見出し画像

【読書】千円札は拾うな

 元・株式会社ワイキューブ代表取締役社長 安田 佳生さんの本。本書のタイトルは「目先の利益(常識)だけが選択肢ではない」ということを著者は示唆している。では、「目先の利益(常識)」とはなんなのだろうか。

常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう 」
by アインシュタイン

超ざっくり

本の内容はこんな感じ。
・時間、お金、人を見る目の常識と選択肢
・常識を捨てることで見える景色


読むきっかけ、期待

Q1. なぜ、この本を読もうと思ったのか?
A1. タイトルと既存の常識について書かれていたので惹かれた。
Q2. この本から何を得たいか?
A2. 新しいモノの見方。
Q3. 読んだ後、どういう状態になりたいのか/したいのか
A3. 常識に囚われない考え方を選択できるようになりたい。


Point①三手先の「得」

 会社やホテル中に卓球台やビリヤード台がある。本当に設置する必要性があるのか。福利厚生や楽しんでもらうものとして置いている。

 実は、三手先を読むと、様々なメリットが見える。
 ✔︎ 社員のコミュニケーションの促進によるモチベや知識の共有
  →売り上げUP
 ✔︎ 雑誌や新聞に取り上げられ、福利厚生でも注目を引く
  →広告費の費用対効果UP
  →上手くいくと、企業/ホテル独自のものとしてブランド化する
  →そこで働きたい!と思う人が増える
  →採用コストの削減につながる

三手先まで見える目を獲得するために、ひたすら行動&勉強あるのみ

Point②お金の価値観

 「貯金が趣味。貯金が正義。」のような常識に囚われているのを自覚している。できるだけ抗っている。

 生きていく上で必要なのは、お金そのものなのか。必要な時に「お金を作り出すことのできる能力」を身につけることであるように思う。

 真のお金の使い道は、娯楽だけではなく、知識や能力を身につけること。

一時の幸福も大事ではあるが、将来の幸福の期待値を膨らまる


Point③成長できる人

 「勤勉」とは何か。サボらず長い時間学び続けられることなのか。学んだ末に、技術だけでなく価値観まで変えらなければ意味がなくなってきた。

 近年では、技術革新により常識がごちゃ混ぜになっている。キャッシュレスPayPayで支払う。FAXは使わずにPDFデータをメールで送る。電子印鑑の導入など。これらは日々の生活や会社における常識になりつつあるが、浸透しきっていないことは事実である。

 当然、何を選ぶかは個人の自由であるが、どれが最も最適なモノであるかを判断し続けられなければ「勤勉」であっても、付き合いづらい人になってしまう恐れもある。

これまでの努力を犠牲にしてまでも、価値観を更新し続けられる人が勤勉家

次の一歩

✔︎ 物事の目的を調べ、三手先まで理解する。
✔︎ 価値観を変化させるために本を読み続ける。

 三手先まで理解=本質を理解するという意味である。日頃、目にする物事の本質について知ることができれば、自ずと見える世界観も変わる。


まとめ

 160ページという薄い本で読みやすい本であった分、密度が高かった。もちろん、本に書いてあることが全て正しいわけではない。本に書いてあることを、自分用にカスタマイズしなければならない。偏見の塊にならない様にするためにも、似た本を読み進めていきたい。


関係ないけど、
Point③お金の価値観 の続きで「仕事の価値観」

「仕事を作り出せばいい」by バチェロレッテ 福田萌子さん

これが理解できるようになったら、どんだけ広い世界が見えるんだろう!


詳細情報

タイトル:千円札は拾うな。
著者  :安田 佳生
出版社 :サンマーク出版
ページ数 : 160ページ

#まいにち読書 #読書記録 #勉強 #学び #30日チャレンジ

▽まいにち読書のきっかけ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?