モズ日記ー世代ー
僕は今年で36歳になる。
立派なアラフォーである。立派なおじさんである。
職場の若い子と話をすると、その子よりもその子の親の方が年齢が近くなってしまった。
ガキの頃想像していた30代後半はもっと大人だったと思う。
ここで1つの疑問が生じる。
僕は昭和60年代生まれなのだが、この昭和ラストエイジ、色々と語られることが少ないロストエイジなのである。
就職氷河期世代は少し上、ゆとり世代っちゃゆとり世代だが、そこまでどっぷりとゆとってなく当てはまらないと思っていい。
マイナスな事を言われるよりかは全然いいが、余りにも語られないのも少し寂しい気がする。
昔、みうらじゅん氏が山田五郎氏としていた番組「親父同志」で「ゆとり世代って言われるのが嫌ならニトリ世代って言やいーんだよ〜お値段以上ですって」と話していたのを思い出した。
就職氷河期世代で買い叩かれた人件費の影響をモロ喰らい、ゆとり世代ほど労働環境が改善されてない時に社会に出るといった、如何ともし難い世代…まさしくニトリ世代なのかもしれない。
現実を見ろと学校で教わって、希望を持てと社会で罵られた。
そんな僕たちの武器は、冷静に現実を見れる事かもしれない。
誰かに過度な期待もしないが、自分自身の力を過信しない。
地に足ついた考えができる。それができるからこそ、おもしろいアイディアや突拍子もない行動が取れたりするんじゃねーかな。
型を知ってるからこそ、型破りな事ができるんだぜ?
確かに僕たちは目立たない世代なのかもしれないが、誰よりも爪と牙は研いできたつもりだ。
最近の若い奴は〜なんて言うつもりもない。そんな負け惜しみを言うほど実力不足じゃない。
周りが思ってるほどダメな世代じゃないってガキの頃教えてもらった。
否が応でも時間は進むから、自分に恥じぬよう頑張ろうと思う。
終わり。
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