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もやブロ #18 仕事探しについて1ヶ月地域に入って見えたこと

こんばんは。湯沢に引越して、事務所開きからちょうど1ヶ月。この1ヶ月だけでもいろんな人に出会い、話を聞く中で今見えたことを共有したい、もやです。

湯沢のお仕事事情

#湯沢町 と聞いて、どんな印象をお持ちでしょうか?大抵の方は、スキーとかスノボとか、雪山のイメージでしょうね。町の観光統計によると、例年430万人くらいの観光客が来るうち、スキースノボで訪れる方は240万弱、つまり55%程度の方がスノーシーズンのアクティビティに参加している状況です。
町の方にヒアリングすると、夏と冬で仕事が違う人が多いよ!という話をよく聞きます。冬は雪山関連の仕事もしくはホテルなどの観光産業、夏は建設関係の仕事、と言うのが割と多いパターン。

一方で、観光客の45%の方、190万人についてはグリーンシーズン(5〜10月)に訪れているわけです。夏の合宿シーズンであったり、#フジロック の3日間(延べ12万人くらいが参加)であったり、#ドラゴンドラ から見る紅葉や、関東より1ヶ月遅い春の息吹など四季を通じて魅力満載の湯沢。

通年を通して、働き手が不足している状況です。
ハローワークでの有効求人倍率は、2019年2月、新潟県内が1.7倍に対して、湯沢の属する南魚沼エリアでは2.9倍とかなり高い状況です。厚労省が発表した有効求人倍率の全国平均は1.63倍なので全国的に見ても相当高いですね。
主に、宿泊/飲食/旅行などの観光サービスでの需要が特に強いです。スキー場などの季節性の非常に強いところは、派遣や短期アルバイトでの採用を冬季特に強化しているのですが、宿泊業の中には通年での採用をしているところも多いです。
あとは地元のインフラを支える建設業さんも、グリーンシーズンは工事で忙しく、スノーシーズンは除雪で忙しく、通年を通してお仕事があります。

地域に入って見えたこと

どの企業も採用にめちゃ苦戦してるということ。

これは、首都圏でも等しく言えることかもしれないけど、働き手がそもそも加速度的に少なくなっている地方では如実。
どこかで、広義の意味で働き方改革が必要です。省力化とか、省人化とか。旧態依然のやり方を踏襲するんじゃなくて、業務フローの見直しで、効率的な運営ができるようにすること。抜本的に必要なのは、そこかと思います。
そういう意味で、高度人材を育成・投入が必要なんだけども、どこも目先のオペレーションを回すための人手をまず欲しがっている。というのが正直なところです。

高度人材の登用については、もっと企業さんに入り込んで、きら星としてはどんどん提案していくべきところだと考えています。

次に、意外と地域内の求職者ニーズがあるぞ、と。

今まで、ハローワークまたは求人媒体からの直接応募または知り合いからのツテ、という採用方法が地域のメインでした。
人と企業とのマッチングをする会社は地域にありません。(隣の南魚沼には、派遣がフックに人材紹介業を営んでおられる方もいらっしゃいます)
仕事探してると言ってもらえると、きら星があなたに合う仕事を探して紹介します、しかも企業さんとのアポ取りとか調整その他もやりますよ!と言うと、それは便利だねと言ってもらえます。

首都圏に行くと珍しくもなんともないですが、地域に馴染みのないサービスなので重宝されます。
きら星は、超ローカルにこだわってますので、その分、求職者や企業さんにたっぷり時間をかけることができます。案件として流れ作業でやるマッチングビジネスと一線を画す気概です。
徹底的に、地域に寄り添う。それが圧倒的な強みです。

UIターンの方がメインターゲットに考えていますが、この1ヶ月過ごしてみて、地域の方からの反響が結構ある…告知してないのに。
みんな仕事探しするときどうしていいのか、困ってるんだなぁ。人生の大切な岐路ですもんね。なかなかあることじゃないから、誰かに相談しながら進められるのは確かにいいですよね。

いま、職業紹介については申請中ですので、許可がおりましたらサービスインのご報告させていただきます。

webなども揃えねば…やることはたくさんあるなぁ。
山積みの方が燃えるタイプです。

今日はおねむなのでこれにて。おやすみなさい。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。