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旅するように日本酒を♪初投稿


初めまして!東京都品川区の五反田で日本酒居酒屋「SAKE story」を経営し、10年以上日本酒をひろげる活動を続けていたら初代の2017 Mr.SAKEグランプリを獲得してしまった橋野元樹と申します。


「SAKE story」では、‘旅するように日本酒を‘というテーマで、3か月ごとに対象の県やエリアを変えて日本酒を入れ替え、またその土地の郷土料理や珍味等を提供しています。

このコンセプトのお店はじめて勉強していけばいくほど日本全国には様々な食文化が生まれて発達した郷土料理があることに気づかされ、日本人の食への探求心と各地で受け継がれた料理の数々に驚かされる毎日です。

旅をすることやお店に来ていただく事が少し困難になっている今、お酒やお料理を通して各地に思いをはせていただけたらと思い、この度noteをはじめさせていただきました。



母が突然居酒屋を開業。飲食の世界へ

東京都出身・好きなものは日本酒・着物・猫・餃子・旅行です

僕はサラリーマンの家庭で生まれ育ったのですが、大学生の時に母がいきなり飲食店を開業したことで、人生が変わりました。笹塚の「兎屋」という店で、20代は旅行やグルメのライターをしながら、その店に立って手伝ったり、仕入れをサポートしたりしていました。

30代になってライター業を辞めて兎屋に入ると、独学で日本酒の仕入れから提供方法を学び、数年後には兎屋をしっかりと日本酒を出す店へと転換させることができました。その後、独立して2017年にSAKE storyを開業して現在に至ります。

お店を開業して3年半程になりますが、夢だった雑誌「dancyu」に掲載していただいたり、尊敬する居酒屋探訪家の太田和彦さんの「居酒屋百選」と言うテレビ番組にも出演させていただけたことで、ちょっとだけですが認めていただけたようで嬉しい限りです。

日本酒は、十数年前に兎屋で出すために本格的に日本酒を学び始めました。「わかり難い」「手に入れにくい」「閉鎖的」といったイメージが以前からありましたが、学び始めてみると、イメージ通りで難しい。とくに、何から勉強してよいか分かりませんでした。そしてその「わかり難さ」は、消費者にとっても、飲食店にとっても悩ましいものでした。

せっかくの「国酒」なのに、そんなイメージではもったいない。柔軟にわかりやすく、楽しく日本酒を飲んでもらえるような活動をしたいと思いが、今も変わらず日本酒に関わっているモチベーションだったりします。

思い描いていた未来で感じた「その先の未来」

当時、日本酒を取り扱いたい飲食店が日本酒を学ぶためには、一年に一回の「dancyu」の日本酒特集や、数年に一回本が出版される程度。専門的な知識を得る事は専門店で働く以外難しかったと思います。

各お蔵さんにしても銘柄が何個かあったり、季節商品や火入れ殺菌の有無等もあったりして「一筋縄では取り扱えない」というイメージもありました。

また、実際お酒を仕入れるにしてもどこから仕入れたら良いのかがわからないということもあり、取り扱うのにハードルがとても高い飲み物だったと思います。

しかし現在では、いたるところにある飲食店で美味しい日本酒が飲めますし、「とりあえずビール」が一般的だった時代から、今では一杯目から日本酒を飲む人も珍しくありません。「日本酒をまず飲んでみて欲しい」と、頑張っていたあの頃から考えると、まるであの時思い描いていた光景のようだと思わず笑顔になってしまうんです。

だけどどうでしょう。僕なりに日本酒を広く知ってもらうような活動をしてきたつもりではありますが、いまだに日本酒には「わかり難さ」があるような気がしてなりません。

やっぱりそこは地道に伝え続けることが必要で、このnoteもSNSでは伝えきれないことを丁寧に伝えていけるような場として使っていければと思っています。


日本酒をより身近に感じ、楽しんでもらえるように

まずは、これまで僕がやってきた活動を簡単に紹介させていただきますね。興味をもっていただけたらうれしいです。

・日本酒三角チャートの発案

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日本酒を提供していると、有名銘柄だけ頼まれるということが多くありました。

