超四聖栄冠ナイン妄想2

悶々「あ~らあらあらあらあら誰かと思えば昨晩散々赤提灯でどんちゃん騒いだ挙句酔い潰れたと噂の柴エナ監督ではありませんか!ご機嫌麗しゅう、えぇ、えぇ」
柴エナ「うっふふふふ何やら下品な声が聞こえると思えば身から出る圧で後輩から距離を置かれ気味の悶々さん。随分元気なお方どすなぁ」
悶々「京都人の物真似としては落第もいい所ですわね」
柴エナ「お嬢様の猿真似、お上手でいらっしゃるわぁ」
悶々「あら。"や"りますの?」
柴エナ「上等じゃブチ込んだる。表出ぇ」

屋根裏「やば……」
幕間「あの二人って仲悪いんですか……?」
射干玉「ん?あぁ、いえ。あの二人いっつもあんな感じですよ」
家入「放課後大体あんな感じだよね」
幕間「えぇ…」
一茶「なんだかんだお互いの事認め合ってる感あるよね。というわけでどうも」
屋根裏「うおっ」
幕間「びっくりした…」
一茶「ごめんごめんw」「ところでライカくん見なかった?」
屋根裏「この時間なら多分ライカくん屋上かトレーニングルーム居ますよ。半地下のあそこ」
一茶「どうしてそう両極なんだ」
屋根裏「最近屋上で日向ぼっこしてる時間が増えてきたらしくて。なんか嬉しいです」
家入「保護者かな?」
射干玉「保護者でしょ多分」
一茶「……」
屋根裏「ところでライカくんに何か用事があるんです?」
一茶「あぁ、彼の麻縄の新調を頼まれてね」
幕間「麻縄…………」
一茶「細かいこと気にしちゃだめよ。……ってあれちよちゃん?」
屋根裏「ほんとだ」
幕間「よくあの雰囲気の中割って入れたな」

千夜「あ、先生」
柴エナ「あら~~!ちよちゃん!どうしたの?」
千夜「昨日出し損ねてた提出物出しに来ました!」
柴エナ「ん~~~えらいわね~~!!よしよし」
   「次からは忘れずに持ってくるのよ~?」
千夜「は~い。ところで悶ちゃん先輩と何かお話してたんですか?」
柴エナ「アッ」
悶々「え~~えそうなの!これから…そう!キャッチボールでもしに行かない?って!」
柴エナ「…そうそう!」
千夜「いいな~ 俺も行っていいですか?」
悶々「えっ」
千夜「えっ」
柴エナ「勿論!何ならお友達も誘ってみる?」
千夜「はい!多分皆もそうなんじゃないかな…」
悶々「皆……?」
幕間「バレてる!?」
一茶「バレてるわねこれ」
柴エナ「ちょっとちょっと覗き見なんて趣味悪いわね平安の男じゃないのよ」
射干玉「そういうことでもないっちゃないんですけども」
悶々「あらウヌちゃん~!ケブル君まで!二人も来る?キャッチボール」
家入「この人数だとちょっとした試合出来そうじゃないです?」
屋根裏「いいかも」
鹿金(コクコク)
屋根裏「あれライカ君いつの間に」
一茶「はい麻縄」
鹿金「…………ありがとうございます」
屋根裏「わ~~!よく言えたね!!撫でてあげちゃお!」
鹿金(頭を差し出す)
家入「ウヌちゃんニッコニコじゃん」
射干玉「久々のヤネウライカで尊いっす」
幕間「語尾まで変わるんだ」
柴エナ「さ~いくわよ。今日はグラウンド空いてるから好きなだけ暴れられるわ。分かってるわね虎渡」
悶々「餅の論」
一茶「…………」
射干玉「なーに羨ましそうに見てるんですか」
一茶「そんな目してた?」
柴エナ「何あんた。元彼でも思い出した?」
一茶「そんなんじゃないです」
柴エナ「先夫?」
一茶「そうはならんやろ」
悶々「ぬふふっふふ」
一茶「悶ちゃん余計なこと言わないでね」
悶々「はいはい」
柴エナ「なーにあんたらで秘密共有してんの。隠し事するような仲でもないでしょ」
射干玉「まぁまぁ。ってかみんな結構やる気ですねバットも出して。……たまには体動かしますか」
悶々「終わったら二人でミスド行こうねぃ」
射干玉「あぁまた太っちゃう……」
柴エナ「断るって選択肢がない?」
一茶「なさそう」
柴エナ「てか羨ましいなおい」
一茶「私らも行きます?」
柴エナ「流石に生徒と行っちゃまずいわ色々。それに今度獣英の監督と呑み行くしね」
一茶「いいなぁ」
柴エナ「ま、お土産くらいは持ち帰ってくるわよ。……あんたも過去の男あんまり引きずっちゃ駄目よ」
一茶「だ~から違いますって」

一茶「過去なんかじゃないわ、全く」

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