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138_「大企業とベンチャーどちらがよいのか」について考えてみる②

テーマ

本日のテーマは、「大企業&ベンチャー」

前回に引き続き、Newspicksの新番組「2Sides」の
第一回目として「新卒の選択:大企業 vs ベンチャー」というテーマで
議論が行われていたので、番組を見て感じた自分なりの意見を
書けたらと思います。

大企業vsベンチャー企業

前回書いた内容を簡単におさらいすると、

「新卒という肩書を使い、より成長につなげられるのは大企業なのか?
 それともベンチャー企業なのか」

という議論を
明治大学政治経済学部准教授 飯田泰之氏
株式会社パトスロゴス代表取締役 牧野正幸氏
の二人で行うという内容で

大手派の飯田氏とベンチャー派の牧野氏という形で始まり、
様々な議論が繰り広げられていました。

私としてはどういう成長をしたいのかによって選択が変わる印象でした。

どちらの成長をしたいのか?
「整っている場所で着実に力をつけていきたいのか。」
→大手
or
「自分で考えて失敗経験もしながら一気に力をつけていきたいのか」
→ベンチャー

そしてどういう成長したいかを決めるためには
自分自身が将来どういうビジョンを思い描いているかによって
変わってくるということです。

詳細に見ていただける方は前回書いたものも見ていただけたら嬉しいです。

簡単に振り返ったところで皆さんに問いを投げさせてください。

皆さんは今どのようなビジョンを思い描いていますか?

今回新卒についての議論ですが、
社会人何年目、結婚の有無、子供の有無関係なく、
今あなた自身のビジョンは何か改めて考えてみてもいいかもしれません。

そしてそのために効果的な選択をしているかを
きちんと考えることが大事です。

新卒関係なくビジョンからの選択が大事ということです。

大企業の問題

牧野氏が大企業に対する問題点について話していたので
以下に書きますが、とても大事な内容だと思います。

牧野氏
大企業は終身雇用が前提だったので、優秀な人が我慢して働いてきた。
ただし、今は変わってきている。

今までは若いうちは給料は高くないが給料が上がり続けて、
年金もたくさんもらえる約束で20代30代の活躍できるときに
我慢して働いてきた。

50になった今は時代が変わって
あなたたちはいらないので辞めろと言われている状態になっている。

つまり、牧野氏の主張は
「会社は生き残っても、あなたは生き残らない」
という話です。

牧野氏
ベンチャー企業で働いていた50代は
自分でやってきたので働き口はたくさんある。
もっというと自分で会社を作ることができる。
ただし、大企業で働いていた人は働き口がない状態になる。

それに対して飯田氏の話もとても面白いので
以下に書きます。

こちらは結論から記載すると、
「初職でスタートアップを選ぶのはギャンブル」

飯田氏
ベンチャーはピンキリ。
最初に就職したベンチャー素晴らしい会社で、
自分自身が成長するという可能性がある一方で
ベンチャー企業と名乗るブラック企業はたくさんある。
あとは人間関係の問題が発生したときに
会社が小さいとやめるしかなくなる。

ベンチャーの再定義

前回の書いた内容の中にベンチャーの定義について書きました。

<ベンチャー企業の定義>
・設立10年未満
・従業員数100名未満
・ベンチャー企業選定項目を有する
 1.独自の製品技術・ビジネスモデルを有している企業
 2.特許・実用新案の取得または申請中
 3.新市場の開拓を目指す企業
 4.株式公開を計画している企業
 5.指定ベンチャーの設定を受けている企業
 6.各種のベンチャー賞を受賞した企業
 7.ベンチャーキャピタル等投資機関より出資を受けている企業

ただここでベンチャーにとって必須の定義について
牧野氏の持論がとても面白い。

牧野氏
「創業者が生きていること」
創業者が生きていて、チャレンジャブルなことができること。
創業者が死んでしまうと、二代目は目的がない。

Appleも同様のことが言える。
会社としては合理化することで企業としては伸びるが、
スティーブジョブスが残したものを食い潰しているだけ。

飯田氏もここは共感するという面白い展開になります。
飯田氏が話していたのは有名なイノベーションのジレンマからの考え方。

飯田氏
イノベーションのジレンマ
超巨大なイノベーションをすることでビジネスが大きくなる
それが落ちていく最後が一番利益率高くなる。
投資が終わって無駄な開発はいらない。
今まで作ったものをコストダウンして作ればいいので儲かる。
だからAppleは儲かり続ける。

結論、今回のテーマであるより成長につなげられるという観点で
選択するベンチャー企業としては
創業者の方向性と一致しているかが大事なため、
創業者が生きているベンチャー企業を選ぶことが大事という話です。

ベンチャーをどう選択するか

これについても議論があったので参考に記載しておきます。

牧野氏
1.創業者を見る
2.今まで世の中になかったチャレンジをしているか
3.優秀な社員がいるか

→私自身感じたのは、結局仕事というものは"人"が大事ということです。
 チャレンジングなことをしているということは大前提あるにしても
 中身はなんでもいいということ。

 あとはそれを扱う人がどんな人なのか、
 自分がついていきたいと思うのかどうかが大事なのではないかと
 感じる内容でした。

社内ベンチャーはどうか

社内ベンチャーという話を最近聞くようになったので、
それに関しての話についても参考に書いておきます。

牧野氏
大企業の社内ベンチャーはあるが、
所詮は社内ベンチャー。

自分が全部やれるわけじゃないし、
実施は制限がたくさんかかってくる。

うまくいったり、違う方向にいったりすると
上から矢が飛んでくる。

→これについては間違いないと思います。
 ただこれについても自分自身の目的次第で
 どこまで目指しているかによるなと感じています。

 ただ働くよりは社内ベンチャーの方が成長スピードは早い。
 そして社内ベンチャーよりはベンチャー企業の方が成長スピードは早い。

 あなたはどちらを選択しますか。という話。
 最終的にはここに戻ってくるなと感じてます。

まとめ

今回のテーマについては2回でおさめようとしてたのですが、
かなり長くなってしまったので、次回もやらせてください。

話を聞いていると、
メリットとデメリットがそれぞれあって
あなたの今後を考えるとどの選択を取りますかという話。

またその選択をなんとなくで決めるのではなく、
きちんと未来を見据えることが大事という話です。

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