見出し画像

会社辞め、夢求め、僕は鳴門にやってきた

激変の一年

去年の今日Zepp HanedaでEllegargenのLiveでワクワクしていた僕はいま、鳴門でらっきょのことを考えてワクワクしている。
この一年何があったのか、少し綴ります。

Live houseからRakkyo Fieldへ

定年まで10年からの早期退職

会社を60歳の定年まであと10年何とか勤めあげればその後はなに不自由なく暮らしていける、となんの根拠もなく考えていた。今の仕事に大きなやりがいを感じることもなかったが、たいそう退屈という訳でもなかった。定年後にどこか気に入った場所へ移住して、などとただ漠然と考えていた。実のところ何も考えず日々を重ねていたと云った方が正しいかもしれない。ただ10年は長いなと思っていたのは事実である。
そんな中、会社から1月に早期退職優遇制度の案内が。

今や懐かしき会社のビル

将来を真剣に考える ある意味これは終活

いろいろ考えた。どういう決断をしようとこれはいい機会だと思い徹底的に考えた。その結果行きついた答えは、「10年働いて定年を待つより、好きなこと、得意なことで仕事を自分で作りもっともっと長く働きたい」。

ナマ感のある仕事

僕が26年間会社員をしていた中でもっともワクワクしたのはオーストラリアでユーカリを植林する事業を担当していた5年間だ。現地での業務はフィールドワークが多く、ルーチンワークはほとんどなく常に変化する目の前で起こる自然の事象に向き合いながら対応するというとてもナマ感のある仕事だった。
セカンドキャリアもこのナマ感をベースに考え始めた。

ワインとらっきょとわたし

オーストラリア駐在中にたくさん現地のおいしいワインを楽しんだ。
帰国し久しぶりに食べるらっきょと白ワインの組み合わせがとてもおいしいことに驚いた。それ以来らっきょをつまみにワインというライフスタイルを楽しんでいた。
そんな折「おてつたび」というサイトに掲載された企画が目に飛び込んできた。「鳴門でらっきょう農家さんのお手伝い募集!」

ワインとらっきょ 是非お試しを!

いざ 鳴門へ

5月に2週間の鳴門滞在中、らっきょ農家さんのお手伝いをしながら、自転車で市内を徹底調査。この時の経験そして何より素晴らしい人々との出会いによって、私は鳴門に移住しらっきょのビジネスで起業するという人生の方向性を迷うなく決める事となった(詳しいことはこれから綴っていきます)。

Naruto Boot Camp

鳴門市が主催したビジネスコンテスト、その名も「ナルトブートキャンプ」に参加した。オンライン講義も含む100日間のプログラムで最終選考に残ったものは鳴門にあるシェアハウスで合宿を行うというとてもユニークなビジネスコンテスト。僕は鳴門らっきょの加工品が少なく特産品としての拡がりが限定的ということに目を付け加工品開発による鳴門産らっきょのブランド力強化というテーマで発表し、グランプリを受賞した。
*10月27日、NHK おはよう日本でその模様が放送された(下記リンク)
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_1027.html

Naruto Boot Camp プレゼン会場(2023年9月7日)

単身移住

現在、グランプリ受賞テーマを実現すべく家族東京に残し単身鳴門に移住しらっきょ農家さんと食品加工事業者さんの元で働き、素晴らしい人達から指導を受けながら商品開発を行い、来年の本格的な市場参入を目指している。

らっきょ植え付け作業中の僕 2023年8月

未来へ Vision

鳴門にいればいるほど鳴門らっきょの素晴らしさがわかり愛おしい。特徴である「小粒」であることがいかに価値あるものか、ということは後に詳しく語ることにする。
夢は生産量こそ鳥取や鹿児島といった巨大産地には及ばないが、鳴門らっきょの素材を活かしたワクワクする商品力、自身のキャラを発揮した企画力でらっきょ市場のトップブラントにすること。
「らっきょ」といえば「鳴門=Naruto」と世界に知れ渡るまで、これから長く図太く働きたい。











この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?