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19-20 Chelsea 超個人的総評Part3(中断後と各選手について)

コロナウイルスの拡大による影響で各国のスポーツは中断された。もちろん、プレミアリーグも中断された。その中で唯一いい影響と思えたのは怪我人が復帰したこと。

また多くの選手がたまっていた疲労を回復させる事ができた期間でもあった。

中断以降はCL出場権の争い。レスターとユナイテッドと三つ巴の争いをしていた。ただ、中断以降レスターの調子が上がっていないことは助かっていた点ではあった。

中断以降に存在感を出していた選手はプリシッチ。今シーズン移籍してしまったアザールを彷彿させるプレー。キレッキレドリブルで相手ディフェンダーをバンバン抜いていた。相手にとっても脅威であったように思う。記憶に残っているのはシティ戦のゴールもそうであるが、それ以上にリヴァプール戦のドリブル突破からのアシスト。あのシーンをリアルタイムで見ていて、鳥肌が立ったし、興奮した。

チームとしては強豪に勝利しても、下位のチームに負けたりと安定はしていなかった。ただ個人的には中断期間サッカーが見れなかったので、サッカーが、チェルシーの試合が見れることだけで正直満足していた。

そして、結果として何とか4位で終わり、CL出場権を獲得した。

各選手に関して

ランパード 監督2年目、プレミアリーグ初挑戦でチーム状況を考えても、この結果は素晴らしい。カリスマ性を感じるし、これからも期待できる。来シーズンが勝負の年になりそう。

ケパ 今シーズン、ディフェンス陣が安定せず失点が多くなってしまい自信を喪失してしまった印象。ノーチャンのゴラッソを決められることも多かった。ただ、スーパーセーブがなかったことはないし、再起に期待したい。

カバジェロ ケパが安定しなかったことから度々スタメンで出場していた今シーズン。セカンドキーパーとして申し分ない活躍。世界最高のセカンドキーパーであると思う。

リュディガー 昨シーズンの怪我でシーズン途中から。1番安定していなかった印象。昨シーズンの頼もしさが無くなってしまったように感じた。レスター戦の2ゴールとヴェルナーを呼んでくれたことは感謝。

ズマ 身体能力が高い。競り合いの強さなど対個人に関しての強さは随一。対個人以外のビルドアップや組織としての守備は課題が多い印象。シティ戦のスライディングはカッコよかった。

クリステンセン ディフェンス陣の中で1番足元がある選手。試合を重ねるごとに鋭い縦パスが入るようになった印象。シティ戦のクオリティーは高かった。ごつくてでかいセンターフォワードにはやられてしまうイメージ。

トモリ 伸びしろしかない選手。サラーに走り負けなかった姿を今でも覚えている。まだまだ課題は多いがこれからが期待できる選手。後半戦は全く姿が見れなくなったのは残念。

アスピリクエタ われらがキャプテン。チームの精神的支柱。ほとんどの試合にフル出場。まさに鉄人。安定しないディフェンス陣を支えていた。アーリークロスの質が高いし、オーバーラップの回数とタイミングが素晴らしい。その経験値から対人守備能力、危機察知能力が高くチームを救ってくれた。ゴール後に決めた選手にいち早く駆け寄るのが印象的。

ジェームズ クロス、キックの精度が高い。あの高速クロスからのゴールがもっと見たかった。フィジカルも兼ね備えていて当たり負けない。ただそれ以外に特に守備面での課題が多い。クロスを上げられなければ存在感が無くなってしまう。クロスを上げるまでのバリエーションが増えてきたら化けそう。

アロンソ 彼はサイドバックではなく、ウイングバックの選手であることが今シーズンはっきりした。身長が高く、左足の精度も高い。ボックス内に入り込んできて得点能力もある。攻撃での貢献度は高いが、守備面での貢献度はあまり高くなかった。

エメルソン ほとんど出場機会がなかった。出場した試合でも攻守ともにインパクトが残せなかった。代表クラスの選手だが、プレミアが合わないのかなと思ってしまう。

ジョルジーニョ 中断前までは中心人物であった司令塔。パス1つで緩急をつけてゲームメイク。エイブラハムの裏へ出したスルーパスが強烈に残ってる。そして、PK職人。PKは安心して見れる。予測からのインターセプトでカウンターを防ぐシーンもあったが、カウンターを受けた時に飛び込んで一瞬ではがされるシーンは多くあった。

