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アフリカの「いま」から気づいたこと!ー炭火と男らしさー

今月は週末おきにルワンダに行っております🇷🇼
え?オンラインで!
というのも、こういうイベントに参加していました。

アフリカノオトという会社の「オンラインSTART」というプログラムです。

タケダノリヒロさんって方がルワンダについて色々紹介してくれます。(以前ルワンダのオンラインツアーに参加したときのガイドさんです。)

タケダさんにとって、ルワンダ(アフリカ)のことをみんなで知り、それが日々の暮らしにつながることが、仕事の本望のようです。

話を聞いて、正直すぐにはルワンダ→日常には繋げられませんでした。
ただある一点だけは、思い当たる節がありました。そのことに絞ってnoteにまとめることにしました。

それは、炭火でごはんを食べたい!って話です。

ルワンダは、電気やガスといったインフラがまだ満足に整っていません。
だから、料理をするときに炭火を用いるのです。

ただ炭火って手間がかかりますよね。炭のコストもかかる。環境による負荷も。
そして何より健康被害が問題になっています。炭火から出る煙が有害性があり、日本でもほとんど使わなくなりましたよね。

だからルワンダ政府も炭火を使わないように政策を進めているようです。国際協力もその方向性。

しかしそれに疑いをもつルワンダの人々もいるのです
とあるルワンダの女性(母親)は炭火で食べるごはんがいいとのこと。炭火で作る料理を子どもに食べさせたい。どんなに手間がかかっても。その分他に費やすことができたとしても。

ガスで作る料理も美味しいはずです。でも炭火が良いと。

それを尊重することも大切だとタケダさんはおっしゃっていました。たとえ有害性があり歯がゆい気持ちはあっても。


ここからは、私のまわりの話になります。
先日紹介したNetflixの「新聞記者」を全エピソードを見終わりました。

その中の登場人物が自殺をしてしまうのですが、死ぬ直前のシーンで「僕は立派な夫でいたかった」と頭を叩きながら泣き叫ぶところがあります。

このシーンが私の一番印象に残るシーンでした。

社会から、同じ官僚から、家庭を守り尊敬されるような「男」を要求される世の中。そこを無視できれば、死は選ばなかったかもしれません。

私はそこをスルーできているので、なんとか生きてnoteを書いております。

しかし、そういった男らしさからの解放や無視を誰もが望むわけではありません。
そのシーンもそこから解放を促すというよりも、その男性に共感や感情移入するためのシーンに見えました。

近年そういったホモソーシャル、男らしさが有害であると見方もされてきました。変えていこうという動きも。

しかし、日本は「男らしさ」を求めて達成する、反対に求めて散ることを美学や摂理として見なす傾向が根強いです。

そうなんです。みんな炭火でごはんを作りたいのです。

たとえ、めんどくさくても、他に代替となるものがあっても、有害だと認識していても、それに押し潰される人が他にいると分かっていても。

私自身そんな男性価値観「男らしさ」に苦しみ、また苦しむ友人の姿をみてきました。
変えていきたいと思っていました。
しかし、友人は私とは違い、その「男らしさ」を求めるのはやめませんでした。

もう一点私の経験談を話します。
パートナーのことを「嫁」とSNS上で話す大学の先輩に、先輩家父長制っすねとコメントしたときがあります。
すると、これは文化だ、そうやってレッテル貼りするのは大人としてカッコ悪いで、とお叱りを受けました。

しんどくても炭火でごはんが食べたい、男らしく昭和のような対人関係を維持したい、そういった気持ちを汲み取ることも幸せのひとつかもしれません。
長い目でみれば、悲惨なことが起こるとしても。




バンド経験もあり、爽やかさを強みとしているタケダさん主催の「オンラインSTART」!
今度の1/23日曜日は、いよいよルワンダ街歩き🇷🇼!!


ルワンダ首都キガリは丘のなかにあって、タケダさんの家からちょいちょい見える景色が素敵過ぎて✨(この記事のウォール画像はそのキガリの風景です。)
晴れるといいな☀️
まだチケット買えるので、本当おすすめです!
18:00〜なので、昼間お出かけの人も参加できる!またzoomなので、どこからでも参加できます!🌙


多文化、そして多文化を経験しているタケダさんから話を聞いたからこそ、このnoteを書くくらい考えることができました。
意見が整理され、視野が一段と広がります。このプログラムに参加しなかったら、新聞記者を観てこの視点は得られなかったかもしれません。

そういえば最近、たとえオンラインでも異文化コミュニケーションになるという本を読みました。

色んな人との出会い、色んな文化との出会い、大切にしたいです。


執筆者、ハイサイ・オ・ジサン


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