✓山の上のランチタイム
▽あらすじ
都会で修業した登磨に片思いする美玖は
アピールポイントが元柔道部の
足腰の強さだけというおっちょこちょい。
さらに、登山口にあるレストランに集う
少々変わったお客さんたちにも翻弄されて――。
▽印象に残ったフレーズ
▽感想
子育てにも、自分の病気にも
親子の絆にも、昔の思い出にも
学校や周りへの思いにも
しっかり章が分けられていて
一つ一つに美玖ちゃんや登磨さん、
そしておいしいご飯が
背中を押してくれたり
解決を見出してくれたり。
美玖の秘密(?)も
章を追うごとにどんどん明らかになり
胸が詰まる思いをしながら
涙を流しながら読んだ。
美味しいご飯や
ほのぼのとした雰囲気とは別に
思いテーマが基礎にあり
それが章ごとに話題を変えていく。
美玖ちゃんと登磨さんの
テンポの良いやりとりも見もの。
どんな辛さがあっても
前へ進めばゴールがある。
胸に刻みたい一言だった。
山の上のランチタイム/高森美由紀/中央公論新社
↳試し読みもありますので、ぜひ
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