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137_「大企業とベンチャーどちらがよいのか」について考えてみる①

どうも、飯島裕基です。

テーマ

本日のテーマは、「大企業&ベンチャー」

Newspicksの新番組「2Sides」にて
第一回目として「新卒の選択:大企業 vs ベンチャー」というテーマで
議論が行われていたので、番組を見て感じた自分なりの意見を
2回に分けて書けたらと思います。

MCの加藤浩次が番組の冒頭の話で説明するのですが、
通常のディベート番組のように
相反する二つの意見に対して意見をぶつけ合い、
お互いを論破するという形ではなく、

話し合う中で新たな選択を導き出すことが
できるような番組とのことで今までとは少し違った形です。

自分自身は元々大企業に就職して、
社会人4年目に脱サラをしてフリーランス&経営者という形で
働き方を変えてきたので、
また違った観点で動画についての意見を書けると思うので
ぜひ読んでいただけたらと思います。

大企業、ベンチャー企業とは

皆さん大企業とベンチャー企業と聞いて、
明確にどんな企業が説明することはできるでしょうか。

大企業の割合
まず大企業と呼ばれる企業はどれくらいの割合か知っていますか。

日本の大企業と中小企業の数が382万社。その内1.1万社(0.3%)が大企業。

ベンチャー企業
大企業の方が一般的にはイメージが湧きやすいとは思いますが、
ベンチャー企業とはと言われたときに皆さんは回答できますか。
紹介する動画では以下と定義しております。

<ベンチャー企業の定義>
・設立10年未満
・従業員数100名未満
・ベンチャー企業選定項目を有する
 1.独自の製品技術・ビジネスモデルを有している企業
 2.特許・実用新案の取得または申請中
 3.新市場の開拓を目指す企業
 4.株式公開を計画している企業
 5.指定ベンチャーの設定を受けている企業
 6.各種のベンチャー賞を受賞した企業
 7.ベンチャーキャピタル等投資機関より出資を受けている企業

今学生はどう考えているのか
有名大学の学生の36%くらいが
ベンチャ企業志望という結果がありつつも、
企業を選択する場合にどのような企業が良いかという質問に対しては
4割以上が安定している企業というのを1番に回答しており、
前年度比を見ても増加傾向にあるのが今の現状のようです。

大企業vsベンチャー企業

「新卒という肩書を使い、より成長につなげられるのは大企業なのか?
 それともベンチャー企業なのか」

という議論を

明治大学政治経済学部准教授 飯田泰之氏
株式会社パトスロゴス代表取締役 牧野正幸氏

の二人で行うのですが、とても内容が面白かったので
言葉を拾いながら様々な意見を書かせていただきます。

[飯田氏]
1回目の就職は大企業。理由としては以下。
・入社後の教育システムが整っている
・何度もチャンスをもらえる
・転職市場で評価が高い

[牧野氏]
世界中のトップエリートが第一に選ぶのはベンチャー。
・個人のキャリアを重要視する。個人のキャリアを形成する上では
 ベンチャーのような0から立ち上げるところで働きたい人が多い。

→話を聞いていて感じたのは
 整っている場所で着実に力をつけていくのか。
 自分で考えて失敗経験もしながら一気に力をつけていくのか。
 どちらを選択するのかという話になってくる。

 この選択をするときに鍵になってくるのは
 学生時代にどれだけ将来について考えているのかということ。

 その描いている将来像があるからこそ、
 就職活動でどういう選択をするのかが決まるからです。

 ただ牧野氏が動画でもいっていますが、
 日本の大学生は以下のような状況が生まれている。

牧野氏
日本の大学生は卒業後のキャリアを考えていない人が多い。
起きている現象としていい学校に来てるので、
いい会社に入らないと損だと思っている。
偏差値の高い会社に入りたいと思っている人が多い傾向がある。

大事なのは学歴よりも0からモノを考えられる力。
そういう力を持っている人は感覚値で言うと全体の5-10%くらいで
ベンチャー企業を選択すべきだが、
その中の7-8割は大企業に行っているのが現状。
2-3割の人たちが5-10年後に起業して新しい事業を立ち上げる。

→学生が将来を見据えずに、就職活動をしていることが
 浮き彫りになっているのを感じます。
 だからこそ過去と同じ選択(偏差値の高さで選択)をしている気がします。

ここで飯田氏が学生に向けて転職活動する上で
どのようなアドバイスをしているのかについて話していたのですが、
とても興味深かったので以下参照します。

飯田氏
10年同じ会社にいる方が少数派になっている。
卒業後10年くらいした卒業生を見ると3-4割は転職している。
最初の会社は大事だが、一生奉公するというのは違う。

→時代が大きく変わったのがよくわかるなと感じています。
 自分自身が就職活動をしていた8年前くらいにはこのようなアドバイスを
 もらった記憶が正直ないです。

 もちろん今の時代の変化が当時起きていたのかもしれないですが、
 自分自身の就職活動の考え方は完全に大企業病でした。
 一生奉公的な考え方を持っていたなと振り返ると思います。

まとめ

今回学生の就活という観点で
大企業とベンチャーどちらに入るべきかという話でしたが、
結局は自分自身が将来どういうビジョンを思い描いているかが重要。

そして大企業とベンチャーには特徴があって、
自分のビジョンにつながる選択をしていくことが大事であること。

学生は就職活動という出来事を通して将来について考えるが、
社会人になってからは自分自身が将来について自発的に考え、
これからの動きを選択していく必要がある。

次回さらに深い話になるので、お楽しみに。

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