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映画チア部がオススメする「PFFアワード2020」前編 "ぴあフィルムフェスティバル×映画チア部"vol.2


ただいま、ぴあフィルムフェスティバルでは、10/31まで「PFFアワード2020」の作品を配信中!!

これに合わせて、映画チア部では今回の配信作品全17作品を鑑賞!

同年代の若手監督も数多く参加した今回の映画祭、はたして、学生のミニシアター応援団体・映画チア部のメンバーは、どのような感想を抱いたのか??

今回は、その前編として、全17作品の中から8作品をご紹介!!


現在、これらの作品の関西での上映予定はないとのことで、このチャンスを逃すと観ることの出来ない作品も多いかも……。


ぜひ、興味を持った方は、この機会に本編をご覧ください!!



『アスタースクールデイズ』

アスタースクールデイズ

監督:稲田百音/上映時間:38分/★観客賞

「高校」という狭い世界は、高校生にとっては世界の全て。そんな世界で、自分の意志を押さえて、自分のキャラを守ろうと必死な高校生たち。そんな中、ちょっと変わった転校生によって揺れ動く、思春期ならではの繊細な心を見届けます。誰もが経験したことあるような、甘酸っぱい、等身大の青春映画に、共感の嵐でした。登場する、素敵なお花の数々にも注目です!(まっぴぃ・神戸本部)

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『霞姫霊異記(かすみひめりょういき)』

霞姫霊異記

監督:高階 匠/上映時間:57分

旅行先の島で恋人の宮内を土偶に変えられてしまった小林。夢の中で、本当の愛を見つければ、宮内を元に戻すとお告げを受けるのだが…。手に汗握るあらすじのはずなのに、映像や登場人物たちはかなり淡々としている。「本当の愛」という言葉の陳腐さを際立たせるような彼らの言動と、たびたび挟まれるじわりと笑えるシーン、そして、なんともいえない味わいのある土偶を愛でる(本当は怖いもののはずなのだが)、観る者を不思議な感覚に陥らせる作品。(ふじ・京都支部)

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『こちら放送室よりトム少佐へ』

こちら放送室よりトム少佐へ

監督:千阪拓也/上映時間:10分/★エンタテインメント賞(ホリプロ賞)

16mmフィルムを使い撮影された映像が昔の時代の雰囲気を醸し出し、とても良い味を出しています!監督は現在大学生、自分たちと同じ時代に生まれた人がこんな美しい映像を作り出すことに感動しました!放送室で1人ラジオドラマを作る少年が出会った見知らぬ声と、ラストの展開で重なる二つの物語が織りなす淡くて純情な物語。 観終わった後、ちょっぴり切なくなる青春作品です!(ユウキ・神戸本部)

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『頭痛が痛い』

頭痛が痛い

監督:守田悠人/上映時間:131分/★審査員特別賞

心に病みを抱える優等生の女子高生と、ライブ配信に依存する不登校少女。重なるはずのなかった2人の運命が「死」への欲求によって結びつき、退廃的なまでに突き進んでいく「あの世」への逃避行。これまで、分からなかった、いや、分かろうとすらしていなかったのであろう「女子高生の鬱屈とした感情」をまざまざと見せつけられました。窮屈な家庭環境、工事が進む国立競技場、梶井基次郎の『檸檬』。淀んだ空気の中で、死んだように生きる二人の行く末に、私たちは何を想うのか……。(てつ・神戸本部)

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『タヌキ計画』

タヌキ計画

監督:チェ・ユシン/上映時間:41分

まるで現地の人のように外国人に化けることができる違法薬物「TANUKI」。主人公タンヤは、ベトナムから出稼ぎに来日した、いわゆる在日外国人。外国人というだけでひどい差別を受け傷ついた過去により、タンヤは日本人に化けられるTANUKIにだんだんと依存してゆく。しかしTANUKIには次第に母国の記憶、言語を失うという副作用があり、、、TANUKIという薬物は架空ながらも、監督本人の実体験を元にしていると思わざるを得ない多くのリアルな描写に誰もが考えさせられる社会派映画です。(にった・神戸本部)

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『追憶と槌』

追憶と槌

監督:金井啓太/上映時間:8分

冒頭の体当たりシーンからラストのシーンにかけて徐々に日が暮れ、白い雪に映し出された川尻の白黒写真と、夜の闇がコントラストになって情緒的だった。写真と共に当時を振り返ることで、町と一緒にダムの底に沈められた人々の生活や不安、葛藤といった感情に、思いを馳せることを容易にしている。タイトル通り、自らの身体を槌として雪に打ちつける姿は、移転を余儀なくされた人々の複雑な気持ちを代弁しているよう。(なぎに・神戸本部)

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『遠上恵未(24)』

遠上恵未(24)

監督:遠上恵未/上映時間:26分

監督自らが25歳になるまでの10日間を映した作品。24歳の遠上恵末は女優としての代表作品がないこと、そして、アラサーになることに焦り、今の自分をカメラに収めようとする。序盤の淡々とした日常を過ごす女性に自分を投影してしまう人も多いのではないかなと思います。その女性から徐々に自身の撮りたい遠上恵末になっていく様子には一種の狂気を感じました。異質な雰囲気の漂う26分間はなかなか見応えがあります。(まふ・神戸本部)

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『パンク』

パンク

監督:鈴木順也/上映時間:44分

毎日毎日繰り返し続く自転車のパンクと、自転車の持ち主トキオの日常。その少し狂った繰り返しの世界にいつの間にか引き込まれていった。遠いのか近いのか分からない、独特な音で構成されるこの作品。その少し違和感を感じる音が作品の空気感とより一層の不安感を与えてくる。キュルキュルキュル。。。と響く自転車の音はどこかノスタルジックで、でも不快で、すごく好きかもしれない。(あお・神戸本部)

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以上、個性豊かな8作品をご紹介しました!

今回、紹介した作品の数々は、動画配信サイト・DOKUSO映画館uP!!!にて、10/31までの期間限定配信!!

ぜひ、この機会をお見逃しなく!!


次回の後編もお楽しみに~~!!


参考

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執筆:映画チア部 神戸本部・京都支部

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