お客さんとしては「失敗したくない」という気持ちもあるからか、そうなってしまいがちなのはしょうがない事とも思っています。

でも、そのお客さんはいつの日か「日本酒を飲む」という行為自体に飽きが来やすくなってはしまわないか。
とはいえ、知らない銘柄を頼んで自分の好みと全く違う味わいだったら悲しいと思いますし、、、と、考えたのが「日本酒三角チャート」です。

日本酒のチャートにはx軸y軸のものなどがありますが、僕が注目したのは‘人は好みの味よりも「嫌いな味」の方がはっきりしている‘という点でした。
今は日本酒も様々な味わいで各々美味しいお酒が沢山あり、新しい銘柄も増えていますし同じ銘柄でも造りを変えたりして進化していることが珍しくありません。

‘すっきり‘‘しっかり‘‘フルーティ‘の三辺の中でご自分が苦手な一片から離れたお酒を選んでもらうことで、新しい銘柄との出会いをサポートできると思い考案しました。

飲食店はもちろん酒販店でもご利用いただけたらお客さんも新しい銘柄との出会いになると思いますので、ご使用になられたい方はご連絡ください。

・(酒)パークリング

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炭酸水メーカーで水以外にも使用できる機械に日本酒を入れ、ボンベで二酸化炭素を注入。日本酒って世界のお酒の中でも珍しく色々な温度帯で楽しめるお酒で、その違いを楽しむのも面白いのですが、炭酸入りと無しの飲み比べを楽しんでもらっています。

炭酸の抜けたコーラが甘く感じたり、ウィスキーを使ったハイボールが水割りになるとまろやかに感じるように、炭酸が入ることで酸が際立つんです。

・酒蓋マグネット
各酒蔵さんのマーク等が描かれた一升瓶の蓋。瓶と違ってリサイクルできないので捨てるしかないのがもったいなくて、マグネットの作り方を考案し、色々な日本酒のお店の方にお教えしてきました。
作り方は今度じっくりお伝えいたしますね!

・クラウドファンディング
2020年6月に酒蔵さん支援の為に行ったクラウドファンディングでは178名の方からご支援いただきました。

・2020年10月 ほぼ日さん開催の生活のたのしみ展でおつまみセットを出品させていただき完売いたしました。

このnoteを楽しんで続けるために

今後は、noteでさまざまなコンテンツを投稿していきたいと思っています。今考えていることもいくつかお伝えさせてください!

・過去にチャレンジした郷土料理の紹介やレシピ
食のライターをしていた事もあり、結構知っているかと思っていたのですが、本当にたくさんの知らなかった郷土料理があって、いつも特集地域が変わるたびに新しい食べ物との出会いや、何気なく食べていたお料理の経緯を知って楽しんでいます。

そのわくわくを説明と共に読者の皆さんと共有していければと思っています。

・全国の酒蔵さんや食品の製造者さんへのインタビュー
日本全国の蔵元さんに、お酒造りの事だけでなくストーリーをお聞きしていきます。

お酒だけでなく全国の食べ物や調味料などの製造者の方々にもインタビューをしていきます。

・飲食開業希望の方や、日本酒を取り入れたい飲食店さんへ役立つ記事
飲食業界は、職場の上司や仲間達しか情報源が無かった時代が長く、お店を辞めると同時に業界から去る多くの人を見てきました。

・飲食業者の交流会
僕自身、今まで飲食業の方々が繋がりを持てる交流会などを開催したりしてきましたが、このnoteを始めるにあたり、飲食業界の方にも役に立てそうなコンテンツを発信していきます。

具体的には僕が面白いと思った飲食業界の方へのインタビューや、飲食業界向けオンラインミーティング等を検討中です。

・日本酒の導入を検討したり開始したお店の方に役立ちそうなノウハウの発信
今年から日本酒を導入検討する飲食店の方向けにコンサルティング業務を開始するのですが、こちらのnoteでももしかしたら皆さんのお役に立てるかも!?な情報をご紹介していきます。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
是非、フォローしていただけたら嬉しいです!

編集=江六前一郎

※僕の投稿は編集者の江六前一郎さんに編集をご担当頂いています。
ご興味のある方は↓

#日本酒 #酒場 #飲食店 #郷土料理 #料理 #mrsake

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