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もやブロ#8 子連れワーケーションin熱海(1泊2日)前編

こんにちは。いま絶賛ワーケーション中のもやです。

関東にいるうちに、行けるところに、行ける時に…ということで"会いたい方に会う旅"を思い立ってやっております。熱海、行くぞー!と計画したのが2日前。色々とご相談していたリノベーションの師匠・三好さんにお会いできたらな、とアポイントの調整だけしてフラリと旅立ったのでした。

My 会いたい方に会う旅シリーズ・コンセプト
<目的1>事業を本格始動して移住するにあたり、たのしいまちづくりを実践しているすごい方々からたくさん学びを得て、いいアウトプットをしたい。
<目的2>きら星が、地方暮らしを楽しむための1つのライフスタイルとして提案する"リフレッシュしながらテレワークする「ワーケーション」"を自ら実践することで、湯沢でサービスインするときに快適なワーケーションライフを提供するためのヒントにする。

旅の記録(1日目)

9:30頃/ 家の片付けを済ませ、子供の手を引き出発!
3歳ムスメには、海の近くで温泉が入れるところで今日は仕事するよー。とアナウンスすることで、モチベーションを上げる。

10:30/ 品川駅に到着。
同じボーダレスグループのイロイトさんの催事に行ってみたくて!スカートとしてだけでなく、ファブリックとして色々な使い方もできるコルテスカートをget。なんで、今回は授乳ケープ持ってきてません。贅沢にも授乳ケープ代わりに使います。
そして気になっていた駅ナカテレワークブースもしっかりとチェック!

女性ビジネスマンが颯爽と入っていきました。セキュリティも、回線の快適さも担保されているこのブース、なかなか人気みたいです。

 11:30/ 新幹線に乗車。熱海は新幹線も各駅しか止まらないため、東海道新幹線でもこの時間は30分に1本ペースくらいですね。品川からだと40分弱、約4000円で着きます。
ここまでの東海道新幹線はあまりトンネルもないし、Wi-Fiも通っているので、ちょっとメールチェックするのにちょうどいいです。

12:10/ 熱海駅に着いて、海方向へ。
ショートコースの仲見世通りとロングコースの平和通り、どっちを選ぶ?とムスメに投げかけ仲見世へ。
こちらは土産物屋や飲食店だけでなく、街の洋品店とかも多少ある商店街なんですが、通りでレトロなA型看板を共通して掲出しています。そんな一体感の醸成具合もまた素敵。おっぱいタオルって、なんだ?

熱海プリンが相変わらずの人気。ラーメン屋も混んでいる。ここの2店舗はいつ来ても並んでいますね。平和通り側にできていた熱海シュークリームもすごく混んでました。熱海プリンはCafeが熱海銀座にもできており、それがまた銀座への回遊性を高めている要因でもあるのです。

12:30/ 海方面へ歩いていきますが、ここもどんどん空き店舗が減っている。
熱海は5年前から梅のシーズンに時折来ていて、5,3,1年前と定点観測しています。駅前のラスカができて賑わいが変わり、後述する熱海銀座のエリアリノベーションのおかげで海側まで一帯が人の流れができて回遊も見られるようになった。それは、数年おきに観光で来ていても一目瞭然なので、住んでいる人にとっては大きなインパクトなのでしょう。
ランチはこちらの「こばち」さんに入りました。しらす丼セット、大盛りで800円!薬味たっぷり滋味深い釜揚げしらす、サラダとスープもついて、他の観光地価格よりもコストパフォーマンスが良く満足。おかみさんは、4年前までは駅前で働いていたそうですが、人の流れが変わったことや駅から離れたところに空き物件が出たこともあり、ワークライフバランスを求めて独立したとのこと。千葉から来たと言うと、熱海の砂浜は実は千葉から運んできたものだというプチトリビアを教えてもらう。へえー。

大湯間歇泉へ誘われるままに向かいます。昼食を取ったばかりですが、温泉でゆで卵ができるスポットに立ち寄り。卵1個30円、約8分ここで蒸すと、ほんのり硫黄の香りがついたゆで卵の完成!塩はなくても美味しいです。ムスメにほとんど食べられてしまいました。一人一個にすれば良かった。
こうして8分、卵を待っている間に、ふとしたビジネスアイディアが降ってきた。これがセレンディピティって言うやつか!!普段と違うロケーションだからこそ出るアイディアって、あると思います。

思いついたことにホクホクとし、頭を巡らせていたんですが、ムスメに神社に行きたい!とせがまれて。歩いていける距離にいろんな見所があるのは熱海のいいところです。間欠泉もちょうど噴出しているところを見れました、が、どうやらこれはタイマー管理されているとのこと。別府温泉の一緒ですね。

