私というn次正方行列が、それでも添字にiを持たなかったのは、きっとあなたの声によるものです。
簡単なような、ただ遠回りしただけのような、嫌否この題の話は良いんです。
私はあなたの話がしたい。否、これも嘘かもしれない。本当は、あなたをテーマとした私の話を。
段落を変えて。
ひとつ、あなたの居たそこがありました。原始宇宙と呼びましょう。
そこには、おそらく私はいませんでした。何も不思議なことではありません。あなたが居たという事だけがそこにあったので。
そうしてあなたは、1つ宇宙をつくります。原始宇宙の中で、また新しいそれを。もう何次かも分からぬその中に、私はいました。こ