなんだか、なんだかんだそれなりにやれるんだかどうなんだって感じの小さなお店。
 古着のTシャツとかジャージを業者に1ロット注文したら85%ぐらいTシャツのカタチをした布ゴミが届いたり、テキトーに筆で描いたパンダの絵をそのままTシャツにしてみたらわりと売れたり、実家で余ってた着物の生地を再利用してジーン

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【七転び八起きの一転び目③】

【七転び八起きの一転び目③】

 調理師学校の同期の親がテナントビルを経営していて、ちょうど空きテナントがあるからどうだろう?ってノリで見に行ったのはビルの2階にあるスナックの跡地で10坪くらいしかない狭い物件だった。床は真っ赤、壁は擦れた白、棚はザ・スナック調。トレイも和式だったし、カウンター内の厨房設備なんてもちろん1つもなくて、エアコンもまともな換気扇すらなく、ビルの階段もどこか古臭くカビ臭いし、こんなとこで飲食店をやるな

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【七転び八起きの一起き目①】

【七転び八起きの一起き目①】

 転んだら寝転がって天の川。

 まだスマホのない時代、オープンしているのに誰も来ない店、ランチタイムは閑古鳥、ディナータイムは持ちぼうけ。
 古着屋を始めてから毎日パソコンを触るようになった。その前までは何か調べたい時たまにちょっと開いて何かを検索してみる程度、もしくはエクセルやワードで書類作るぐらいだったけど、古着屋なんだかをやり始めてからはあまりに暇だったから日常的に流行りのブログを覗いたり

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【七転び八起きの一起き目②】

【七転び八起きの一起き目②】

 mixiの魅力はコミュニティと足跡だったと思う。あの足跡機能の絶妙な緊張感と親近感のバランスがとても良かったのに、途中で改悪されてしまったのが本当に残念だ。すごく他人との距離を気にする人たちが嫌がったんだろね、それならSNSをやらなきゃ良いのにってぐらいそれな人をたまによく稀に日頃から多々頻繁に見かけるけど、そういう人ほどSNSに依存していたりもする。

 あの日……みたいな感じで鮮明には覚えて

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