カンテ 最強ミッドフィルダー。昨シーズンはインサイドハーフでしか見れなかったが、アンカーでのプレーを今シーズンは見れた。アンカーのカンテは化け物。1人で守れますと言わんばかりの刈り取り、守備範囲の広さ。ただ怪我がちなのが心配であり、不安要素。

コバチッチ 前半戦はこの人がキレキレ。後ろからドリブルで前進できる推進力。とにかくはがすのがうまい。待望のゴールも見れた。プレスバックもしっかりしてくれる。ただ不用意なファールを取られがち。守備力次第でここから化ける可能性あり。

マウント ランパードの秘蔵っ子。1番成長した選手。ランパードの贔屓で使われていると思ってたけど、そんなことなかった。守備のスイッチいれるスプリント、オフザボールでのスプリントと運動量も多い。キックの質も高く、負けん気もある。そんでイケメン。CL出場を決めるFKでの得点シーンは大興奮。これからのチェルシーを支えていく選手だと確信。

ギルモア 中断前のエバートン戦のインパクトが半端じゃない。運動量もあるし、視野も広い。インサイドハーフよりアンカーでの方が活躍している印象。ポテンシャルが高く、ここからまた更に期待できる選手。

バークリー 後半になるにつれてよくなっていった。両足蹴れるし、サイドチェンジのボールの質が高い。シュートのパンチ力もピカイチ。自信があるときのプレーは期待できる。これからも頑張ってほしい。

ロフタスチーク ついに中断明けに帰ってきた選手。試合勘を取り戻して、いち早く怪我前のクオリティを取り戻すことを期待したい。

ウィリアン 今シーズンから10番をつけた選手。10番に見合う活躍をしてくれたと思う。攻守ともに活躍してくれた。ゴールを取ることもできる、アシストもできる、ドリブルで持ち上がれる、プレスバックもしてくれる。今シーズンの功労者の1人。2年契約でどうかお願いします。

ペドロ 試合に出場した時のチームへの貢献度が高い。オフザボールの動きはピカイチ。守備への貢献度も非常に高い。もっとゴール見たかったな。

オドイ ドリブル能力が高い。視野も広くなってアシストも増えた。ゴールだけが遠い。決定力がついてくるとものすごく化けそう。

プリシッチ アザールを超えることができる逸材。ドリブル突破もできる、オフザボールの動きもいい、そして、点が取れる。1人で点が取れる。これからのチェルシー攻撃陣を引っ張る中心人物になれる。将来的に10番つけてる姿が見たい。

エイブラハム チームで1番のゴール数。前半戦に大ブレイクしたが、安定して結果を残せず後半は少し自信をなくしたのか失速してしまった。これからチェルシーが強くなるには彼の安定的な活躍は必須。

バチュアイ リーグ戦ではあまり印象がない。マグワイアに金蹴りうけたことしか印象にない。最終的に序列は最下位で来シーズンのチェルシーに居場所はなさそう。

ジルー 完全に惚れた。不遇の時期も腐らずに、1度のチャンスで舞い戻ってきた。ビルドアップがうまくないチェルシーのターゲットマンになれるし、落としの質も高い。得点能力は間違いない。中断以降も大爆発。トッテナム戦のゴールは泣きそうになった。攻撃の中心でワールドクラスのストライカー。来シーズンもよろしく。

個人的MVP

個人的なMVPはアスピリクエタです。精神的にも、プレーの面でもこの若くて粗削りなチームを支えてきたこと。それがこのチームが崩れ切らずに4位という申し分ない結果で終われたのかなと思います。

若手のMVPはマウントです。どんどん成長していき、チームに貢献してくれた。チームに必要な存在になったという点でも素晴らしいシーズンを送れていたように感じました。

来シーズンに向けて

着々と補強をして、素晴らしい選手の加入が決まっていてその選手たちと今いる選手たちの融合が楽しみでしかない。来シーズンは本当に勝負の年になりそう。来シーズン結果を出せたら、チェルシーの時代が訪れる可能性大。

頼むぞ、チェルシー!やろうぜ、チェルシー!

C'mon,Chelsea!!


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