13:30/ 南下して糸川を歩きながら海の方へ。早咲きで有名なのは同じ静岡県内の河津桜ですが、これは「あたみ桜」と言って、こちらの方が早く咲くのです。この三連休で1/3ほど散ってしまったようです。夜のライトアップも綺麗でした。
2〜4カット目の写真は何が何やら、と思われるかもしれませんが、熱海銀座の付近は昔の赤線/青線の跡が色濃く、現存して残っている全国的にも珍しいエリア。私が5年前に熱海銀座を訪れたきっかけは、この昔の色街の風景を見にきたことです。当時はmachimoriさんの活動もまだここまで大きくなっていなかったので、銀座は「寂しい地方の商店街」という印象しかありませんでした。要所要所に、この2階の造りが独特な「カフェー建築」が残されているのが特徴です。そして最近は全く別の業態として再活用している。4枚目は、いわゆるソープランドの隣に、半年前にできたビジネスホテル。なんとも艶っぽい、ディープな街の風景は大好きです。色街って、昔の旦那衆が集まったりで美味しいご飯が食べられるというのが持論。糸川沿いには美味しそうな店がずらり。

14:00/ Deep熱海に興奮しながら、ようやく海に着きました。子供はここで大興奮。マリーナに船がたくさん停泊していて、この山あいと海のマッチした感じはなんとも熱海らしいと思います。海水もこの時期とても澄んでいて、透明度が高くて気持ちがいい。
日本海側では、こう穏やかな冬の海は見られないので新鮮。私の実家の柏崎では、冬の海は波も強く厳しいので、このキレイな冬の海には癒されます。

15:00/ そろそろアウトプットに入ろうと、熱海銀座のメインストリートへ。この銀座商店街、5年前はほとんどシャッター街だったように記憶しています。1年前に来た時には、7割くらいは埋まっている印象で、半年前には空き店舗が残り3つ!とお伺いしていたのに、今日聞いたらついに1階の空き店舗はなくなったそうです。
そんな熱海銀座の立役者は「machimori(http://machimori.jp/)」の市来さん。昨年下記の著書をご出版されて、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

そして、市来さんとタッグを組み、リノベーションまちづくりを実践される取締役の三好さん。machimoriの役員をされる傍ら、今度はご自身でも起業され、リノベーションでの住宅賃貸やプロデュースを中心に事業展開されるとのこと。
そんな三好さんとは1年前にお会いして以来、不動産マニアと言う共通項から、勝手にリノベーションの師匠としてアドバイスを頂いたり慕っております。

machimoriさんが運営するコワーキングスペース「naedoco」にて、湯沢から始める事業の展望から、熱海銀座の次の展開までワクワクしながら話して、お腹が空くまで本日の仕事とアウトプットをここでやる。

18:00/ ムスメが飽き&腹が減ったと訴えたため、仕事を切り上げ、三好さんオススメの「とっくり」さんへ。おまかせ御膳¥3,000。見よ、この刺身のボリューム。なんと言ってもアジがうまい。そして左の白身&クリーム色の肝はマンボウの刺身なんですが、こういった珍しい地魚が食べられるのがまた嬉しい。他5品ほどお任せで来て、多幸感で満たされました。
隣に座ったお兄さんたちの会話が興味深くて、どうやら会社の同僚同士での旅行らしいですが「地方の郷土料理が自分の口に合って好きだから、長期滞在したいんだけど、1週間休みが取れたらもったいなくて海外に行っちゃうからなかなか(地方での長期滞在が)できない」と言うようなことを話していました。
お兄さん!あなたのような方のために、ワーケーションを提案しますよ!1週間、普段の仕事しながら地方の美味しいものや素敵な景色を見て、堪能しませんか?そしてむしろ、気に入ったらその土地で暮らしてもいいんだから!!と、話しかけたかったのですが、チキってそこまではできませんでした。

泊まるところは、どうせなら暮らすように泊まる体験がしたいと思ったのでゲストハウス中心に探していたのですが、添い寝の子供2人連れでOKなところはなかなかなくて。リーズナブルに泊まれる「パイプのけむり」さんにお世話になることにしました。キッズルームなどもあり、子連れでも気を使わずに過ごせたのでオススメです。

21:00 温泉に入り、湧き出るインスピレーションを吐き出したい。と、子供たちを寝せてパソコンに向かうのでした。

1日目終わって

<今日使ったお金>
・電車賃:¥4,500
・タクシー:¥1,000(夕食〜ホテル)
・食費(昼食・間食・夕食):¥5,000
・宿泊費:¥6,000
・コワーキング:¥1,000

だいたい2万円弱ですね。
ワーケーションしてみて、普段の環境でできないインプットやセレンディピティが起こったと言うメリットがあった一方で、やっぱり金がかかる。1泊なんでまだいいんですが、これ1週間やったら家計が破産してしまいます。

でもでもワーケーションは富裕層だけのものにしとくのは非常にもったいない!今日1日熱海にいただけでも、ますます熱海が好きになったし、なんなら多拠点居住で冬の間ここで暮らしたいくらいなんですが、色々とやってみる上でのハードルが見えてきました。湯沢で自分が事業を展開して、人を呼び込む上でのヒントになりそうです。

頭はホットだけど、湯冷めしたんで、もう一回温泉に入ってくることにしよう。
それではまた後日、後編へ続きますのでお楽しみに。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。